台風19号は関東を通過し南下
image:グッド!モーニングより
画像は2018年7月30日の月曜日、午前5時ごろの渋谷駅周辺です。
雨はやみ太陽が出ていますが、今後も不安定になる見込みのようですので折り畳み傘は必須です。
台風12号は九州に停滞しています。
今後の台風12号
7月30日午前3時には九州西岸に停滞していた台風。
image:グッド!モーニングより
今後はいったん九州の北に戻るような動きをしながら東シナ海、中国大陸に抜けていくとみられています。
7月31日の火曜日まで九州にとどまるため長期間の雨に備えが必要です。
image:グッド!モーニングより
この九州にとどまり、いったん北に戻るという異常な動きの原因はなんでしょう?
台風12号の迷走の理由
image:ウェザーニュース
画像は台風12号の進路モデルです。
この動きを時系列で説明するとこんな感じのようです。
7月29日17時半ごろ
福岡県豊前市付近に再上陸
7月30日 月曜日 午前0時ごろ
長崎付近に接近し、九州西岸でカーブするように南下
7月30日 月曜日 正午ごろ
薩摩半島の西の海上へ
以降の予想
九州南部でUターンして北上し東シナ海を西へ
この九州西岸で大きくループする動きのため、九州南部太平洋岸を中心にして雨雲が発生。
多い所では150~250mmに達する大雨の可能性があります。
7月30日夕方までの予想雨量
四国 200ミリ
九州南部 180ミリ
九州北部 150ミリ
河川の増水に要注意が必要です。
九州南部でループする原因は、四国沖に残る寒冷渦です。
台風がこの寒冷渦に「巻き込まれる」かのように一回転することからループするような動きになるのではとみられています。
寒冷渦自体はその後に勢力を弱めるため、北の高気圧の流れに乗って西に抜けていくとみられています。
被災地の影響
ごく一部ですが、関東にも被災地の影響が報告されています。
呉市天王寺区に降り注いだ雨です。
image:グッド!モーニングより
まったく片付いていない土砂に降り注ぎました。
image:グッド!モーニングより
愛媛県宇和島では、1時間に33.5ミリの雨を観測し、7月豪雨以来の大雨となりました。
吉田町の崖崩れ現場にも大雨が注ぎ、雨水が流れてきています。
現時点で土石流のような大きな二次災害にはなっていないようです。
image:グッド!モーニングより
家の基礎がむき出しになってしまい、無常にも雨が流れ込みます。
image:グッド!モーニングより
まとめ
被災地に関しては現時点で大きな土石流、土砂崩れのような二次災害の報告は入っていません。
政府は以下のように関係各所に指示を出しています。
西日本豪雨の被災地に二次被害を防ぐため早急に復旧作業を進めること
河川に堆積した土砂がどけられておらず、道路に流れ込んでいた水がそのまま増水し、かたずけていた矢先にまた浸水してしまった家屋も多いことと思います。
また、前回記事でも触れましたように、土砂崩れ後の大岩がそのままになっているような危険個所もあるため二次災害対策を急いでいただきたいです。
手を付けなければいけない被災箇所が多く、どの箇所も住民にとっては重大な問題です。
割り当てられる人・機材が限られているため、政府としても決断が難しいところですが、危険個所を最優先に取り組んでいただければと思います。
今のところ大きな二次災害になっていなくても、喜べる状況ではありません。
九州に停滞し大雨をもたらす恐れがあるため、引き続き警戒が必要です。
またこの台風12号がもたらしたフェーン現象のため、新潟では39度以上を記録しているようです。
7月29日、新潟県上越市では39.5度と、新潟県内で観測史上タイ記録の酷暑になりました。
これもまた台風のもたらす災害のひとつととらえて、熱中症などにも気を付けてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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