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小島容疑者の身上書と彼の残したメモに闇がみえた。幼少期は自閉症で人気者?仕事せず資格魔?新幹線の無差別殺人は育児放棄と無理解から始まっていた。

小島容疑者の身上書と彼の残したメモに闇がみえた。幼少期は自閉症で人気者?仕事せず資格魔?新幹線の無差別殺人は育児放棄と無理解から始まっていた。

小島容疑者の「誰でもよかった」という犯行とは?

 

出典:モーニングショー

 

2018年6月9日、午後9:23に最終列車であるのぞみ265号で行われた凶行。

事件の概要については、こちらの記事で書いていますのでお読みください。

 

東海道新幹線でナタによる無差別殺人が発生。犯人は22歳の小島一朗容疑者。勇敢に立ち向かわれた梅田耕太郎さんにご冥福をお祈り申し上げます。

 

小島容疑者は刃渡り30センチのナタを準備して新幹線に乗り込んでいました。

警察の取り調べに、

 

「むしゃくしゃしてやった 誰でもよかった」

 

と供述しています。

この供述はつい最近にも聞いたことがあります。

2018年5月17日に起きた、インターネットカフェでの殺傷事件でも、犯人の22歳の男性は

 

「誰でもいいから刺そうと思った」

 

と言っていました。

この「むしゃくしゃして」「誰でもいいから刺したい」という感情と、自殺・自死の感情には、大きな違いがあります。

この感情は、自分が死んで終わりにしたいという方向には向いておらず、とにかく溜まりに溜まったストレス、フラストレーションがパーンと弾けて、歯止めが効かなくなっている状態だろうと推測されます。

小島容疑者もかなり自己否定が強く、死にたいと口走っていたようですが、本心から自殺を選ぶ人は刃を外に向けようとは思いません。

自殺を選ぶひとは、どうしたら自分を確実に殺して、苦痛から逃れられるかを最優先に考えます。

 

電車へ飛び込む人身事故を考えていただくと分かりやすいと思います。

鉄道会社や乗客に多大な迷惑を掛けますが、痛みを感じる間もなく死ねそうです。

その時、乗客への迷惑のことなど考えていません。

つまり、他人へ迷惑を掛ける、他人を傷つけるという意識が欠落しているわけです。

 

小島容疑者はわざわざ30センチのナタを購入(取り寄せ?)してまで犯行に及んでいることは、自分でも説明のつかないほどに冷静で、意図があったとしか考えられません。

ツイッターでも冷静な部分があったことについて述べられています。

 

この心の闇を知るには、まずは小島容疑者を知っていただく必要があります。

 

 

小島容疑者とは?

 

出典:朝日新聞デジタル

 

名前は小島一朗、年齢は22歳です。

出身は愛知県一宮市。

幼いことから両親を困らせるような行動が多く、両親から育児放棄に近い状況があったようです。

2017年に小島容疑者の親類によって作られていた身上書があります。

恐らく家出などの問題行動が多く、警察や児童相談所の指導のもので作成されたものと思われます。

それによると、

 

5歳 両親の育児放棄で祖母が面倒をみたがトラブルが多い

 

とあります。

5歳の時点で両親が育児に手を焼いて、ネグレクト(育児放棄)をしていた実態があります。

 

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一方、逮捕後の小島容疑者の父親にインタビューでは、「幼少期から小学校低学年までは近所のいじられ役のように人気があった」と語っています。

(参考:モーニングショー)

 

身上書は警察や児童相談所の指導で作成されると思いますので、そこではある程度正確に記述をしているはずです。

インタビュー内容と矛盾がありますので、父親は小島容疑者へのネグレクトを隠そうとしているふしが見えます。

 

13歳 不登校により家族との関係が悪化する

 

部活動で剣道部に所属ていた小島容疑者。

夏休みの合宿に向け「水筒が欲しい」と母親に頼んだところ、譲ってもらった中古の水筒を渡しました。

その晩に、「なんで自分は中古なんだ」と言い、両親の寝室に包丁と金づちを持って入ってきたそうです。

警察に仲裁に入ってもらい、警察署で聴取を受けた際には、

「実家で暴力を振るわれている、ご飯を食べさせてもらっていない」

と訴えたようです。

 

父親はその点についてインタビューで、実際に家族から暴力があったことは認めています。

ただ、あざになったり、怪我をしたりということはなかったとのことで、警察は虐待ではないと判断したと話しています。

ここで警察の判断として「虐待ではない」と言っていることからも、内申書との矛盾があるようです。

こうした受け答えひとつでも、両親の彼に対する複雑な心境、親子の関係を越えた憎悪すら感じられます。

 

