アパマンショップ爆発事件はAPAMAN株式会社の指示?ノルマは?未施工の実態は?店長のその後は?事件は何も終わっていない。

アパマンショップ爆発事件はAPAMAN株式会社の指示?ノルマは?未施工の実態は?店長のその後は?事件は何も終わっていない。

2018年12月16日に発生した札幌ガス爆発事件、その後マスメディアでは語られなくなっています。

年があけてまるで何も無かったかのように情報が出て来なくなりました。

 

誰の指示だったのか?

ノルマの実態は?

未施工の実態は?

店長の処分は?

 

その後どうなっているのか調べてみました。

 

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原因は確定したのか?

 

爆発は「アパマンショップ」で未使用の消臭スプレー120本を室内で一気に噴射した状態で着火したことが原因だったと確定しています。

2018年末でのニュースでそこまでは伝えていましたが、その後どうなったのでしょうか?

 

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誰の指示で行われていたのか?

以下は12月21日にAPAMAN株式会社公式で提示された説明文です。

 

出典:https://www.apamanshop-hd.co.jp/ir/pdf/pr/2018/12/prnews1018_20181221.pdf

 

これは謝罪文とは別に提示されていた「説明文」です。

ポイントは、事故を起こしたのはフランチャイズ契約を行っている株式会社アパマンショップリーシングという「独立した企業」だったと強調しているところですね。

ダブルコーテーションでわざわざ括り、アパマン本体であるAPAMAN株式会社の指示では無いという強い主張を感じる書き方になっています。

 

しかし多くの怪我人を出した事件の直後にこの書き方はあまり良い印象を感じませんね。

逆効果な気がします。

 

株式会社アパマンショップリーシングというのはAPAMAN株式会社の100%子会社なので、指示を出していないとあからさまに主張をすると、まるで責任が無いと主張しているように感じてしまうひともいると思います。

特に被害にあわれた方々にとっては。

風評被害を防ぎたい気持ちはよく分かりますが、責任があるということをもう少し前面に出して謙虚に対応すべきかもしれませんよね。

 

なお、そうした対応があった事実を見て見ぬふりをしていたとすれば同罪です。

指示を出していたとまで言わずとも、見て見ぬふりをしていなかったのかどうか。

APAMAN株式会社で子会社の管理を任されていた人間の責任はどうなるのか。

 

きちんと調べ、二度と起こさないようにすべきです。

 

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ノルマの実態は?

 

文春が12月19日に伝えたところによると、借主と賃貸契約を結ぶ際に仲介手数料以外に『消臭・抗菌代』などをつけるようノルマが課されていたといいます。

 

ただ、本当に契約通りの本数で作業したら床がベチャベチャになるし、そもそも匂いが消えている部屋もあるので、店舗に持ち帰るしかない。私がいた店舗では、それが300本近くも溜まっていた。余っているのを本部社員に見つかると『ノルマはどうした』と怒られるから、定期的に近くの廃墟ビルの屋上で穴開け作業をしていました

出典:週刊文春

 

このノルマに対してアパマンショップに質問をしていますが回答が得られていなかったとしています。

それ以降、この問いへの回答は報道されておらず、アパマン側が回答保留にする意味が気になるところです。

 

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他店舗でも未施工があった?

 

爆発事故を起こした店舗は未施工分の消臭スプレーが大量に溜まったことで、一気に噴射して証拠隠滅する必要性があったと考えられています。

こうした未施工は他店舗でもあったと2019年1月11日、共同通信が伝えています。

 

昨年12月に起きた札幌市豊平区の爆発で、発生元とされる不動産仲介「アパマンショップ平岸駅前店」で顧客と契約した入居前物件の消臭サービスを実施しないケースがあったことを受け、APAMAN(東京)は11日、他店舗でも同様のサービス未実施があったと明らかにした。平岸駅前店を含め10件以上を確認したといい、さらに調査を続ける。

出典:共同通信

 

未施工があったことはアパマン本体(APAMAN株式会社)が認めているようです。

この調査で最も調べるべきは、いったい誰から不正の指示が行われていたのかということですが、アパマン本体は公式で「宣言」している通り指示をしていないと言っているようなので、子会社の尻尾切りで幕を閉じる可能性がありそうです。

 

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店長の処分は?

 

2018年12月19日時点の情報では、重過失傷害と重過失失火の容疑で調べられていたようです。

刑事責任を問われるということですので、かなり重い罰を受けるのかもしれません。

 

42人が負傷した札幌市豊平区の爆発で、北海道警が発生元とみられる不動産仲介「アパマンショップ平岸駅前店」の男性店長(33)について、重過失傷害と重過失失火の疑いで捜査する方針を固めたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。

出典:SANSPO.COM

 

ネットでは名前も顔も晒されており、もう不動産業界どころか、社会にさえ戻って来られなくなるのかもしれません。

多くの怪我人を出し、周辺住民や店舗に多大な迷惑と損害を考えればやむを得ないのかもしれませんが、幸いにも死者は出ておらず、必要以上に晒しものにすることは無用と感じますね。

 

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まとめ

 

APAMAN株式会社の公式サイトでは、2019年1月12日現時点で、現状を伝える記事は見つかりませんでした。

正月の長期休暇を経ているため調査が遅れているのかもしれませんが、これほどの大事件を起こしたのなら正月返上で調査に当たるのが普通の感覚のような気もします。

これ以上事を大きくしたくないんでしょうね。

マスメディアが一斉に情報に蓋をしていることも気持ちの悪さを感じます。

アパマンにとっては、年をまたいだことでしれっと何もなかったように記憶から消え去ってもらうことが一番ありがたいのでしょうけど、未施工分の隠ぺいや消臭作業代金の詐欺疑惑も出ていたのに、果たしてそれでいいのでしょうか?

 

ひとつ提案としては、今後アパマンで部屋を借りる検討をしているひとは、消臭を含む不要なサービスが無いかどうかを店頭で徹底的に追及することです。

他店でも行っていた実績が報告されている以上は、全国どの店舗でも行っている可能性があると考えられます。

第三者組織でも無い、実は指示していたのかもしれない組織の調査結果を丸ごと信用できますか?

この問題で被害を受けるのは、借主だけではなく、大家も機会損失を被っています。

大家や借主側が疑惑を突き付け、怪しい点を露出させ、経営体質を改めさせるくらいを持ちうる権利の範囲で行わなければ、自らを詐欺被害から守ることは残念ながら難しいかもしれませんよ。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

関連記事を紹介させていただきます。

 

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