谷口夏希さんの殺害事件
image:プライムニュースより
専門学校生の谷口夏希さん(20歳)が殺害される事件がありました。
谷口さんの自宅マンションで殺害したとみられている犯人が、熊沢義信容疑者(27歳)です。
熊沢容疑者は谷口さんの自室に殺害をほのめかすメモを残していましたが、いったいどんな内容だったのでしょうか?
また福島県で発見されるまでの空白の9日間に、いったい何をしていたのでしょうか?
最低な男の最低な行動と、人を殺めることの愚かさについて考えていきます。
いったい何があったのか?
image:プライムニュースより
谷口さんは東京都内で医療系の専門学校に通っていました。
専門学校では都内のマンションを学生寮として使っており、谷口さんはそこで生活をしていました。
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ところが2018年11月29日から専門学校を欠席しており、学校から連絡を受けた父親がマンションを訪れると、谷口さんは不在で、ベッドに血痕がありました。
また掛け布団がなくなっていた異常な状況から警視庁へ通報し、誘拐などの線で捜査が行われていたようです。
警視庁で谷口さんが済んでいた練馬区平和台のマンション「カレッジコート平和台」の出入り口付近を映していた監視カメラをチェックしたところ、何かを包んだ布団を台車に乗せて運び出し自動車に乗せる男が映っていたことから熊沢容疑者が浮上しました。
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熊沢容疑者はレンタカーを借りていることから、レンタカーで運び出していることが判明。
警視庁で熊沢容疑者の足取りを追い、2018年12月9日、福島県いわき市の健康ランドの駐車場で発見しました。
福島県いわき市は熊沢容疑者の出身地のため、土地勘があるところで遺棄を考えていたのでしょう。
これだけの距離を運んでいたことになります。
image:プライムニュースより
停車していた自動車の運転手に警察の捜査員が話しかけ、熊沢容疑者であることを確認します。
その後、「谷口さんはどこにいる?」と尋ねると、「車の中にいる」と、後部座席を指さしながら答えたそうです。
後部座席には、簀巻きにした布団が置かれていました…。
その中には残念ながら、変わり果てた谷口さんの遺体がありました。
2人の関係は?殺害の動機は?
image:facebook
画像は熊沢容疑者です。
熊沢容疑者の出身は福島県いわき市ですが、facebookのプロフィールもいわき市になっていました。
まあまあのイケメンのようですね。
熊沢容疑者は容疑を認めており、殺害についても供述しているようです。
熊沢容疑者は、谷口さんと同じバイト先を1日で辞めていたことが分かっています。
谷口さんの部屋からは、
自分の好きな人を殺した
といった内容の、熊沢容疑者が書いたとみられる長文のメモが見つかっています。
よくよく考えてみると、バイトを1日で辞めた熊沢容疑者と谷口さんが交際しているというのもちょっと怪しい感じがしますが、1日だけ顔を合わせた谷口さんに惚れこんでアタックしたことが考えられそうですね。
いちおうイケメンなので、谷口さんもそこに惹かれてデートを重ねて付き合うようになったのかもしれません。
交際していたかどうかが怪しいという意見もありますが、自室に熊沢容疑者を入れていたことから、友達以上の関係であったことは間違いなさそうです。
殺害の動機はいまのところ不明ですが、大抵は別れ話のもつれのような気がします。
改めて谷口さんの部屋に残したメモを思い出してみます。
「自分の好きな人を殺した」というメモを残すことからして、狂気じみたものを感じませんか?
わざわざ殺害したひとと付き合っていたことを他人にアピールする必要がどこにあるのでしょうか?
過去の恋愛のもつれからの殺人事件を思い出すと、既に別の機会に別れ話を終えており、男性の方が諦めきれずにしつこく復縁を迫るケースが多いように思います。
このメモの狂気じみた印象からすると、谷口さんは既に別れたと思っていたのに、しつこくストーカー的に迫られていた可能性がありそうです。
血痕があったということから、凶器を持って計画的に行った可能性も十分に考えられそうです。
またその後の報道から、熊沢容疑者が11月末に、谷口さんの預金口座から現金5万円を引き出していたことも判明しています。
逮捕時に無職で、バイトを1日で辞めたということから、仕事が長続きしない性格で金銭に困っていたことは考えられます。
しかし金銭目的で何も問題の無い交際相手を殺すわけもありませんから、これは恐らく遺体を遺棄してからの当面の生活費を引き出しただけかもしれませんね。
いずれにせよ実に自分勝手な犯行で許せませんね。
空白の9日間に何をしていたのだろうか?
image:プライムニュースより
なんと10日間もの間、谷口さんの遺体を乗せたまま移動していたことになりますが、福島とはいえ走り続ければ1日で到着できます。
殺害をした犯人が遺体を遺棄する際には、犯罪心理上、とにかく早く、できるだけ遠くに遺棄したいと思うようです。
最短で遺棄するなら1日で土地勘のある福島県内のどこかにできたはずです。
いったい9日間、何を思い、何をしようとしていたのでしょう。
初めは遺棄場所を必死で探していたのかもしれません。
しかしそうして時間が経つうちに、自身が犯した罪の重さに気付いて、打ちひしがれていたのでしょうか?
こうなったら自分も死んで詫びようとでも思って、決心がつかずに時間ばかりが経っていたのでしょうか?
いずれにせよこの9日間の中で熊沢容疑者の中でどれだけ悔恨や懺悔が行われていたとしても、谷口さんの奪われた生命も人生も返ってはきません。
まとめ
image:ニュースウォッチ9より
谷口さんが高校生時代には吹奏楽部に所属していました。
できないことがあると悔しがって必死に練習をするような頑張り屋の女性だったと顧問の方が回顧していました。
医療系の専門学校に通い、将来をしっかりと見据えながら、いまを楽しんでいたはずです。
熊沢容疑者はその生命に対して、絶対に報いることなどできません。
人を殺めたら、どれだけ後悔しても、決して取り戻すことはできないのです。
これからどのような刑になるかは分かりませんが、しっかり刑に服して、せめてご遺族に対して人生をかけて謝罪をしていくしか無いのでしょうね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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