福地啓介君が優勝
image:グッド!モーニングより
チェコのプラハで行われていた第42回世界オセロ選手権大会で、なんとまだ11歳の福地啓介君が優勝を成し遂げました!
おめでとう!
しかも11歳での優勝は世界最年少記録も更新です。
36年ぶりの偉業達成
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2018年のオセロ世界チャンピオンは
ケイスケフクチ!
にこやかな司会者にそう呼ばれ、歓声で迎えられてトロフィを受け取る福地君。
トロフィのサイズが大きく見えますね。
これまで15歳だった最年少の世界記録を36年ぶりに塗り替えました。
大会前にはこのようにコメントしていました。
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オセロ小学生グランプリ2018で優勝しました
もちろん気合はあるんですけど
まず楽しむということを前提に考えています
小5のころに、「楽しむことを前提」なんて言葉、絶対に言えなかったなぁ…。
実に大人びてる。
ずば抜けた勝負での集中力
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勝負となると11歳とは思えない集中力を発揮した福地君。
準決勝では世界選手権5回優勝の経験をもつ強豪、高梨悠介九段でした。
この日本人対決を、白34個でみごとに制しました。
高梨選手も悔しそうな表情でした。
決勝の相手は2年前の元世界チャンピオン、タイのピヤナット選手(28歳)です。
3局勝負の決勝戦は福地君の1勝1分で最終戦へ。
残り5手の時点でピヤナット選手(黒)が37個、福地君(白)が22個。
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劣勢に立たされていましたが、そこで起死回生の1手を放ちました。
左下、7列の端に置いたことで、形勢逆転です。
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ピヤナット選手もこの1手に思わずこの表情です。
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(そこ置かれちゃったかぁ~)
という苦笑いでしょうか。
この後は福地君の攻勢で、34対30、福地君が優勝を決めました。
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今の嬉しい気持ちを誰に伝えたいですか?
という質問に、なんと答えたと思いますか?
世界中の人です
おぉ。。
オセロを教えてくれたお母さんです、とかだと可愛いんだろうけど、この域にくる子はやっぱり発言が違うんでしょうか。
自分が世界で活躍し注目されていることをきちんと理解している証拠です。
オセロ経験はわずか5年!
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こんな偉業を達成した福地君、驚くことにオセロ経験はまだわずか5年!
5年前にお母さんから教わって、パソコンソフトなどで腕を磨き、わずか1年後にはオセロ小学生グランプリで優勝してしまったそうです。
まさに天才というべきでしょう。
囲碁や将棋と比べて、オセロはどうしても下にみられがちですよね。
確かに手数が少なくシンプルなルールです。
しかしこのレベルにおいては、「何手もの先を読む」という能力において変わらないように感じます。
決勝戦で放った起死回生の1打はさして迷うことなく打っていました。
数手前から先を読んでいたからこそ打てた確信の1打だったといえるでしょう。
福地君が今後、囲碁や将棋にも興味を持ったら恐ろしい強豪になる可能性も秘めていると思いました。
現在は六段ですが、七段へ昇格する予定です。
将棋界は藤井七段が活躍していますが、オセロ界も盛り上がってきそうな予感です!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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