土砂崩れから住民を救った山崎賢弘さんを発見
『モーニングショー』を元に画像・情報を再構成しております。
集中豪雨にさらされた2018年7月6日の夜のことです。
広島県安芸区矢野町で起こった大きな土砂崩れ。
通行できず立往生をした住民が救助を求めていました。
ちょうどそこに、1台の車で帰宅途中の2人の警察官が通りかかりました。
山崎賢弘さん 29歳と、晋川尚人さん 28歳の警察官2人です。
2人は8人の一般人を誘導しているさ中、再び起こった土砂崩れによって、1人の一般人とともに押し流されてしまいました。
山崎さんと晋川さんのご家族は、最低限の捜索隊とともに少しでも早く見つけようと捜索に加わっていました。
7月17日、山崎賢弘さんを発見し死亡を確認しました。
もう10日以上が経過しており、生存確率はほぼ無かった状態でも、最期まで頑張った身体をみつけてあげられて、せめてもの救いです。
山崎賢弘さんを探されていたお母さまです。
本当に、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
晋川尚人さんは依然行方不明のまま
7月12日 木曜日の情報の続報となります。
※2018年7月18日の『モーニングショー』をもとに画像と情報を構成しております。
晋川尚人さんのお父様、晋川芳宏さんは捜索を続けられていました。
その厳しい状況の中、マスメディアの取材に応じられています。
表面に埋まっていればシャツとかタオルとか…
何でもいいから手がかりになるものを
そのように必死に流された先のがけ下を捜索されていました。
電話をしたときにうちの息子の尚人が出て、もうその時には普通の感じではなかったらしいです
もう普通の会話じゃないと…
もうとにかく土石流がすごいと…
このように話し涙ぐまれました。
尋常ではない状況下で、8人の方々を救おうと必死だった、まさにそのときに電話をされていたのかもしれません。
まさかその電話が最後の会話になるとは思ってもみなかったことでしょう。
お父様の言い方からすると、会話をされたのはお父様ではないご家族の方だったのでしょう。
ご自身は手伝うことも、励ますこともできなかった。
きっと声を聴きたかったことでしょう。
とても切ない気持ちになります。
ここで7人助かって、ここで3人しがみついて、こっちに落とされたんだと思います
警察官2人を含む10人は、土砂をしのぐため必死にガードレールにしがみついたそうです。
お父様が指し示す先のガードレールもひしゃげていましたが、7人がいた場所は無事だったことがわかります。
その脇のガードレールは土砂で断絶されており、木材などが流されていったあとが生々しく残っています。
勢いの凄まじさを物語っています。
ガードレールの右側に逃げていた7人が助かり、ガードレールの左端に必死につかまっていた3人が流されてしまったという状況が分かってきます。
必死に捜索をするお父様の元に、助かった7人の一般人のうちの1人がみえられたそうです。
生存された7人のうち1人が来ていただいて、
「はきはきと素晴らしい行動をしてくれたので僕らは生きて帰れました」
と一言いただいたので本当にうれしく思っています
涙ぐみながら「うれしく思っています」と語ったお父様。
生存者の方は、事件直後にこうした現場に戻ることが非常に辛いものだと聴きます。
自身が助かり、他の方が亡くなっていることへの心苦しさもあったことでしょう。
それでも、お父様に一言、お礼を述べずにはおられなかったのかもしれません。
お父様も、もう生きてはいまい、それはご存知なのだろうと思います。
感謝の言葉に、我が子が生きた証を感じずにはおられないことでしょう。
まとめ
7月18日の捜索で、人の身体の一部が見つかったとのことです。
それが晋川さんなのか、流された一般の方なのかは現在特定中とのことです。
通常であればもっと多くの人員を投入して探す局面です。
他の地域にも人員を割いているため、最低限の捜索隊で編成されていることが予想されます。
晋川尚人さんと、流された一般の方が早く見つかり、ご家族のもとに戻れることをお祈りいたします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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