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その事件後に、両親と離れて下宿先から登校するようになります。

定時制の高校を卒業後、機械修理の会社に就職しました。

ところが、1年もたたずに

「この仕事、俺に向いてない、難しすぎるからやっぱり帰りたい」

と祖母に相談し、退職してしまいました。

2017年の2月ごろ、岡崎市内の精神科に一時入院をします。

自閉症と診断されたそうです。

 

仕事を辞めたあと、祖母の家に居候していましたが、2017年9月に祖母の養子に入りました。

祖母は食費などを含まず小遣いとして、毎月10万円を渡していたそうです。

携帯電話の代金などのつもりだったそうです。

その後、数回の家出をしています。

長野県内で保護されたこともあったそうです。

2018年1月に再び家出をします。

この後6月に、今回の凶行に及びます。

家出の際に、祖母は自身の口座のキャッシュカードを持たせたようです。

これでは厳密には「家出」というよりも、「放蕩」と言った方が正しいかもしれません。

彼にとっては「苦痛から逃れるための旅」という感覚だったかもしれません。

それでは、次の項からは、小島容疑者の心の闇と、周囲の誤った対応について考えていきましょう。

 

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小島容疑者の心の闇と、周囲の誤った対応

 

 

先にお断りしておきますが、僕は決して今回の凶行を許すことはできません。

小島容疑者をかばうつもりも毛頭ありません

彼はこれから裁きを受け、きちんと罪を償わなければいけない。

ここでは、その小島容疑者がどういう経緯で凶行にいたったかを感情抜きでプロファイリングしていこうという意図となりますので、ご了承ください。

警察の調査で、小島容疑者の自室からは150ページにおよぶメモが見つかりました。

小島容疑者の事件の動機と心の闇を知る手がかりが沢山見つかっています。

心を病んでいった小島容疑者と、家族の誤った対応が浮かんできます。

 

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過去への反省

 

2017年に書かれたメモから抜粋します。

 

前略、母へ

学生時代にもご迷惑をおかけしたのに、いまだにこれだけのご迷惑をおかけすることになってしまいまして、申し訳ございません

 

2017年の時点で、戸籍上の母は「祖母」になっていました。

しかし、この「母」とは、学生時代のことを詫びていることから実母であると分かります。

このように、迷惑をかけ続けていたことをきちんと理解していたことをうかがわせます。

それでもネグレクトした両親を憎悪して、祖母を母として選んでしまった己への憎悪。

自分の苦しみのために周囲へ迷惑をかけ、それがまた自分を苦しめているという、苦しみのスパイラルに陥っていたのではないでしょうか。

 

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眠れないのは「自分のせい」というアドバイス

 

小島容疑者のメモにはこのように眠れない心中を訴えています。

 

眠いのに眠れない

苦痛で苦しい

これは痛みによってのみごまかすことのできるものだ

 

小島容疑者の戸籍上の母親となっていた祖母は、メモの存在は知りませんでしたが、小島容疑者から眠れないことについて相談を受けていたと言います。

その時に祖母はこのようにアドバイスをしています。

「仕事して疲れて疲れて疲れ切れば寝ちゃうよ」

これは、眠れないことが「仕事をしないから」と紐づけてアドバイスをしていることになります

小島容疑者は、両親からネグレクトを受けたことは自身の行動が原因だと気付いていたのではないでしょうか。

そのために、過去への反省があったはずです。

反省するくらい客観的に自分をみれているのなら、どうしても人に迷惑を掛けてしまうことに悩んでいたはずです。

眠れないことは、そうした心のモヤモヤが頭から離れず、どうしても考えてしまうことも原因だったのではないでしょうか。

これは「重いうつの状態」にあったと考えられます。

うつ病になると心身相関といって、心の状態が身体にあらわれてきます。

不眠症に陥るのも、その兆候と見られます。

うつ病は不眠症にもなりますが、不安になりやすくなったり、物事を悪くとりやすくなったりします

他人のアドバイスもネガティブに捉えてしまいがちになります。

その状態のひとに「仕事をしないから眠れないんだ」というアドバイスをしてしまうことは、うつ病の患者に対して最もやってはいけない対処法です。

うつ病や先天的な心の病を持っているひとは、うまく人と接しようと、人並み以上に心を砕き努力をしています。

他人からはわからないかもしれませんが、自分なりの努力です。

それでもうまくいかないから、崩壊してしまいます。

そうした努力していることが報われないひとに対して、

「お前は頑張っていないからそうなっているんだ」

と言われたら、ますます救いの無い気持ちに陥っていくでしょう。

 

