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ファン・ビンビンの謝罪文全文と翻訳を掲載。その気持ち悪さの正体とは?4カ月も失踪していた理由は?僕たちは人権蹂躙を見ている。

ファン・ビンビンの謝罪文全文と翻訳を掲載。その気持ち悪さの正体とは?4カ月も失踪していた理由は?僕たちは人権蹂躙を見ている。

范冰冰(ファン・ビンビン)の失踪事件が終結

 

image:モーニングショーより

 

中国の人気女優、范冰冰(ファン・ビンビン)が失踪してから4カ月もの時間が経過していました。

ついに2018年10月3日、中国版SNSウェイボで「謝罪文」を掲載し、その無事を確認することができました。

9月24日には中国税務当局が「脱税疑惑を調査している」と初めて認めてはいたので恐らく無事だろうとは推測できましたが、何しろ事務所も扉を閉ざし、一切の音信不通の状態になるというのは、日本では到底考えられない異常事態でした。

結論からいえば、中国税務当局が認めたように、彼女の脱税を取り調べていたために拘束されていたというのが一番の理由でしたが、さすがに4カ月という期間は要らないのでは?と疑問を感じました。

いったい、この4カ月という長期間に何をしていたのでしょうか?

 

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4カ月消息不明だったもう一つの原因は?

 

image:モーニングショーより

 

ファン・ビンビンは、中国税務当局の取り調べにより、約23億円の脱税を認められ、146億円の追徴課税(滞納金、罰金など)が科せられました。

ただしファン・ビンビンの総資産額からすれば、この金額は「全く痛くない」と言われています。

ただし、納付は非常に厳しい制約があります。

期限以内に「原則一括で納付」をしないといけません。

数十万円程度の追徴課税ならどうとでも工面できそうですが、146億円とケタが違いすぎます。

期限内にこの額を収められなければ、刑罰を受けることになります。

そうなれば芸能界への復帰は遠のき、下手をすれば印象が最悪となり復帰は絶望的になってしまうでしょう。

 

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146億円のうち、23億円は行政が定める期限までに一括で納付しなければなりません。

残りの99億円は行政処罰を受け取った日から15日以内に一括で納付しなければなりません。

これは非常にタイトな期日だと言えます。

いかに総資産では余裕だったとしても、金額が大きければ大きいほど、短時間では容易にお金を用意することが難しくなります。

ここでファン・ビンビンと中国税務当局が交わしたと思われる取り決めは、恐らく数カ月以内に全額を支払うというものだったのではないでしょうか。

中国政府にしてみれば、たっぷりと税金を搾り取れるまたとない機会ですから、確実に徴収できるようにかなりの融通は利かせたはずです。

それから、どのように工面するかを顧問税理士などと検討したでしょう。

銀行の口座を解約したとしても、この現金をまとめて引き落とすのは困難かもしれません。

他の方法は不動産の売却です。

ファン・ビンビンはアメリカ合衆国、カナダの不動産を所有しています。

アメリカ合衆国は現在、空前の好景気のため土地価格が高騰しています。

売却額をある程度抑え、速やかに売れるようにすれば売り先はすぐに見つかるため、4カ月以内に手続きを終えることも可能でしょう。

4カ月もの間、中国政府に拘束されていたことは間違いなさそうですが、少なくともそのうち数カ月間は、この追徴課税を準備するための期間が含まれていた可能性が高いでしょう。

 

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ファンの謝罪文にみる人権蹂躙

 

以下がファン・ビンビンが公開した「謝罪文」です。

上が原文(ウェイボから転載)、下が翻訳です。

 


出典:ウェイボ

 

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出典:ツイッター

 

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この「謝罪文」を読んで非常に気持ち悪い言葉が5回も登場します。

「国家」という言葉が5回も出てきています。

  • 国家の利益
  • 国家税務機関
  • 国家と人民の指示
  • 共産党と国家の素晴らしい政策
  • 国家が私を育てた

 

果たしてこの文章は本人が書いたものか?という疑義を呈されている方もSNSには見受けられましたが、この際それはたいした意味はないでしょう。

本質は別のところにあるからです。

 

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こうした「国家」を多用する謝罪文があったとしても、社会主義なのだから仕方ないのだろう?というご意見もあろうとは思いますが、そうだとしても謝罪文に「国家」という言葉が何度も登場することには異常性を感じませんか?

本来、芸能人の謝罪文とはファンを筆頭として、仕事の関係者、スポンサー、家族といった自身の仕事に直接的、間接的に関係する人たちに向けて掲載されるものです。

しかし彼女はこの中に「国家」を入れています。

つまりファン・ビンビンは国家に向けて謝罪しているんですね。

民主主義であれば、脱税で追徴課税をしたら、それで終了です。

公の謝罪文で国に対して謝罪をさせられるというのは、まるで人民に対して「私は共産党に対して忠誠を誓います」と言わされていることと変わりないと感じられます。

何のためにファン・ビンビンが忠誠を誓わされるかといえば、他の人民に対する見せしめです。

 

税金を国家に収めなければこんなに酷い目にあうからな

ファン・ビンビンのような芸能界で大成功した大金持ちも、共産党の支配のもとだからこそ生きていける、ということを決して忘れるな

 

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この謝罪文の行間からは、そんな中国共産党の強い圧力を感じます。

これは国家が個人の人権よりも上にあるということを強烈に印象付けます。

国民主権の民主主義国家に暮らす僕たちには、全く相容れない考え方です。

本来の社会主義がここまで人権を蹂躙するものなのかは、様々な例があるため一概に言えないところですが、少なくともこの現代における中国では、こうした恐ろしいことが当然のように行われているということを、まざまざと見せつけられた思いがしました。

 

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まとめ

 

image:モーニングショーより

 

ファン・ビンビンは追徴課税の支払を終えていると見られ、芸能界復帰も遠くないと考えられています。

ただし懸念されることとして、以前同じように脱税で捕まった有名女優が人気を取り戻せなかった事例があります。

 

16年前に別の有名な中国人女優も同じように摘発された。中国映画「芙蓉鎮」(謝晋監督)の主役の劉暁慶さんだ。1980年代後半に日本でも放映され話題になった。芙蓉鎮は中国の文化大革命の時代、村落で豆腐料理屋を営むヒロインが政治運動にほんろうされ、逆境の中でひたむきに生きる姿に多くの人が感動して、劉さんのファンは一気に増えた。劉さんはその後、「西太后」などに主演。映画界の第一人者として国際的に知られるようになった。だが、2002年7月に北京市公安局に脱税の疑いで逮捕された。劉さん自らが経営する会社を舞台に大がかりな脱税事件があったとされる。有罪が確定した後に、劉さんは芸能活動に復帰したが、往年の人気は取り戻せなかった。

出典:KYODO

 

彼女の周囲はもちろん、この過去の事例を意識しているはずです。

謝罪文で「ごめんなさい」と繰り返しつつ、文末に「!」を付けてなるべく重たくならないような文章にしているように見受けられます。

こうすることで復帰時に受け入れてもらいやすくする雰囲気を作って置きたいという、文章製作時の思惑も感じられます。

また16年前に無くて、現在ある決定的なものはSNS、インターネットです。

16年前にはマスメディアが叩いた記事でしか人民は知りえなかったことを、今はSNSを使って主張できます。

果たして、そうしたツールを活用してスムーズに芸能界に復帰し、受け入れられるのでしょうか。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

関連記事を紹介させていただきます。

 

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