積水ハウス地面師事件の首謀者逮捕
積水ハウス地面師事件の首謀者、内田マイク容疑者を逮捕しました。
地面師界の頂点とさえいわれた男。
別の地面師事件で服役の身でしたが、どうやって積水ハウスの地面師事件を計画できたのでしょうか?
実は第二、第三の内田容疑者がいるという可能性も考えてみます。
内田マイク容疑者の逮捕
積水ハウスから55億円を騙し取った「積水ハウス地面師事件」で、首謀者とみられる内田マイク容疑者(65歳)が2018年11月20日逮捕されました。
内田容疑者は別の事件で服役中で、東京都内に移送され逮捕となりました。
2017年6月、積水ハウスと東京品川区の土地の取引をする際に不正に所有権を移転しようとしたなどの疑いです。
内田容疑者は別の地面師事件で2億5千万円を騙し取った罪で2015年に逮捕、有罪判決を受け北海道の網走刑務所で服役中でした。
では2017年の積水ハウス地面師事件はいつ計画し準備したのでしょうか?
なんと、2016年の保釈中に計画していました。
その間にカミンスカス操(小山操)容疑者や羽毛田正美容疑者らを使い、各役割の人間をスカウトさせ、計画を実行させたということになります。
こんな芸当ができるのは、人脈があり、地面師という犯罪の手口に精通している必要があります。
いったい内田マイク容疑者はどういう人間なのでしょうか?
内田マイクとは?
マスクをしており分かりづらいですが、目や眉に特徴がありますね。
内田容疑者は数々の主要な地面師事件の首謀者と言われています。
地面師の世界で頂点に立つ男だと言われているそうです。
しかし腑に落ちないのは、どの事件でも首謀している人間がこんなにもあっさりと逮捕されるものなのでしょうか?
逮捕されても保釈中に準備できるという自信からでしょうか?
本当の大物というのは、そもそも捕まらないという指摘があり、さもありなんです。
大がかりな犯罪の準備には大金が必要です。
犯罪で得た金を次の犯罪に転用するには、時間を置きマネーロンダリングをした後になるため、1~2年の短いスパンで次の地面師事件を画策するためには、キレイな大金を得られる必要があります。
また偽造パスポートなどの準備も、手配師が行っているとされていますが、より精巧につくれる人脈は大物でないと顔が通せないようになっていることがあり、手配師に紹介している可能性があります。
積水ハウスは今回騙された理由として、提出された証明書類が非常に精巧に作られていたことを挙げていますので、それほどの精巧なものを作れる組織に依頼したことが考えられます。
こうした準備が服役中の内田容疑者に出来たとは少し考えづらいように思います。
捜査の過程ではみえづらい、内田容疑者に指示だけを出していた大物がいても不思議ではありません。
出所後に大金を与えるという約束をして内田容疑者を差し出しているのかもしれません。
まとめ
内田容疑者があっさちと逮捕されていますが、そうして油断させている間にまた新たな計画を建てて、内田容疑者のような存在を作り出しているとしたら恐ろしい限りです。
会社に例えれば、内田容疑者はあたかも闇のボスであるかのように見えて、実は子会社の社長ということもあるということです。
何者かが支配している何十社もある子会社の社長のうち、別の社長に次の地面師事件を計画させているかもしれません。
好立地の空き家なんていくらでもありますから、所有者はくれぐれも用心してください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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