杉並区に出没したのはベンガルワシミミズク!?鳥獣保護法で勝手に保護できないのでご注意を。

杉並区に出没したのはベンガルワシミミズク!?鳥獣保護法で勝手に保護できないのでご注意を。

杉並区にミミズクが!


image:プライムニュースイブニングより

 

2019年2月19日の報道で、杉並区にミミズクが出没しているというものがありました。

どうやら2月14日ごろから阿佐ヶ谷駅周辺で度々目撃され、写真がSNSに投稿されていたようです。

杉並区に住んでいる家族に聞いてみましたが、残念ながらまだ目撃していないようです。

 


image:プライムニュースイブニングより

 

まるでフクロウのようにもみえますが、「ベンガルワシミミズク」とみられています。

 

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インドなど山岳地帯の森林に生息しており、成長すると体長50センチくらい、体重は1キロにもなるそうです。

日本に野生で生息している種類ではなく海を飛んで渡ってくるはずもないため、どこかで飼われていて逃げ出したか、飼いきれなくなって放されたかの可能性はありそうです。

阿佐ヶ谷で目撃された際もかなり近寄れちゃうみたいで、だいぶ人慣れしていますね。

 


image:プライムニュースイブニングより

 

フクロウカフェのような触れ合えるお店にいた可能性もありますが逃げたのならとっくに区に報告しているでしょうから、個人が飼っていたものの可能性が高いだろうと思います。

 

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保護はできない?


image:プライムニュースイブニングより

 

ミミズクの中でも大型な種類で、エサはネズミなどの哺乳類が中心です。

見つかったミミズクもかなり成長しているようだし、餌代も馬鹿にならずに、もし飼いきれなくなって放したのだとしたらちょっと無責任な印象も受けます。

 

このまま野垂れ死にするのは忍びないと「よーし!捕まえて飼ってやろう!」という方や、購入すると50万円前後はする鳥なので「転売してやろう!」というフトドキモノも現れそうです。

しかしむやみに保護はできませんので、ご注意ください。

 

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もとは飼育されていた可能性はあっても、現時点で確定しておらず野生の可能性も残っています。

また飼育されていたとしても、既にネズミなどを捕獲して食べていることが考えられるため、法的には「いまはもう野生」(野生化)と判断されるようです。

野生の動物は鳥獣保護法により守られているため、勢いで捕まえることはできません。

スズメを捕って食べてはいけないのはご存知かもしれませんがそれと同じです。

捕獲には都道府県の許可が必要です。

違反すれば1年以下の懲役刑か100万円以下の罰金に処されますので、くれぐれも勝手に手を出さないようにしてください。

 

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ネットの反応

ネットでも詳しい方がベンガルワシミミズクではと特定されていました。

飼い主さんへ、飼いきれなくなったとしてもきちんと届け出をするよう呼びかけられています。

 

 

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まとめ

大人しい鳥なので進んで危害を加えることは滅多にありません。

でも動物の扱いに慣れないひとがかわいいからと手をだせば、爪でひっかいたりと、思わぬ怪我をすることもありますので注意してください。

また飼い主さんにもし声が届くのなら、どうか名乗り出ていったん保護をされてはいかがかと思います。

いまは生きていくために野ネズミなどを食べていますが、小さいころから飼われていたとすれば外敵への対応が分からず野生化して生き抜くのはなかなか厳しいはずです。

殺処分されてしまうことを不憫に想い放したのかもしれませんが、報道されたことで日本中に知れ渡り新しい飼い主さんが見つかりやすい状況になっているはずです。

手伝ってくれる動物愛好家団体の方もおられるはずです。

いろいろなご事情があるのかもしれませんが、きちんと公的な機関に保護してもらい、新しい飼い主さんに託していただきたいと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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