レオパレス界壁無し問題の調査進捗を確認したら工期が3年半なんだが大丈夫か?建築基準法違反で倒産を恐れる株主総会で資料未提出の大荒れ。

レオパレス界壁無し問題の調査進捗を確認したら工期が3年半なんだが大丈夫か?建築基準法違反で倒産を恐れる株主総会で資料未提出の大荒れ。

調査の進捗状況について

 

 

界壁無し問題について、2018年6月末での調査状況が公式サイトで公表されていました。

5月末時点から1か月が経過していますんので、進捗状況を調べてみました。

 

 

2018年5月26日時点での界壁の調査状況は、レオパレス21の公式サイトのニュースリリースで公表されており、以下のようになっていました。

これは「優先調査物件」にあたるようで、6月の時点でそれ以外にも優先以外の対象が広がっています。

 


※2シリーズで合計915棟です。

出典:レオパレス21

 

出典:レオパレス21

ゴールドネイル、ニューゴールドネイルは計915棟あり、調査済みが184棟、168棟が界壁無しでした。

 

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そして以下は2018年6月22日にレオパレスの公式サイトで公表された調査状況です。

 

 

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以下は5月と6月の進捗率と不備率を並べた表になります。

 

以上の結果からわかることを書き出してみます。

  • ネイルシリーズの調査対象が915棟から918棟と、3棟増えています。
  • ネイルシリーズの調査済みは184棟から185棟と、1棟増えています。
  • 6シリーズの調査対象は13791棟で変更ありません。
  • 6シリーズの調査済みは290棟から896棟と、606棟増えています。
  • 優先対象物件以外の進捗率は0%です。
  • 全体の調査進捗率は2.37%です。
  • 全体の不備率は44.53%です。

 

1か月でネイルシリーズは1棟のみしか進捗していませんが、6シリーズの棟数が圧倒的に多く進捗率も低いことから、稼働比重を6シリーズに傾けている状況が読み取れます。

 

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また1か月で2.37%のペースのままだと、単純計算で42カ月を要することになります。

42カ月といえば3年半です。

ちょっと考えられない遅さではないですか?

以下資料では調査を2019年6月までの1年間で終わらせると対応方針を決めていましたが、大丈夫でしょうか?

 

今後の対応方針について

1. 今後の対応及びスケジュール
当社施工物件(アパート)総数 37,853 棟について、順次調査を進めてまいります。調査につき
ましては、外部機関にも協力を仰ぎ、2019 年 6 月迄に全棟調査の完了を目指してまいります。
また、調査により問題が確認されたものについては、順次補修工事を行い、2019 年 10 月の工
事完了を目指してまいります。

出典:当社施工物件における界壁工事の不備について

 

現時点では地方の物件を中心に進めており、徐々にスピードが上がってくる、などの計画について詳細を提示して欲しいです。

また、優先調査対象物件の調査が終わらなければ、それ以外の物件の調査をやらないということだと、この優先になっていない物件の居住者には、何故優先になっていないのか?待っている間の安全性はどうなのか?について説明責任がありそうです。

 

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対象物件の転居について

 

調査の結果、補修工事が必要であると判断されました際は、ご転居や一時的な住み替えをご希望によりお受けいたします。その際は、解約時違約金、基本清掃費、原状回復費を免除させていただくほか、当社管理物件へ住替え時の初期費用の免除、住替えにかかる引っ越し費用(当社指定業者の利用に限ります)を当社にて負担させていただきます。

出典:レオパレスの本件に関する公式FAQ

 

レオパレスは公式のFAQで、工事に伴う一時転居、または退去をする場合以下の金額について全て負担するとしています。

  • 解約時違約金免除
  • 基本清掃費免除
  • 原状回復費免除
  • レオパレス管理物件へ転居時の初期費用免除
  • レオパレス指定業者使用での転居費用

 

決して悪い条件ではないと思いますが、転居先にレオパレスの物件を選ばなければいけないことと、引っ越し業者がレオパレスの指定業者しか負担しないことがちょっと気になります。

施行不良の可能性のある別の物件へ転居をすることに不安を感じるひともいるでしょう。

「現在住んでいる物件よりも家賃が高い物件でも、同じ金額で住める」(レオパレスが大家側へ負担する)のような好条件を提示できれば、心理的に納得しやすいのかなとは思います。

実際に対象物件となった方々はどう思われるのでしょう。

 

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退去必要な場合について

 

出典:レオパレス21

 

レオパレスのプレスリリースで資料を公開していたものを、退去必要なケースにフォーカスした図を書き直してみました。

どうやら全ての物件でどこかしらに問題がみつかれば、必ず退去が必要になるようです。

 

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同じ建築基準で建てられていれば、2階建てで下の階の天井裏界壁があって、2階の天井裏界壁がないということは無さそうな気がしますが、そこもバラバラになっている可能性があるということなのでしょうか。

その場合はむしろ「基準など無かった」ということになり、「手抜き工事」ということになりませんか?

 

参考:優先調査商品一覧

https://www.leopalace21.co.jp/info/pdf/2018/0627_2.pdf

 

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まとめ

 

 

ネイルシリーズの不備率は91.35%とほぼ100%に近づいています。

上記の通り、ネイルシリーズも不備棟について一時退去が必要になるため、今後大変な事態になりそうな予感です。

6月28日、レオパレスも定期株主総会が開かれ、大荒れになりました。

どうやら株主に対しても、正確な調査日程などの資料を提示しなかったようです。

 

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株主にそういった資料すら提示できないほどパニックなのか、わざと提出しなかったのか。

調査に3年半もかけるつもりなら資料なんて出せるはずがありませんね。

レオパレスは冷静を装っていますが、社内は大炎上中なのではないでしょうか。

引き続き調査進捗について追っていきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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