娘のひかりちゃんで授乳フォトの櫨畑敦子。選択的シングルマザーは推奨しない。非婚出産の裏側で井口翔平さんは結婚もできず遺伝子お父さんに収まる。

娘のひかりちゃんで授乳フォトの櫨畑敦子。選択的シングルマザーは推奨しない。非婚出産の裏側で井口翔平さんは結婚もできず遺伝子お父さんに収まる。

櫨畑敦子さんの生き方

 

出典:ハフポスト

 

いま「選択的シングルマザー」を選んだある女性が注目を集めています。

櫨畑敦子(はじはたあつこ)さんという方です。

結婚を自らの意思で結婚しない「非婚」の状態で、出産、子育てをするという生き方です。

 

2017年9月に第一子を出産し、渋谷で授乳をしている「授乳フォト」をフェイスブックに投稿したことでも、マスメディアが取り上げて有名になった方です。

この時のメッセージ「授乳は赤ちゃんの食事なのに、どうして隠す必要があるの?」は、当たり前といえば当たり前なんですが、わざわざ我が子を交差点のど真ん中にさらし者にして危険も伴うわけで、ネットは結構荒れていたのを覚えています。

「炎上狙いだろう」とも言われていましたね。

 

 

子供が好きで、保育や学習支援に携わっていましたが、27歳で子供が欲しいと思いました。

でも付き合ってきた男性が暴力的だったり、依存症が強かったりした経験から結婚はせず、子供だけを欲しいと思いました。

子供は産みたいという相談を友人にするうちに「みんなで子育てをしたい」という想いにも目覚めたようです。

彼女はその後、子供だけを産ませてくれる男性を探し、出産します。

出産後は、大阪の長屋で友人たちと一緒に子供を育てる生活を送られています。

彼女のブログ(フェイスブック)には、以下のような「告白文」が掲載されています。

 

櫨畑敦子さんのフェイスブック

 

イラストがついた手書きのもので12枚に及び、なぜ結婚をしないかについて説明してくれています。

その中で概要が分かる程度に割愛をして掲載させていただきます。

 

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わたしが「ふつうに結婚」を選ぶことかできない理由

わたしは「カップル(2人組)でいることが年々苦手になってきました。
2人組だとケンカに勝ち負けがついたり、どちらが正しいか、正しくないかで争ったり、相手のキゲンを伺っておびえたりして心が疲れてしまうことが多くなったからです。

(中略)

「ふつうに結婚を」を「やっている人」はスゴイ!!と思う
「アタリマエ」ってやってることらしいけど、会社も3年勤続できないわたしからすると…雲の上の存在!!

(中略)

だから余計に、カップルでやっていくよりももっと周りの人をまきこんで多くの人と家族みたいになっていくことを望むようになった

(中略)

なかよしの友達は大勢いてその人たちとなかよししながら、家族みたいにして暮らしていきたいと思ってる。
みんなでごはんを食べたりするのはとても幸せ。

思い返せばわたしたちは小さな頃から競争している。

(中略)

強い力で、そういう風に「仕向けられている」様に感じる。

結婚がマラソンだったとして「早くゴールしたもん勝ち」とか「急いでゴールしなくちゃ…」とか思わされているのならば「ゴールできない人」が現れたり「ゴールで失格になる」人が現れたりするような競技ならばわたしは参加したくないし、ゴールもしたくない。

そう考えるようになった。

結婚って国に対して「届」を出す訳だけどそういうことしなくても人は一緒にいられるはずで。

そういった「届」を出したからといって人の心は鎖でしばることはできない。

(中略)

「結婚」と「就職」はある世代の人によって語られる時わたしは同じ印象を受ける。

・〇〇したら一人前
・〇〇できなかったら負け
・よい〇〇じゃないと認めない
・早いもの勝ち
・やめたらダメぜったい!!

だからみんな結構ガマンするよね。

私は扶養の義務、同居の義務、みたいなのをその届によって「負わされる」のも、何かあった時に2人の意図しない形で裁きの対象になるのも今は難しいし、選べないと思う。

「いま、ここ」を誓うことや、小さな約束を積み重ねることぐらいがわたしには、しっくりくるのです。。。

出典:note(櫨畑敦子)

 

これを読んで、彼女が結婚を選ばない理由は、誰かと一緒にいないといけないという嫌なことを強制されたくない、自分の生き方は自分で決める、という決意なんだと思いました。

特に以下の部分には共感できるところがありました。

 

「結婚」と「就職」はある世代の人によって語られる時わたしは同じ印象を受ける。

・〇〇したら一人前
・〇〇できなかったら負け
・よい〇〇じゃないと認めない
・早いもの勝ち
・やめたらダメぜったい!!

