最強台風21号(チェービー)がやってくる
台風21号は発生し、日本の遥か南の海上を西に進行しています。
2018年8月21日時点で「非常に強い」勢力に発達しています。
今後の進路は以下のように予想されています。
9月5日には列島に直撃する恐れが出てきています。
猛烈な勢力で上陸する
画像は8月30日午後3時時点の台風21号の衛星画像です。
渦が大きく発達していることがわかります。
今後北向きに進路を変え発達しながら北上、今年発生した中でも最も強い「猛烈な勢力」になって列島に上陸するものとみられています。
最大瞬間風速80mに達すると予測されています。
予報円でみると、奄美から九州南部を通って大陸側に抜けてから北上する場合や、東寄りにかすめて通過する場合もあるため、9月2日の日曜日ぐらいで動きに注目する必要があると思います。
「猛烈な勢力」で列島に進路をとる理由
画像は日本の南の海水温度を表しています。
台風は海面水温27度以上で維持・発達します。
このように高い海水温の上を通ってくるため、「猛烈な勢力」に発達する見込みです。
31日時点で太平洋高気圧が大きく南にせり出しているため、台風は海水温29度の上空でゆっくりと発達を続け、高気圧のへりに沿って西側に移動していきます。
この太平洋高気圧がこれから徐々に東側に引っ込んでいきます。
台風21号はこの太平洋高気圧のへりに沿って西側へゆっくり移動していきます。
その間に、海水温29度、28度と高い温度のうえで発達を続けます。
太平洋高気圧のへりに沿って北上を始め、ちょうど列島の真下がぽっかりと空くと、そこが「台風の通り道」になります。
そのまま発達した台風21号は勢いに乗って太平洋高気圧のへりから外れ、西よりに北上を続けますが、今度は大陸から吹いてくる西風の偏西風で東に押し戻され、大きくカーブしながら列島に直撃することになるとみられます。
この太平洋高気圧と偏西風の動きと強さによって、台風21号が東よりになったり、西よりになったりします。
29度、28度とかなり高い海水の上空でジワジワ発達することで、「猛烈な勢力」になって直撃することが懸念されます。
被災地への影響
西日本豪雨被災地へは、予報円の西寄りに進路をとれば直撃する恐れがあります。
ただし「猛烈な勢力」のため、東寄りでもなんらかの影響を受けるはずです。
いまだ河川に堆積した土砂を取り除けていない場合(上画像のような状態)は、さらなる決壊、浸水の恐れがあると思われます。
くれぐれも命を守る行動をお願いいたします。
まとめ
気象庁もこの台風21号については「命を守る行動をとるよう」厳重警戒を促す見通しです。
日本全土が強烈な風雨に晒される危険性があります。
もし関東に直撃をした場合も例外なく、風だけではなく、大雨が襲うかもしれません。
豪雨による浸水、河川決壊に備えてください。
以前の記事でも繰り返し述べておりますが、荒川など決壊の危険性が十分にある大きな河川があります。
住宅の密度からすれば、その被害は甚大なものになるはずです。
常に防災を心がけて置いてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
関連記事を紹介させていただきます。
台風13号が関東直撃。台風14号のたまごも迫る。猛烈な豪雨が降った東北、西日本被災地への影響は?異常気象で読めない以上は荒川氾濫、堤防決壊なども要警戒。
ダブル台風の台風19号(ソーリック)上陸、台風20号(シマロン)接近。20号は後追い台風で相乗的に集中豪雨をもたらす危険性あり。被災地は土砂災害などを要警戒。
↓↓この記事がお役に立てたらボタンを押していただけると嬉しいです。
↓↓これからも有益な情報を掲載していくので通知登録お願いします!
コメントを書く