季節外れに桜が開花
image:グッド!モーニングより
10月、これから紅葉シーズンだというのに、季節外れに桜が開花していることをご存知でしょうか。
こちらは仙台市での映像からです。
仙台市の庭園に植えられたシダレザクラは、ほとんど葉が落ち枝には数輪の花が咲いています。
こちらは大坂・堺市で撮影された桜です。
image:グッド!モーニングより
こちらは千葉・我孫子市で撮影された桜です。
image:グッド!モーニングより
どうも塩害が関係しているようなんですが、これまで秋に桜をみることなんて経験がありません。
いったい何が起こっているのでしょうか?
そして2019年のお花見はどうなるの?
原因は塩害だった
image:モーニングショーより
ウェザーニュースには、12日~14日で、北海道から九州まで354件もの開花情報が寄せられています。
どうやら原因は強風と「塩害」にあったようです。
塩害とは、台風の強風で太平洋側からたっぷりと海水を含んだ風が内陸まで吹き付けることで様々な害をもたらすことです。
台風24号がもたらした塩害で、電柱から発火し停電が起こったり、鉄道が運行停止に追い込まれたりといった事件は記憶されているかもしれませんね。
また梨の育成にも影響を与えるなど、植物への悪影響が懸念されていました。
なお塩害について詳しく記事を書いておりますので併せてこちらもご覧ください。
台風24号がもたらした塩害の発生原因は?被害は停電だけではない。果樹や野菜、鉄道や中古車への被害が深刻。事前に察知する方法がある?
その影響は桜にも及んでいたということです。
桜の開花は「休眠ホルモン」によって開花が抑えられています。
これは葉から休眠を維持しうるためのホルモンが分泌されているためです。
ところが、台風の強風と塩害で葉が落ちてしまい、休眠が維持できなくなったことが原因とみられています。
台風で葉が散った後に気温が上がり、桜が「春になったー!」と勘違いを起こしたわけです。
まとめ
image:グッド!モーニングより
これでは春の桜が心配になりますが…
今回の開花で確認された桜の量はわずかだったので、2019年春の開花には影響が無いとみられています。
日本人の心、お花見はちゃんと楽しめそうです。
ホッと一安心ですね。
とはいえ葉桜でも楽しんじゃう、花より団子もまた、日本人の気質だったりしますけど。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
関連記事を紹介させていただきます。
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