2018年住みたい街ランキング結果がバラバラだった!その原因と参考にすべきランキングは?

2018年住みたい街ランキング結果がバラバラだった!その原因と参考にすべきランキングは?

住みたい街で住みやすい街の参考を調べる

 

今や定番になってきた大手賃貸情報サイトの「住みたい街ランキング」。多くの人が住みたい街にイメージするのはこんなメリットですよね。

・人気がある街
・ショッピングがしやすい街
・通勤、通学がしやすい街
・人気に対して家賃相場が安めな街

つまり、引っ越しをする際に、住んだら【お得】そうな街の参考にもなるのが、「住みたい街ランキング」ということですね。

大手賃貸情報サイトのランキングは全然違うぞ!

 

2大賃貸情報サイト「SUUMO(スーモ)」と「HOME’S」で2018年の「住みたい街ランキング」が発表されていましたね。でもこの結果、見比べてみると全然違う…。なんで?

 

調べてみたところ、SUUMOは漠然と「住んでみたい街」をアンケートで集計しています。対するHOME’Sは、購入と賃貸の物件で分けてアンケートを取っていました。つまり、こちらの方がリアルに「永住したい街」「借りて住んでみたい街」をイメージさせて集計しています。

この違いはランキングにはっきりと出ていますね。以下が2018年のランキングを比較した表になります。全然違う結果になっていることがお分かりいただけると思います。

  SUUMO HOME’S 
  住んでみたい 借りて住みたい 買って住みたい
1 横浜 池袋 戸塚
2 恵比寿 川崎 目黒
3 吉祥寺 中野 八王子
4 品川 高円寺 流山
5 池袋 大宮 ひばりヶ丘
6 武蔵小杉 三軒茶屋 大宮
7 新宿 武蔵小杉 浦和
8 目黒 吉祥寺
9 大宮 葛西 藤沢
10 浦和 恵比寿 三鷹

 

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それぞれのランキング結果について分析

 

HOME’Sの「買って住みたい」

こちらは特殊性が強いと思います。どうしても家を買う人はそれなりの収入がある人に限られてきますし、永住するとなると街そのものというよりも、家族が生活しやすい環境を優先してしまいます。子供の学校、商店街、大型スーパー、ホームセンター、病院、公園など、街そのものよりは生活感のある選択が強くなるように感じます。ランキングを見ても、戸塚、目黒、八王子と来ていることからも、お洒落感や都会的な生活より、現実的な観点で回答していることが伺えます。

 

HOME’Sの「借りて住みたい」

実際にHOMESの【賃貸】ページにアクセスした人を対象にアンケートを取っているため、具体的にどういったエリアで部屋を借りたいという、具体的なイメージを持って回答しているはずです。大学や会社に通うために賃貸アパートを借りるとしたら、ほとんどがその大学や会社に通える範囲内のエリアにある街を回答していることが推測できます。単純な転居だとしても同じことが言えます。例えば千葉県の大学に通うのに、大宮を回答するはずはありません。大かたが生活圏に縛られた回答になっていることが予想できます。賃貸相場や路線が沢山あるかどうかということももちろん加味はされているはずですが、それよりもこのアンケートを回答したユーザ層(退職しているのか、会社員か、学生か)やメインの生活路線の方が結果に影響しているような気がします。

 

SUUMOの「住んでみたい」

HOME’Sの結果とくらべ、より純粋に憧れの街ランキングになっていますよね。横浜、恵比寿、吉祥寺のトップ3なら納得の結果です。横浜は今回初の1位獲得ですが、ランキングには常連です。2017年は吉祥寺、恵比寿、横浜の順番だったので、上位3つで順位入れ替えしただけという結果なのも、憧れ要素が強い結果なのをよく表していると思います。この結果は、例えば千葉が生活圏のひとでも、横浜に住みたいと回答していてもおかしくはないでしょう。

 

まとめ

以上の結果から、SUUMOのランキングは純粋に人気のある街の参考に、より実用的に住みやすい街なら、HOME’Sのランキングを参考にすれば良いと言って差し支えないのではないでしょうか。ただし、回答者の生活圏や条件にかなり影響を受けていることは間違いないので、ランキングに惑わされず、実はもっと住みやすい街あるで!っていう友達の意見とかも実は有効だったりしますよ!

(文責:不動さん)

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