だからみんな結構ガマンするよね。

 

かつて、学校を卒業したら当たり前のように就職をして、そこで「誰かよりできないと脱落」という相対評価(個人:組織で成果をはかる)の世界に放り込まれる時代が続きました。

最近では大分「絶対評価」(個人:仕事で成果をはかる)になってきたと思いますが、相対評価の世界では、どんなに頑張っても組織の中の自分がどの位置かでしか認められません。

絶対評価のように、その人の個性や能力に応じた役割と成果で判断をしてもらえないため、人によっては能力以上の頑張りが要求されるし、その為に病んでしまうこともあります。

結婚も個人がしたいようには選ばせてもらえず、「しているか」「していないか」で周囲からの評価が決まってしまう

そして結婚をすると「届」で縛られて身動きが取れない

敦子さんは「女はこういうもの」という縛りに強制された人生を歩まないで、自分で選びたいということを述べられているのだろうと思いました。

この点から、彼女の「結婚をしない理由」については理解できるものがありました。

ただ、彼女が「子供を授かる」「ひとりで育てる」という過程と考え方には、僕には違和感のある部分がありました。

次項からそのことについて書いていきますね。

 

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櫨畑敦子さんが出産するまで

 

出典:HUFFPOST

 

「ザ・ノンフィクション」という番組で、櫨畑敦子さんと精子提供をした翔平さんの複雑な関係について取材をされていました。

子供だけを授かりた考えていた当時、敦子さんの主張はこうしたものでした。

 

  • 男女が一生一緒にいること自体難しい
  • 子供は欲しい

 

敦子さんは、自分の考えを貫くため、出産だけをさせてもらえる男性を探し求めました

身近なひとに声を掛け、出産したいと言うとだいたい「お断りします」と言われました。

当然と言えば、当然ですよね。

まず怪しいと思うだろうし、出産後に金銭の要求があったらどうしようとか、いろいろと懸念することは多いはずです。

そこで人工授精、契約結婚、お見合いといった方法でなんとか子供だけを授かろうとしましたが、いずれも失敗に終わりました。

そんなある日、ライブで知り合って一目惚れした井口翔平さんが協力者になってくれました。

彼は東京で暮らし、日雇いの仕事をしながらプロカメラマンを目指しています。

敦子さんは「認知は求めない」「養育費はいらない」「同居はしない」という条件を提示して、自分が子供だけが欲しいと伝えました。

彼も自分の作品で賞をとるまでは独身を貫くつもりでいたため、「結婚をしないで良い」という点で利害が一致していたのかもしれません。

敦子さんと翔平さんは関係を持ち、妊娠しました。

子供はひかりちゃんと名付けられました。

敦子さんは子育てを大阪の長屋で行うことになりました。

 

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大阪の長屋での暮らし

 

出典:HUFFPOST

 

ひかりちゃんと大阪の長屋に暮らし始めてから、空き部屋ができるたびに友人が引っ越してきて、全員で子育てに参加するようになっていったそうです。

まさに敦子さんが抱いていた「みんなで子育てをしたい」が実現していったわけです。

沐浴大臣、おむつ大臣、ごはん大臣、スポーツ大臣のように役割を決めて、共同育児をしています。

ごはんもなるべく皆で揃って食べています。

ごはん大臣を務める年配の女性は、

 

「わたしらの時代にはありえへん。ハンコを押したばっかりに縛られて40年」
「うらやましい」

 

と言います。

こうした敦子さんの生き方に賛同し、協力してくれる人たちに支えられて彼女の生活は成り立っているようでした。

 

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翔平さんと敦子さんの気持ちに変化が

 

出典:HUFFPOST

 

出産後、敦子さんと翔平さんは大阪と東京で別々に暮らしながらも、連絡は取り合っていました。

敦子さんが東京の友人たちにひかりちゃんをお披露目しに、東京へやってきました。

そこで翔平さんはひかりちゃんを初めて抱っこし、気持ちに変化が表れました。

それまで子供がかわいいとは思ていなかったそうですが、ひかりちゃんの成長過程をみてみたい、これからも会いたいと思ったようです。

「父性」の本能が目覚めたのかもしれません。

ここに単純に精子だけを提供すればいい、という甘い考えを抱いているひとの落とし穴があります。

こういうことが起こらないよう、精子バンクなど公的なものは、提供した相手の素性は普通は明かしません。

 

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敦子さんは、東京にいる間、翔平さんとひかりちゃんと、毎日3人で暮らしていました。

