パチンコのマルハンの貼り紙の評判は?子供の置き去りでガラス破壊は違法?ギャンブル依存症という真相・本質について考えよう。

パチンコのマルハンの貼り紙の評判は?子供の置き去りでガラス破壊は違法?ギャンブル依存症という真相・本質について考えよう。

マルハンで貼っているちょっと過激な張り紙

 

 

パチンコ店「マルハン」では、子供を車内放置していて意識が無いような場合、窓ガラスを割って救出するという貼り紙を貼っています。

その張り紙が過激でもあり、当然という意見もあり、賛否両論でSNSで沸いています。

その一部をのぞいてみましょう。

 

 

 

ガラスを割った事例はまだないものの、車内放置を従業員が発見した案件は昨年だけで80件以上

 

パチンコに来た親が自動車の車内に子供を放置し死んでしまう痛ましい事件が相次いだため、従業員が巡回を行っているそうです。

その結果、2017年だけで80件以上を発見、店内の親へ連絡するなどの措置を取ったということです。

夏場の車内は60度に達すると言われており、小さな子供にとっては致命傷になります。

 

対策なし(黒)の車内温度が一番高く推移していたが、サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない。
また、エアコン作動車では、温度の上昇は防げるが、エンジンをかけたままだと、誤操作で車が動いたり、燃料切れでエンジンが止まってしまう可能性がある。排ガス等の環境面にも問題がある。

出典:JAF

 

幼い子供は鍵がかけられた自動車から自分で出る方法がわかりません。

3歳くらいである程度理解力があるとしても、「勝手に外に出てはだめ」と親に言われていたために出なかったという事例さえあります。

あまりにも残酷な結果が待っています。

 

 

親が自発的に無茶なギャンブルをやめたのではなく、企業努力として減らしていたという事実に驚きがありますし、残念な気持ちがありますね。

ツイッターでの反応も、おおむねガラスを割る行為は妥当とする好意的な意見が多いようですね。

自動車のガラスを割る行為は、通常は器物損壊罪になります。

割った破片で同乗者が怪我をすれば、過失傷害罪、傷害罪に問われます。

しかし、このように子供を救うためやむを得ず割る場合は、「緊急避難」としてやむを得ないとみなされ、犯罪にはなりません。当然、民事でも損害賠償の対象にはなりません。

子供を放置した親の責任として、自費で修理をしなければいけません。

マルハンの行動は法律に照らして適当だとは思います。

それ以前に、放置したことを十分に反省してもらわなければいけませんけどね。

 

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車内に子供を置き去りにする事情

 

 

風営法で子供を店内に連れていけないと決まっていることが大きいです。

子供を煙草の副流煙や誘拐、行方不明など様々なリスクから守るためなので、これはやむを得ない措置と言えます。

それでも子供が小さいなどの理由で連れてきてしまう場合に、自動車に置き去りにせざるを得ない。

それが置き去りにする表面上の理由です。

 

パチンコ、パチスロの会社によっては、子供連れの場合にパチンコ店へ入れないという取り組みをしている場合もあるそうですが、この取り組みはまだあまり進んでいないようです。

自動車に乗せて店内に入ったことを逐一確認することが難しいという問題があるからでしょう。

入口で「子供は連れてきていますか?」と確認をしても、どうしてもパチンコをしたい親は「いません」と嘘をついてしまうので、それでは効果が薄いのではということも察しがつきます。

マルハンのとっている巡回という対策は、こうしたことからの「苦肉の策」とも言えそうです。

 

当然ながら、「パチンコ禁止にすればよい」という、「パチンコ不要論」も一定数あります。

そういった意見の半数は差別的な感情が含まれているように見受けられますが、僕は差別や政治的な問題とは全く関係なく「パチンコ・パチスロ禁止」に賛同できる部分があります。

その理由は次の項でお話したいと思います。

 

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パチンコの歴史

 

 

パチンコの歴史は古く、特に景品を交換するギャンブル性の高いものになったのは1930年代と言われています。

名古屋で日本初のパチンコ店が営業許可を取得して営業を開始したのが、パチンコ店の始まりです。

その前にもスマートボールのような原型となるゲームはありましたが、換金、景品交換をともなうパチンコ専門店はこれが初めてでした。

戦後、娯楽に飢えた大衆に、パチンコは受け入れられていきました。

今のように娯楽が少ない時代、プロレスや野球も大衆を大いに沸かせる娯楽でしたが、その中にパチンコも入り込んでいったんですね。

 

仕事や勉学の余暇にする遊びや楽しみ。また、楽しませること。

出典:コトバンク

 

