きらぼし銀行 石神井支店で預金着服、失踪
image:朝日新聞DIGITAL
2018年7月9日、きらぼし銀行は石神井支店に勤務していた男性行員(36歳)が、顧客の定期預金合計3億7500万円を着服した疑いがあるとのことです。
男性行員は8日付で懲戒解雇処分になっていますが、2日に発覚直後から失踪中とのことです。
今後刑事告発をすることを含め警視庁に相談を行っています。
着服の時期と発覚
男性行員が営業担当をしていた2016年5月から2018年5月の2年間に掛けて、石神井支店と上石神井支店の法人、個人の顧客から、定期預金を作るために受け取った普通預金の払戻請求書を使い、現金を引き出した模様です。
顧客には偽造した定期預金証書を渡し、着服した可能性がある模様。
被害は法人2社、個人4人が確認されています。
2018年7月2日、対象の顧客から定期預金の解約について連絡があり発覚。
元行員はその2日以降から突然出勤しなくなり失踪しているようです。
返金については、被害者の顧客に対してお詫びのうえ、真摯の対応していくと発表しています。
失踪中の元行員が所持していれば逮捕をもって返金させることができそうですが、もし何らかの用途で使ってしまっていれば、いったん銀行から返金し、元行員に対して請求を行うのかもしれません。
対象の顧客に対して即座に返金をすべきかとは思いますが、「真摯に対応」という言葉に含まれているのでしょうか。
きらぼし銀行とは?
2018年5月1日から、東京都民銀行・八千代銀行・新銀行東京の3行が合併しスタートした銀行です。
きらぼし銀行 石神井支店は元「八千代銀行 石神井支店」でした。
image:Googleストリートビュー
5月1日以降、看板を張り替えを行っていました。
image:Natrium’s @lacoocan edition
きらぼし銀行の発表
きらぼし銀行の公式ページ上で以下のように不祥事についての説明が公表されています。
きらぼし銀行は「信頼回復に向けて全行を挙げて取り組んでいく」とのコメントしています。
まとめ
いったいどういう事情があったのかは分かりませんが、銀行行員が顧客の預金に手を出してしまうという事件は不定期に発生しているように思います。
銀行の営業といえばそれなりに高学歴の社員が多い様に思います。
地頭がいいゆえに詐欺行為を思いつくと捉えるべきか?
否。
本当に地頭の良い人間は詐欺などに手を出さずにまっとうに稼ぐことができるはずです。
定期預金だからそうそう解約をしないだろう、という甘い考えだったろうと思います。
海外へ逃亡をはかる計画をしていたのなら、定期預金の解約でバレてから慌てて失踪などしないはずですね。
その程度のリスクマネジメントしかできないのは、それほどにお金に困っていたのかもしれません。
今後失踪中の元男性行員が発見されるのかどうか。
もし指名手配された場合に、追い詰められると最悪の選択をする可能性もありますので、慎重な捜査が行われるものと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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