その間に翔平さんは、積極的に子育てを手伝っていました。

敦子さんは、ひかりちゃんを可愛がる翔平さんに愛しさを募らせるようになっていたようです。

敦子さんは、翔平さんに大阪へ越してきて、ひかりちゃんの世話をしながら近くで暮らそうと誘いました。

それまでお互いの利害が一致してバラバラに暮らしていたはずなので、翔平さんは悩み、回答を保留しました。

 

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2人の出した結論

 

出典:lovegraph

 

翔平さんは大阪で暮らすことを断りました。

東京でカメラマンになる夢を捨てられないため、という理由でしたが、もう一つ大きな理由がありました。

 

翔平さんは結婚して子供を育てる生活も悪く無いと思い始め、揺れていました。

もし結婚できるなら、夢を諦めて大阪で暮らしても良いと考え始めていたようです。

 

敦子さんは結婚はわからないと言いました。

翔平さんの返事次第では、大阪で一緒に生活をするのかもしれないと覚悟をしていたそうです。

ただ、結婚して2人になってしまうと、喧嘩になったりするのが怖かったと言います。

 

結局、2人がそばで生活をすることは「結婚するかしないか」という一点で叶いませんでした

 

それでもひかりちゃんには会いたいという翔平さんに対して、敦子さんは父親の役割として以下の4つを書き出します。

  • あっちゃん(敦子さん)のパートナー
  • ひかりちゃんのお父さん
  • 遺伝子お父さん
  • 戸籍上のお父さん

敦子さんは「あっちゃんのパートナー」「ひかりちゃんのお父さん」を希望します。

つまり非婚であればずっと一緒にいて欲しいという気持ちです。

翔平さんはどちらでも無いと言いました。

そこで2人の結論はこうなりました。

  • 翔平さんは遺伝子お父さん
  • 翔平さんはひかりちゃんに会いたいときに会う

 

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2人の主張で違和感があったこと

 

 

番組を観ていると、2人のとっている行動には随所に突っ込みどころがありました。

僕が感じた違和感についてここから書いていきます。

 

翔平さんが関係を持つ動機に矛盾?

翔平さんは子供のころに両親が離婚し、いつもそばにいてくれる父親にいて欲しかったそうです。

母親が彼氏を連れてくるたびに可愛がってくれましたが、すぐに居なくなってしまうので寂しかったと語ります。

では、なぜ関係を持つ前に、産まれてくる子にお父さんがいなくてもいいと思えたのでしょうか?

本人もその結果には後悔をしているようでしたが、そういう行動がかなり「軽率」な気がしてなりません。

どうして敦子さんから子供だけが欲しいと頼まれたときに、自分の幼少期の父親がいなくて寂しかった思い出を語らなかったのでしょうか。

例えば「長屋でみんなで育てるつもり」と諭されても、その時点では実現できたかわからないし、「長屋」は彼が一番欲したはずの父親ではないんです。

その想いをきちんと語っていれば、敦子さんも「この人ではないな」と思ったのではないでしょうか。

もしそれを語ったうえで関係をもったとしたら、それはそれでおかしいですよね。

 

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翔平さんは結構、いい加減かな?

翔平さんには東京で彼女が出来ていましたが、敦子さんはそのことを「裏切り」といいました。

敦子さんも付き合っていないと認めていたのに、です。

敦子さんと話し合う中で、「今現在その女性と結婚したいとは思っていないし、そうなりたいと今後も思わないだろう」と言いました。

2人は実際付き合っていなかったので、付き合うこと自体は良いとしても、彼の言い分はその彼女にはずいぶん失礼な話です。

その女性は自宅で一緒に料理を作ったり、旅行の約束もしたりと、かなりの本気度が伺えます。

翔平さんが子供に会いたいと感じたとしても、敦子さんから「裏切り」と言われて、ころころと気持ちを変える翔平さんはいい加減ですね

関係を持つ動機も含め、これだけいい加減だと、実際結婚をしたところで、ちゃんと面倒を見切れるのか不安になりますね

 

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敦子さんは身勝手?

翔平さんには、東京で付き合っている彼女が出来ていました。

敦子さんは東京の翔平さんの部屋にいるときに気づき、「裏切り」だとショックをうけて部屋を飛び出します。

翔平さんにしてみれば「これは浮気なのか?」「彼女を傷つけたのかな…」とわからなくなってしまいました。

敦子さんは、出産後に子守りをする翔平さんをみて、翔平さんに恋愛感情をもったといいます。

しかしながら、この感情、行動は随分勝手ではないでしょうか。

お互いにそういう関係のひとができたら打ち明けようと話していたとは言いますが、2人は「付き合っていなかった」のです。

「いったいなにさま?」というところです

敦子さんも付き合っているとは考えていなかったことは、以下の記事でも語られていました。

 