このように、娯楽の本来の意味では、純粋に余暇を楽しむことそのものを言います。

決して、「お金や対価を得るもの」では無いんです。

 

なぜ戦後に、対価を得るパチンコが娯楽として受け入れられたのかを考えてみると、以下のような理由が考えられます。

  • 労働者にとってのストレス発散
  • 低賃金のため一発逆転の唯一のチャンス
  • 趣味とするものが少なく「趣味=パチンコ」が時代背景的に受け入れられた

 

戦後は低賃金で働く上に、趣味と言えるものも無い時代。

コネも才能も無く、どう努力したら成り上がれるかもわからない大衆にとって、ギャンブルだけが唯一の一発逆転のチャンスと思っても不思議では無いでしょう。

麻雀の人気漫画「アカギ」も1958年以降が舞台になっており、あらゆるギャンブルに命すら賭けて挑んでいくストーリーでした。

漫画として誇張している部分はありますが、時代背景としてギャンブルがどのように容認されていたかは十分に理解することができます。

そこまでギャンブルをすることの「悪影響」が見えていなかった時代、世間の批判も少なかったし、「趣味といえばパチンコか麻雀だよ」なんて軽く言えたわけですよね。

 

そうした過去と比較して、現代は風営法の適用もあるし、「ギャンブル依存症」の患者を生む巣窟と言われているため、パチンコ・パチスロに対して規制、風当たりが強くなってきています。

それに、パチンコに代わる娯楽に溢れかえっています。

スポーツ、写真、旅行、ドライブ。

カネが無くてもできることはいくらでも思いつきます。

娯楽・趣味として、もうパチンコの「役割」が終わっているのではないでしょうか?

これが、僕がパチンコ・パチスロが不要だと思う最大の理由です。

 

それでは、そうした役割の終わったはずの娯楽へ、子供を連れてきて、自動車に置き去りにしてでもやってくる感覚はなんなのでしょうか?

 

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ギャンブル依存症とは?

 

 

このパチンコ・パチスロ、及び競馬や麻雀といった「金銭や景品の対価が得られるギャンブル」にどっぷりとはまってしまうことを「ギャンブル依存症」と言います。

子供を置き去りにしてしまう本質はこの依存症にあります

 

薬物なども含めて広義の依存症は、「物質依存」「関係依存」「過程(プロセス)依存」に分類されると言います。

その中でもギャンブル依存症(パチンコ依存)は「過程(プロセス)依存」に該当します。

ギャンブルに依存化していくのはこういった理由が考えられます。

 

  • 気楽に入れる店内(場内)、出入り無料、トイレは使い放題という敷居の低さ
  • 対価として景品、金銭が手に入る。
  • 地方は近所に娯楽施設が無く大きなパチンコホールが娯楽施設として受け入れられている実情。
  • 子育てのストレス、仕事で人間関係へのイライラは「人間と関わりたくない」という逃避行動

 

特に地方の娯楽施設が少なく、パチンコくらいしか無いという事情は、パチンコ店がその状況を逆手にとって出店しているというマーケティングの問題が大きいのではないでしょうか。

都心では娯楽が溢れていて、駐車場を含めた土地代も高く、競合店も多い。

あえて地方の閑散とした国道沿いに作るのは、そこにカネのにおいがあるからに相違ありません。

 

また、パチンコはパチンコ台と向き合っていればよく、人間から離れられるという側面があります。

人間関係が苦手、煩わしいというひとほど、のめりこみやすい傾向があるようです。

 

それでは、「ギャンブル依存症」とは具体的にはどういう状態の場合をさすのでしょうか。

既に世界的な学会で報告されているギャンブル依存症のチェックシートがあります。

まずはその原文直訳をお読みください。

難しくわからない場合も、その下に意訳版をつけましたので、そちらをお読みくださいね。

 

『世界認定のギャンブル依存症チェックシート』

A.臨床的に意味のある機能障害または苦痛を引き起こすに至る持続的かつ反復性の問題賭博行動で、その人が過去12ヵ月間に以下のうち4つ(またはそれ以上)を示している。
(1)興奮を得たいがために、掛け金の額を増やして賭博をする欲求
(2)賭博をするのを中断したり、または中止したりすると落ち着かなくなる、またはいらだつ
(3)賭博をするのを制限する、減らす、または中止するなどの努力を繰り返し成功しなかったことがある
(4)しばしば賭博に心を奪われている(例:次の賭けの計画を立てること、賭博をするための金銭を得る方法を考えること、を絶えず考えている)
(5)苦痛の気分(例:無気力、罪悪感、不安、抑うつ)のときに、賭博をすることが多い
(6)賭博で金をすった後、別の日にそれを取り戻しに帰ってくることが多い(失った金を“深追いする”)
(7)賭博へののめり込みを隠すために、嘘をつく
(8)賭博のために、重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある
(9)賭博によって引き起こされた絶望的な経済状況を免れるために、他人に金を出してくれるよう頼む

