【熊本地震】熊本城に取り付けられたしゃちほこ。父の制作したしゃちほこを復元したい息子の想い。いざ天守閣へ!

【熊本地震】熊本城に取り付けられたしゃちほこ。父の制作したしゃちほこを復元したい息子の想い。いざ天守閣へ!

熊本地震で熊本城のしゃちほこも損壊

 

2016年4月の熊本地震で大きく損壊してしまった熊本城。

いまも修復作業が続いています。

しゃちほこも落下し、破損してしまいました。

これが当時の写真です。

とても悲しい記憶ですが、震災から学ぶことも沢山あるので、目を背けることはしないようにしています。

 

出典:毎日新聞

 

しゃちほこは城の象徴ともいうべき存在です。

 

 

城の復元と並行して、しゃちほこの復元も進められてきました。

大天守(天守閣)にあったしゃちほこは、高さ約120センチと、約90センチの計4基になります。

日本財団が2500万円を費用負担し復元を進めていました。

 

復元をした親父の想い

 

2017年8月にとうとう、しゃちほこの復元が完了しました。

当時お披露目会の様子がこの写真になります。

 

出典:静岡新聞

 

 

制作したのは宇城市の瓦職人藤本康祐さん(57)と長男修悟さん(29)です。

 

もともと壊れたしゃちほこは、2008年に藤本康祐さんの亡き父・勝巳さんが、築城400年に合わせ、江戸時代中期のしゃちほこを再現して作ったものです。

復元作業を行う康祐さんの想いが、当時の取材で語られていました。

 

康祐さんは「父も『良かった』と言ってくれるかな」と照れくさそうな表情を浮かべた。修悟さんも「プレッシャーはあるが、やりがいがある」と汗を拭った。
出典:産経ニュース

 

故人であるお父様の作られたしゃちほこ。

きっと熊本城から落下し破損した姿をみて、心を痛めていたと思います。

照れながらも語ってくださったこのコメントで、自らの手で復元するんだという想いを感じられました。

 

Advertisement

 

いよいよしゃちほこを設置!

 

2018年4月7日、とうとうそのしゃちほこを設置を開始しました。

親父の想い、息子の想い、手伝った孫の想い。

熊本人の、日本人の想いがつまったしゃちほこ。

大事に大事に設置してくれていますね。

 

出典:日刊工業新聞

 

しゃちほこの設置が完了するのは4月28日を予定しています。

もう10年以上も前ですが、九州を旅した際に熊本城へ寄りました。

そのそそり立つ城壁に圧倒されたことを今でも覚えています。

当時若さの勢いで(笑)全国をめぐっていたので、各地のお城もみて回りましたが、熊本城はいまでも3本の指に入るくらいに大好きです。

しゃちほこも、お城全体も、堂々とした強そうなお姿を取り戻してくれる日が待ち遠しいですね!

 

出典:Wikipedia

 

 

関連記事を紹介させていただきます。

 

有村智恵が失恋と逆境を乗り越え6年ぶりにサマンサタバサレディースで優勝!熊本地震で地元へ回帰することで乗り越えた全米女子ツアー挑戦の挫折から学ぼう。

高架化した熊本駅の異常に狭いホームを綾瀬駅と比べると明白な危険さ。安藤忠雄デザインでおしゃれにしても人身事故は防止しようねJR九州さん。

ニュースカテゴリの最新記事