それでも、検診で一緒にエコーを見たり、だんだんとお腹が大きくなってくるのを間近で見守ってくれてはいました。彼とは交際関係ではないのですが、今もときどき会っていますね

出典:HUFFPOST

 

翔平さんの複雑な気持ちを考えず「裏切り」と言えるのは、どうも自分のしたいように物事を考えてしまうひとなのかな?と思えてしまいます。

でも、よくよく考えればわかりますが、彼女がしていることはそもそもが身勝手なことばかりです。

自分が何をしたいかに絞り込んで、周囲がなんと言おうとやり通す。

それは夢の実現と言えば聴こえはいいですが、ひとを巻き込んだ時には身勝手さが前面にでるし、何かしら迷惑を掛けているものです。

長屋で友人たちの賛同を得て子育てを共同で行うという夢を実現しますが、そこに至るまでは、母親に断絶されていたし、翔平さんを振り回しているわけです。

 

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まとめ

 

出典:HUFFPOST

 

僕は櫨畑敦子さんの選択を否定はしません。

「非婚」という視点は共感できる部分です。

「選択的シングルマザー」というのもこれからの生き方のひとつでしょう。

でもこの記事では、2人の矛盾点について辛口なことを書きました。

僕は誰の味方をするのか?と問われれば、「産まれてくる子供」と即答します

女性が子供を出産したいと願う気持ちは理解できます。

でも、女性が独りで育てるには、今の日本では社会がまだまだ制度が整っていません

それに人の考え方も成熟してはいません

女性が務める職場がよっぽど理解があり、制度が整っていなければ、低賃金や残業で家庭不和や貧困に陥ってしまう場合が多いです。

学歴や職歴がなければ、出産後の職場も3Kのようなところに限られてしまうことが多いのが現実です。

 

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別の記事でも書いたことがありますが、僕の友人が以前付き合っていた女性は離婚したシングルマザーで、介護の仕事を転々としています。

子育てに専念する環境もなく、親子関係は良いとはいえないものになってしまいました。

産まれてくる子供にとって、家庭不和や貧困に陥る可能性が高いのに「選択的シングルマザー」を手放しで推奨することはできません。

彼女は同じように非婚出産をした先輩方がいて、以下のようにたくましく生きることを学んだようです。

 

ごはんがなければ給食センターにもらいに行って、ビラ撒いて保育者を募集して、足りないものがあれば近所の人に分けてもらう。そうやって生き延びてきた人のサバイバル術みたいなものには感動しました。お金なくても、こんだけ人おるねんから、友だちさえいてたらどうにかなるやろ、と。

出典:HUFFPOST

 

敦子さんの「みんなで子育てをしたい」という希望は、彼女の行動力と、周囲の仲間に支えられて実現しています

しかし、多くの女性が彼女と同じように行動できるでしょうか?

沢山の友人に協力を仰げる環境を持っているでしょうか?

非婚ではなく、離婚して子育てをするひとも「独りで育てる」という立場は同じですが、同じように行動できるのでしょうか?

敦子さんのようにうまくことが進むのは稀ではないでしょうか?

敦子さんは周囲の彼女を叩くひとに対してこう話します。

 

「無責任だ」「子供がかわいそう」とかってネット上で叩いてる人もいるみたいですけど、結局親としての責任を持って育てているので、目の前で人が困っていても手も貸さない誰かに文句を言われてもあんまり気にしていないんです。

出典:HUFFPOST

 

確かに責任を持って育てていることは立派です。

彼女に関してはかなりうまくやれている方だと思います。

でも成功例としてマスメディアが持ち上げるのはやめた方が良いのではないでしょうか?

敦子さん自身も記事でこのように断っていました。

 

そうですね。なので、「このかたちが良い」と推すつもりも、「非婚出産」をブームにしたいわけでもないんです。

出典:HUFFPOST

 

「非婚出産」はまだまだ障壁が多いです。

「私も同じような生き方を選ぼう」とうかつに考えないで欲しいです。

離婚後のシングルマザーと同じ境遇に置かれることを念頭に置くべきです。

「友人たちが助けてくれる」という成功例はかなり広い交友関係を築けるひとが前提です。

自分の学歴、キャリア、資格を見返し、国の制度でどこまで援助してもらえるかを冷静に考えてから、覚悟を持って行動に移してください。

また、非婚出産で産まれた子供が成長したときに、遺伝子お父さんを説明できるのなら。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

関連記事を紹介させていただきます。

記事内で書いた、シングルマザーの友人の元彼女について「まとめ」で触れている記事になります。

興味があればあわせて読んでみてください。

 

介護士の不足は介護職が過酷で収入が低いから?インドネシア、フィリピン、ベトナムに頼るしか無い?介護美容師は救世主となるのか?最新の実情。

 

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