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仕事への要求と苦痛

 

小島容疑者の自室には資格試験の教科書が沢山ありました。

多くの資格を取得しようと勉強をしていたことから、仕事をしなければ、という想いは強かったようです。

祖母はインタビューに対して、その行為を「資格魔」と称しています。

「免許ばかり持っていても仕事ができなきゃね」

と話していたそうです。

祖母は

「どうしても働かないといけないよ、どうするんだ?」

と諭しますが、小島容疑者は

「そういうことを言われたくない」

と拒否感をあらわにします。

 

「俺は自由に生きたいんだ」

「旅に出る」

「この世は嫌いだ」

「死にたい」

 

とも口にしていたようです。

家で引きこもる小島容疑者に対して、祖母は「仕事をしなさい」と迫っていたのでしょう。

毎月10万円のお小遣いを渡していただけではなかったのです。

もちろん、言い方には気を付けていおられたとは思います。

実の母親が諦めるほどこじらせていた孫を自らが養子に取るという決断は、単なる責任感を越えた愛情があったからこそできたことでしょう。

何とか真っ当な人間にしてあげたいという憐れみの心があったことでしょう。

しかしながら、「資格魔」と説明しているあたりから、小島容疑者の努力に対して認めていなかったことが分かります。

恐らく、祖母のアドバイスに対して、小島容疑者はこうした感情を抱いていたのではないでしょうか?

 

  1. 祖母「仕事をしなさい」
  2. 小島容疑者(分かってるけど、仕事をしたくても人間関係でもつれてしまうから辛い…)
         (資格を取れば自分に向いた仕事ができて、人間関係も辛くなくなるはず…)
  3. 小島容疑者(資格は取ったが、いざ就職をしたくてもやっぱり怖い…)
  4. 祖母「資格ばかりを取っても実際に仕事をしなければ意味が無いよ」
  5. 小島容疑者(そんなことわかってる…)

 

資格の本を買ってきて、自分を安心させる心持ちは、僕にも覚えがあります。

僕の場合は資格を取らないといけないと周囲から要求されて強迫観念で教科書を買っていましたが、なんとなく似たものを感じます。

こうした仕事をすることへの要求と、どうしても前へ出られない自立できない自分が嫌で、苛立ちを募らせていったのではないかと推測されます。

 

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他者への暴力の予兆

 

 

2017年に書かれたメモの中で暴力について述べています。

 

私は暴力がいけないことだとうのはわかっている

しかし私は自分自身の正義の方を優先したい

それこそが私の幸福であり

自分自身であるということである

 

この時点で、他者への暴力によって解放されるかもしれないという欲望が見え隠れしています。

「自分自身の正義」という言葉は、自分の苦しみからの解放が他者を傷つけることよりも正しいことだという理屈を成立させてしまっている証です。

一緒に暮らしていた祖母は、こうした小島容疑者の「心の変化」に気づけなかったのでしょうか。

30センチのナタを用意する複線がこうしたメモにも隠されているのかもしれません。

 

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精神科(カウンセラー)への通院の遅れ

 

2017年になって初めて精神科へ入院をさせたようです。

5歳で育児に手を焼き、ネグレクトの状態となり、祖母が育て、散々家出を繰り返し、誰にも理解されない苦痛を持っていたと思われる小島容疑者に対して、もっと早く心療内科、精神科へ通院をさせることはできなかったのでしょうか。

13歳で不登校になっている時点でもう緊急サインがでていますので、遅くてもその時点で両親が説得し、心療内科へ通院するか、心理カウンセラーにきちんと心のうちを話すことが出来ていたらと感じます。

それで彼が救われるかと言うと分かりませんが、少なくとも今回の凶行は防げたかもしれません。

 

なお、彼の自閉症については、否定的な意見もみられます。

 

 

このツイートは多くの賛同を得ているようですが、全体的に感情的になっているためだと感じます。

自閉症だから「計画的に行動できない」というのは、一概には言えないのではないでしょうか?

