横浜横須賀道路を逆走し6人の重軽傷。容疑者は留置せず釈放?近所のカー用品店に行くルートさえ分からなくなる認知症。免許返納の条件再考の時期では?

横浜横須賀道路を逆走し6人の重軽傷。容疑者は留置せず釈放?近所のカー用品店に行くルートさえ分からなくなる認知症。免許返納の条件再考の時期では?

横浜横須賀道路を逆走

 

image:グッド!モーニングより

 

2018年7月25日の午後5時半ごろ、横浜横須賀道路上りを自動車が逆走する事件が起きました。

 

25日午後5時半ごろ、神奈川県横須賀市の自動車専用道路「横浜横須賀道路」下り線で、乗用車が約10キロにわたって逆走し計7台と衝突、6人が重軽傷を負った。県警高速隊は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、逆走した車の同市池田町、無職*****容疑者(70)を現行犯逮捕した。

出典:日刊スポーツ

死者が出ておらず情状酌量の余地がある事件のため名前を伏せさせていただきます。

 

逆走車は10kmを猛スピードで走り、7台の自動車と衝突、6人が怪我を負いました。

image:グッド!モーニングより

 

逆走車を運転していたのは、70歳の男性で、過失運転傷害の疑いで逮捕されました。

 

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男性は認知症により翌26日に釈放

 

image:グッド!モーニングより

 

逮捕された70歳の男性は7月26日に釈放されました。

逆走をした容疑は認めています。

しかし「認知症」の通院歴があることが判明したため、いったん釈放となったようです。

 

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警察は釈放の理由を

 

留置に耐えられないため在宅のまま捜査するため

 

としています。

大澤孝征弁護士はこのように語ります。

 

程度が重くない場合には

責任能力に影響はなく刑事責任は問える

 

認知症とはいえ、捜査は継続するということです。

死者が出なかったことと、年齢からみても逃走の可能性はないとみての釈放だろうと思います。

とはいえ、本来であれば立派な交通犯罪です。

死者が出なかったことは単に運が良かったに過ぎません。

本来なら拘置のうえ捜査を行うべき案件ですが、それを行わないのは、やはり認知症だからという点を加味してのことなのでしょうか。

 

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男性の妻はインタビューにこのように答えています。

これまで運転に問題はなかった

事故当日はカー用品店に行くため運転していた

どういうわけか高速に乗ってしまった

いつもは一般道を使っていたので

「自分でもなぜ乗ったのかわからない」と…

それで逆走という形になってしまった

 

 

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認知症での運転に問題はないのか?

 

image:グッド!モーニングより

 

認知症の通院歴があっても運転が出来てしまうことに問題は無かったのでしょうか?

死者が出ていたとしたら、これで釈放なのか?と、世論は紛糾したことでしょう。

 

妻の話では、男性は「向かってくる車が避けてくれた」と話しているそうです。

高速の逆車線に入ったことが分からないような認知状態で、向かってくる自動車が避けてくれていることは認識できていたということでしょう。

何が分かって、何が分からなくなるのか。

男性の認知症の程度にもよるためここで細かくは推測を控えますが、ここに認知症という病気の難しさがあるのかもしれません。

警察の捜査も、判断も、難しさを増しているでしょう。

 

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男性はゴールド免許を維持するほど運転の腕前は良く安全運転も心掛けていたようですが、今年(2018年)に入って認知症が悪化したとのことです。

男性の妻は、男性の今後の運転についてこのように語ります。

自動車の操作とかは大丈夫だと思うんですけど

認知ですよね

この道路はどっちに行くとかそのあたりが曖昧

もう夫には運転はさせられない

怖いですよね、やっぱり

凶器ですから

走る凶器です

 

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逆走車と直面したらどうしたらいいのか?

 

image:グッド!モーニングより

 

目撃情報があると、このように逆走車有と掲示されるようになっています。

これは今回の逆走時に掲示されたものです。

これだけだと、見落としてしまうかもしれませんね…。

 

専門家は、こうした掲示が表示された場合、付近のパーキング、サービスエリアに退避したり、出口から出てしまう方が安全とのことです。

もしそうした逃げ場がない場合は、車間距離を空け、一番左車線をゆっくりと走行することがベストとのことです。

 

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何故なら、逆走車のほとんどは追い越し車線を走ってくるからです。

逆走車の目線で考えると、追い越し車線が、走行車線のように見えているためです。

image:グッド!モーニングより

 

掲示に気づいていれば上記のような心構えが前もってできますが、掲示に気づかずに前方に逆走車が現れた時が一番パニックになるときでしょう。

その場合には、とにかく速度を落とし車間距離をとって追突を避け、後方に気を配りながら避けることに集中してください。

 

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まとめ

 

image:グッド!モーニングより

 

警察では、75歳以上のドライバーに対して、以下の条件の際に、認知機能の検査を義務付けています。

  • 免許更新時
  • 認知機能の低下時に起こしやすい違反行為をした時

 

今回事故を起こした男性は70歳。

本来なら認知症と診断されたときに必ず運転に支障が無いかの検査をするべきでしょうが、検査のときに症状が出なければパスしてしまうだけです。

逆走事故が増えているため、高齢化率と認知症の症状が起こりやすくなる年齢の見直し、及び免許返納の条件の見直しを考えるべきかもしれません。

 

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「自動車が無くてどうやって生活したらいいんだ!」

という声があることは承知していますが、人が亡くなってしまってからでは遅いのです。

また、すぐにできることとしては、高速道路の入り口をもう少し分かりやすく表示することかと思います。

高齢化、認知症患者の増加に法制度が追い付いていない現状、他のドライバーが自分で身を守ることも肝要かと思いますので、「自分は逆走車なんて出くわさないさ」という油断はせず、心に余裕をもった運転を心がけたいものですね。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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