人智を超えるミツバチの凄すぎる能力。8の字(尻振り)ダンスで位置も距離も伝達!?ジェット気流で復号化!?振動や光を言語化する未知の領域。

人智を超えるミツバチの凄すぎる能力。8の字(尻振り)ダンスで位置も距離も伝達!?ジェット気流で復号化!?振動や光を言語化する未知の領域。

ミツバチの尻振りダンスに秘められた謎

 

 

自然は人智をはるかに超えています。

人間はもう地球を歩きつくしたと思っていますが、実は知らないこと、謎なことだらけです。

ミツバチにはとても不思議で、興味深い行動があります。

ミツバチと言えば、花畑で蜜を採ってきて、ハチの巣に戻って蓄えるという行動を繰り返すことはご存知だと思います。

この動作をする上でとても重要な要素があります。

 

・ハチの巣から花畑までの距離が全てのハチが分かっていること

・飛んでいる位置の情報

・蜜の採取が終わったら巣へ戻ること

 

最低でもこの3つの情報が分からなければ、蜂蜜をハチの巣に溜め込むことは不可能です。

いったいどのように実現しているかはいまだ研究段階のようですが、わかってきていることとして、「尻振りダンス」があります。

 

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尻振りで距離と角度が分かる?

 

以下は8の字(尻振り)ダンスと呼ばれる、ミツバチの巣での動作を録画したものです。

KSU高橋研究室のものを参考に出典させていただきました。

 

 

httpss://youtu.be/yMp3FjOf7JQ

出典:KSU高橋研究室

 

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ハチたちが、尻をぷるぷると振動させながら、8の字に歩いていることがわかると思います。

わかりづらい方は、始まって20秒くらいに、左下の振動しているハチに注目してみてください。

小さく8の字を描いていることが分かると思います。

 

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この行動はFrischにより1948年に初めて紹介され、1973年にははノーベル生理学医学賞を受賞しています。

ミツバチは良好な花畑から蜜を持ち帰り、この尻振りダンスで花畑の位置を巣内の他の働きバチに伝えているとされています。

 

餌場がおよそ100m 程度までの近距離の場合は軌跡が円を描く円ダンス(round dance)を行い,それよりも遠い餌場の場合は軌跡が8の字を描く8の字ダンス(figure-of-eight dance)を行う。

尻振りダンスは後者を指し,翅を上下に震動させながらぶるぶると尻を振って直進する成分(尻振り走行,waggle run)とぐるりと円を描いて元の位置に戻ってくる成分からなる。

出典:岡田龍一 ミツバチの尻振りダンスと採餌行動における効果

 

つまり、大まかな距離をダンスの種類で伝えているということです。

また、より具体的な距離は以下の情報で伝えられているそうです。

 

太陽に対する巣から花畑までの角度

尻を振りながら直進する向きと、反重力方向との角度

花畑までの距離

尻を振って直進している時間

 

角度が分かるため、高原や谷間にある花畑でも、高度差まで伝えているために分かるということになります。

尻振りダンスは、花畑までの位置情報を尻振りで記号化して伝えているということで、ミツバチの「言語」と目されています。

なお西洋ミツバチの場合は、お尻を振っている時間1秒間あたり、800mの距離を表していることも分かっているそうです。

 

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記号をどう認識している?

 

 

言語というなら、受け取りてがきちんと認識できてはじめて「言語」と言えます。

ミツバチはどのように、花畑情報を復号化しているのでしょうか?

一説には、尻振りしているミツバチを触角で触れることで情報を得ているという報告もあるそうですが、尻振りダンスの振動によって起こされるジェット気流で認識しているという説が有力だそうです。

ミツバチの動作時には以下のような周波数の空気振動を識別できるそうです。

 

・体の揺れによって発生=20Hz

・ハネの振動によって発生=325Hz

・尻振りダンスとは無関係に発生=100Hz

 

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ミツバチがそれぞれの空気振動を触角のジョンストン氏器官で検出区別、言語化しているというのが、この説です。

なおジョンストン氏器官とは以下のようなものです。

 

昆虫の触角の第2節すなわち梗節にある機械的受容器官。放射状に多数の弦音器官が配列されたもので,自己の触角の運動を感受するとともに,風圧,気流振動などの刺激を受容する。カ,ユスリカなどの雄で特によく発達しており,またミズスマシはこれで水の振動,波動を感受する。

出典:コトバンク

 

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飛んでいる位置の情報は?

 

いざ方向と距離が分かっても飛び立って風で押し流され、向きが分からなくなったら元も子もありません。

自分が今どの位置にあるのかはどう理解するのでしょうか?

これは研究者の説ですが、ミツバチは天空の偏光パターンを利用して空間中の自分の向きをモニタしているとしています。

(参考:岡田龍一 ミツバチの尻振りダンスと採餌行動における効果

来た方向がモニタできれば、帰りの方向もモニタできるため、帰巣も可能になりそうです。

ただしこの研究論文は2012年の文献のため、現在はさらに研究が進んでいると思われますが、ここではいったん控えておきます。

 

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まとめ

 

 

八の字ダンスで、800mを示す。

ハチなだけに、なんとも不思議な数字になっています。

まあハチという言葉が日本語なので世界的には何ら不思議では無いのでしょうが。

末広がりのこの研究、今後どのように進展していくのか楽しみですね。

なお、ミツバチについて専門に研究されている機関があります。

今回少し参考にさせていただいたのは玉川大学さんですので、以下にリンクを貼らせていただきます。

よろしかったらのぞいてみてください。

 

玉川大学 ミツバチ研究の紹介

https://www.tamagawa.jp/social/useful/tamagawa_trivia/tamagawa_trivia-58.html

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

関連記事を紹介させていただきます。

 

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