以下は「自閉症の特徴的な3つの症状」について述べられています。

 

自閉症の特徴的な3つの症状

社会性・対人関係の障害

・目線を合わすことができない
・周囲に関心がないように見える
・相手の気持ちがわからない
・その場の空気が読めない

コミュニケーションや言葉の発達の遅れ

・言葉を話すのが他の子と比べて遅い
・人の話したことをオウム返しする
・抽象的な言葉・比喩や皮肉の意味を理解できない
・呼んでも反応しない
・自分の話したいことだけ一方的に話す

行動と興味の偏り

・落ち着きがなく、手を動かしたり、部屋の中を行ったり来たりする
・毎日決まった行動をし、予定外の行動は取れない
1つのものに執着する
自分の興味があるものに対して、とても執着する
・予定外のできごと・初めての人/場所/活動などに抵抗を示す

出典:LITALICO発達ナビ

 

このどこにも、計画を建てられないという特徴はありません。

強いていえば「毎日決まった行動をし、予定外の行動は取れない」という特徴が近いですが、裏を返せば「予定を建てれば行動ができる」ということですので、これも適さないとわかりますね。

程度によってはそういう傾向が表れるかもしれませんが、基本的には他人と自分との関わりをうまく作っていけないというものだと理解しています。

自閉症の特徴のひとつとして、「強いこだわりをもつ」「執着が強い」というものがあります。

またアスペルガーの場合は「マイルールがある」という特徴もあります。

こうした特徴が、

しかし私は自分自身の正義の方を優先したい

という言葉に表れているような気がします。

だから自閉症は悪いという極端なことは言っておりません。

ただ自閉症だから計画を建てられないという見方はむしろ差別意識を助長させると思います。

あくまで個々で見ていくべきでしょう。

 

自閉症などの先天性の病は、うつ病を併発しやすいです。

「うまくやりたいのにできない」

「伝えたいことがうまく伝わらない」

という悩みを抱えやすく、周囲の理解も得にくいためです。

しかし残念なことに、親権をもった親だからこそできる、その親が「育児放棄」をしており、対応が遅れた部分は否めないでしょうね。

 

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最後の家出の捜索願いは?

 

2017年末の家出では、捜索願いをだしていなかったのでしょうか?

これまでは幾度も家出をし、長野県で発見されたりしていることから、長期間に及ぶ際には捜索願いを出していたはずです。

半年という長期間も家出をしていれば普通は捜索願いを出すでしょう。

しかし、2017年末から2018年6月に至る家出は、祖母からキャッシュカードを渡されて出ていることから、祖母も「家出」とはとらえていなかったものと推測できます。

「彼がやりたいようにやらせてあげよう」

という祖母の想いと、もしかすると、

(もう手を放して楽になりたい)

という願望の両方が相交じり、キャッシュカードを渡して送り出すという行動になったのかもしれません。

その結果、半年も彼を放置し、今回の凶行になるまで気づくこともありませんでした。

 

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以上のように、小島容疑者には子供のころから延々と蓄積された心の闇と、育児放棄し早急に対処してあげられなかった親、引き取った祖母の誤ったアドバイスといったものが折り重なって、今回の凶行に結びついてしまったように思われます。

 

 

まとめ

 

 

小島容疑者の父親がインタビューで以下のように答えていました。

 

亡くなった方、負傷された方の遺族に対しては

大変申し訳ないことになってしまいまして

彼がどう償っていくのかというのが

取り返しのつかないことをしてしまったので

彼がどんなふうに行動を起こせるのか見守っていきたいと思っております

 

これをきいてまず思ったことは、「凄い他人事だな」ということ。

成人していれば他人ということではありません。

まだ容疑者は22歳という若さに加え、死者がでているんです。

普通の親であれば、平身低頭、自身の責任でもあると謝罪するべきところでしょう。

そうしなければ、相手側のご両親が納得しないはずです。

この発言は、既に親権を持たない父親の複雑な心境が滲んでいます。

 

これは「彼」が犯した犯行で、彼はもう私たちの子供でもないので、見守るだけしかできません、そっとして欲しい

 

そんな育児を放棄した親の、複雑な感情が見え隠れしていたように感じられて仕方ありません。

ご飯を食べさせなかったり、暴力も振るっていたのかもしれません。

マスメディアに対して虐待していたと認めないのは、我が子の行為は自らの責任であると宣言することで我が子を身を挺して守ろうという感情すら無くなってしまっていることを表しているのかもしれません。

自閉症であることに気づかず(もしくは認めようとせず)、思うように動いてくれない我が子を諦めてしまう親。

そのことで親に心を開けなくなる子。

もう少し早く自閉症であることに気づき、相談ができていたら、悲しい無差別殺人の芽を生むことは無かったのかもしれません。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ここからは関連記事についてご紹介させていただきます。

 

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