獺祭 島耕作とは?
image:グッド!モーニングより
2018年8月1日、漫画家の弘兼憲史氏と旭酒造が記者会見を行いました。
「獺祭」と「島耕作」のコラボをし復興支援商品として発売することが決まりました。
この獺祭は特別な獺祭です。
西日本豪雨で被害を受け、獺祭としてのクオリティとして販売できなくなったものです。
お酒としては十分に美味しいものでも、温度管理などの問題で獺祭の味とは異なってしまったということです。
この被災酒「獺祭」をどのようにするか。
そこで手を挙げたのが、弘兼憲史氏でした。
このあたりの事情については以前の記事で詳しく書きましたので、本記事の下にリンクを付けておきます。
ぜひあわせてお読みください。
獺祭 島耕作 到着!
そんな獺祭 島耕作ですが、タイミングがよくオンラインで購入することができました。
家族で楽しもうと思い5本を注文しました。
8月3日に注文して、19日に到着しました。
こんな専用箱に入って届きました。
image:個人撮影
箱にはこのように6本入るようになっており、1マスは梱包材で埋めてありました。
image:個人撮影
じゃーん!
これが獺祭 島耕作です。
image:個人撮影
島耕作が描かれておりたたずまいは変わっているものの、湧き出るオーラは獺祭そのものでした。
島耕作さんのイケメン顔に惚れそうです。
image:個人撮影
中身のお酒は、ネックの3分目くらいまで入っています。
image:個人撮影
背面のラベルです。
「西日本豪雨被災者復興支援」という文字と、このお酒が誕生した経緯が語られています。
ここにも記載がある通り、200円が義援金として寄付されます。
こうしてお酒を買って少しながらも支援できるのは素晴らしいと思います。
image:個人撮影
中には実はあのお酒が入っているかも…!!?
image:個人撮影
旭酒造では獺祭 島耕作について、このように述べています。
このお酒は2018年7月に西日本豪雨時に、酒蔵内で発酵中に、停電の被害を受けたお酒です。
そのお酒は、十分に美味しい、ただ、私達の思う獺祭としての品質基準には届かず、通常の獺祭としては世に出せません。出典:旭酒造
獺祭でありながら、獺祭ではない。
旭酒造のこだわりからすれば、「獺祭」として販売することへは葛藤もあったことでしょう。
また獺祭はブランドによって価格帯がかなり異なりますが、注入される獺祭は実はどれになるかは「買ってみないとわからない」そうです。
以下の記事での社長の発言はなかなか刺激的でした。
「停電被害を受けた150本分の発酵タンクには二割三分(4合瓶で5,142円)、三割九分(同2,418円)、50(同1,539円)などがありました。もちろん『磨き その先へ』も入っていました。惜しいところまでいっているが、獺祭ブランドとしては出せない味。今回は全て「獺祭 島耕作」として出荷します」(一宏社長)
出典:AERA dot.
この『磨きその先へ』という獺祭は、なんと4合瓶で32400円という高級酒なのです!
こちらが『磨きその先へ』の実物です。
瓶からして高級感が違います。
image:旭酒造
つまり、価格もクオリティも全くの別物が混在した状態で、同じ価格(4合瓶で1200円)で販売されるということなんです。
もちろんどのロットが『磨きその先へ』なのかが公表されることはないので、分かる人が飲んだ時に気づくかも、ということ。
これはもはや博打に近い。
この「もしや!?」というワクワク感も獺祭 島耕作の愉しみ方かもしれません。
では次項で試飲した感想を書いていきます。
試飲
image:個人撮影
個人的には夏は冷やして飲む方が好きなので、ここでは軽く試飲ということで御猪口に一杯。
少し黄色がかった透明ですね。
早速口に含んでみます。
初めは甘めの味わい、でも甘すぎない。
一番感じたのはフルーティな香りです。
鼻の奥を抜けるときに、ふわっといい香りが広がります。
そしてとっても飲みやすいですね。
美味しいです。
夕食には冷やした状態のものも飲んでみました。
常温よりも引き締まった感覚になります。
フルーティな印象が一層強く感じられます。
常温でも、冷やしても、個人的にはどちらも捨てがたい。
やっぱり美味しいお酒ですね。
さて、この獺祭が『磨きその先へ』かというと…
答えは「わかりません!」としか言いようがありません(^^;;
スイマセン。
理由は簡単、『磨きその先へ』を飲んだことが無いからです。
安い価格の獺祭しか飲んだことが無かったのが悔やまれます。
どこかで『磨きその先へ』を入手して飲み比べできたらいいんですが。
そういえばあと4本あるから、1本ずつ味わって違いを感じるのもアリですね。
まとめ
獺祭 島耕作の公式では、もう売り切れてしまいました。
まだ購入する方法はあるようです。
以下のように告知されていますので、気になる方はのぞいてみてください。
(くれぐれも、法外な値段で売りつける業者から買わないでください!)
皆様の多大なるご支援により「獺祭 島耕作」の旭酒造株式会社の通販の予約受付は終了いたしました。誠にありがとうございます。
また弊社直営店(本蔵店、銀座店、京橋店、博多店)も完売いたしました。誠にありがとうございます。
全国の獺祭の買える店でも販売いたします。在庫状況など詳しくは各お店にお問い合わせくださいませ。
httpss://www.asahishuzo.ne.jp/store/ja/index.html
出典:旭酒造
復興支援ができて、もしかしたら『磨き その先へ』が手に入るかもというワクワク感も得られるときたら、買っちゃいますよね。
しかしながら、またしても転売ヤーが続々と沸いているようです。
限定、いわくつきの商品には必ずと言っていいほど沸いてきます。
例えばこの店舗。
image:Amazon
本来12本なら、1200円 x 12本 = 14400円。
消費税を含めても15552円です。
送料を入れても20000円に満たないでしょうね。
このように倍の値段を付けて販売している、悪徳業者が残念ながら現れています。
もともと獺祭の転売に困っていた旭酒造。
このように告知を出していました。
また被災をきっかけに転売が横行することも危惧されていました。
(こちらも以前の記事で触れました)
“和醸良酒”というように、お酒は個人のためだけにあるんじゃない。
以前、旭酒造さんが出した「お酒を高く買わないで」の広告も、むやみに値段が高騰して、一般の人が飲めなくなることに警鐘を鳴らしていたはず。
今こそ適正価格で、そして末永く獺祭を愛飲するのが必要なんだろうな。 pic.twitter.com/27dREhXQzd— おいでよ関門 (@ei__yu) 2018年7月8日
旭酒造がこのお酒に込めた意義を考えれば、こういう転売をすることがいかに「そうじゃないだろ」ということかは、良識ある方ならお分かりになるはずです。
こうした転売行為は是非やめていただきたいし、絶対に転売業者から買わないでください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
関連記事を紹介させていただきます。
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