出典:DSM-IV精神疾患の分類と診断の手引き/アメリカ精神医学会より

 

出典させていただいた文献はこちらになります。

もし興味があれば評価欄だけでものぞいてみてください。

 

以下は、意味を残しつつ表現を簡単にしてみたものですので、こちらもお読みいただければと思います。

例はあくまで例ですので、このほかにも思い当たるふしがあれば当てはまると思ってください。

 

(1)ギャンブルで勝ったときの興奮を思い出して、ついお金を投資してしまう欲求が抑えられない。

  例)初めての競馬で大勝ちして以来、毎週競馬場に通っている。

(2)ギャンブルを中断すると落ち着かなくなったり、苛立つ。

  例)パチンコの途中で仕事で呼び出され中断したが気になって仕事に集中できない。

(3)ギャンブルの回数を減らす努力をしても続かなかった経験がある。

  例)家族とパチンコを減らす約束して我慢したが、しばらくしたらまた通い始めた。

(4)ギャンブルのことがすぐに頭の中に思い浮かぶ。
   ギャンブルでどう稼ぐかを考えることが好きで仕方ない。

  例)仕事中も寝る前も、来週の競馬で大勝ちすることばかりが頭に思い浮かぶ。

(5)無気力や不安、うつ状態のときに無性にギャンブルをしたくなる。

  例)会社を辞めたり、うつで会社を休職しているにも関わらず大人しくせずパチンコをしに行ってしまう。

(6)ギャンブルで負けても、負けたお金をギャンブルで取り戻せると思っている。

  例)競馬で大負けしても、パチスロで取り返せると豪語している。

(7)ギャンブル依存を他人に疑われたときに、色々嘘や言い訳をして否定する。

  例)家族を差し置いて競馬に行っていることを親族に咎められても、許可されていると嘘をつく。

(8)ギャンブルのために約束を破ったり、仕事を休んだり、職を失ったことがある。

  例)営業の合間にパチンコをしていたことがバレてクビになった。

(9)ギャンブルのために借金をしたことがある。

  例)ギャンブルで生活が苦しくなり生活費を親や友人にせびった。

 

このチェックシートでは、目安として以下のように分類されています。

  • 0~3項目にあてはまる:依存症とはいえません。
  • 4〜5 項目にあてはまる:軽度の依存症かもしれません。
  • 6〜7 項目にあてはまる:少し重い依存症かもしれません。 
  • 8〜9 項目にあてはまる:重度の依存症かもしれません。 

 

この評価は絶対的なものではありませんが、もし4項目以上に当てはまる場合は、自覚してやめる努力がいるのではないでしょうか。

また、6項目以上に当てはまる場合は、ギャンブル依存症外来へ受診するなど、他者の助けを求めた方がよいかもしれません。

 

ギャンブル依存症は、病気です

まずはそのことを自覚することから始めてください。

 

以下はギャンブル依存症外来がある病院の一部です。

病院なびでは全国の病院から検索できるので活用してみてください。

 

菊陽病院

http://www.kikuyouhp.jp/disease/gambling.html

大石クリニック

http://www.ohishi-clinic.or.jp/sono_gya.html

病院なび 

依存症(薬物,ギャンブル,買い物など)の治療が可能な病院 – 病院・医院・薬局情報

https://byoinnavi.jp/q05

 

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まとめ

 

出典:www.majan-king.com

 

同じギャンブルでも、麻雀は知能性が強く、老化防止などに再認識されています。

競馬や競艇、オートレースは、お金を掛けなくても観戦するだけで楽しめるデートスポットとして再認識されています。

では、パチンコ、パチスロはどうでしょうか?

ゲーム性、知能性は極めて低く、盤面を眺めて運任せの要素が強いです。

パチスロは目押しといって回転ドラムを識別して止める技術もありますが、それは知能ではなく動体視力や反射神経といった肉体の問題であって、知能の発達、老化防止への貢献は低いと言わざるをえません。

カップルで眺めていても何も楽しくも無いですしね。

今回のマルハンの取り組みは、苦肉の策とはいえ、好意的に受け取られています。

でも、そもそも娯楽の少ない地域に多数出店して、ギャンブル依存症の客を生み、子供を連れて来させている原因の一端を作っているという事実に気づかなければいけないのではないでしょうか。

 

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