ノートルダム大聖堂が全焼か。損害賠償請求額は天文学的な金額になる可能性が。

ノートルダム大聖堂が全焼か。損害賠償請求額は天文学的な金額になる可能性が。

ノートルダム大聖堂が全焼か


image:グッド!モーニングより

 

現地時間4月15日午後7時前(日本時間16日午前2時前)、パリの観光名所ノートルダム大聖堂から火災が発生しました。

15日午後の様子です。

尖塔はまだ立っていました。


image:グッド!モーニングより

 

尖塔は中央部分からゆっくりと燃え落ちていきました。


image:グッド!モーニングより

 

ノートルダムの鐘が燃えていきます。


image:グッド!モーニングより

 

その後延焼が続き、大聖堂の大部分が燃え落ちてしまったようです。

象徴ともいえる大聖堂の中央部分にあった90メートルの尖塔も燃え落ちました。

見守るパリっ子や観光客からは大きなどよめきが漏れました。


image:グッド!モーニングより

 

白い煙の他に、黄色い煙ももうもうと立ち上がっています。

いったい何が燃えてしまった煙なのでしょうか。


image:グッド!モーニングより

 

Sputnik Franceのツイッターで動画が配信されていました。‏

 

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修復が原因か?


image:グッド!モーニングより

 

ノートルダム大聖堂は1163年から建造が始まったローマ・カトリック教会の大聖堂です。

1804年に皇帝ナポレオン1世が戴冠式を行いました。

小説『ノートルダムのせむし男』、ディズニー映画『ノートルダムの鐘』の舞台としてよく知られています。

1991年にユネスコの世界遺産に登録され、年間およそ1300万人が訪れる観光地となっていました。

パリ観光といえば、凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂がまず思い浮かぶ方も多いはずです。

2015年11月15日にパリ同時多発テロ事件の追悼ミサが開かれ、大聖堂前の広場にも大勢のパリ市民が集まりました。

その光景は多くのマスメディアでも報道されました。

 

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ゴシックの宝石と呼ばれるステンドグラスです。


image:グッド!モーニングより

 

エッフェル塔から約4.5キロの位置にあります。

ノートルダム大聖堂前の広場にはパリの中心とされる印があります。

これが各地への起点を表している重要な場所です。


image:グッド!モーニングより

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現在、彫刻品の修復と建物の改修工事を行っている最中だったノートルダム大聖堂。

4月11日には彫刻像16体が鷹さ50mの位置にある尖塔から修復のため地上に降ろされ、修復作業が行われているところでした。


image:グッド!モーニングより

 

その後、尖塔の改修が行われる予定になっており足場を組んでいるところでした。

以下の画像で、周囲に足場があることが分かると思います。


image:グッド!モーニングより

 

どうやらこの改修工事が火事を引き起こした可能性が高いと見られています。

足場周辺から火の手が上がったとみられており、この可能性は高いのでしょう。

 

尖塔は燃え落ちてしまいましたが、絵画など貴重な美術品は大部分が持ち出して無事の模様です。

これは不幸中の幸い、と言っても良いものなのかもしれませんが…。

 

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損害賠償請求額は天文学的になるか?


image:グッド!モーニングより

 

ノートルダム大聖堂は歴史的建築物である、世界遺産です。

建設費なども数百年前からの建築物ということもあり正確には分かっていないようです。

その価値を現代の貨幣価値に置き換えることは恐らくナンセンスのため行われていないのではないでしょうか。

 

それを知ったところでいったい誰が誰に売るというんだい?

 

パリっ子ならと誰もが思ったことでしょう。

日本でいえば東大寺や清水寺の金額を教えて欲しいということと変わりないんです。

当然火災保険には入っているとは思いますが…

 

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改修工事が原因となれば、その工事業者に損害賠償請求がされる可能性もありますね。

まさに天文学的な金額になってもおかしくはありません。

しかし仮にいくらお金が支払われても、もう取り返しがつきません。

歴史的な遺産が燃え尽きてしまえば、同じものは二度と作ることはできません。

フランスは大きな宝を失うことになってしまいました。

 

とにかく残念としか言いようがありません。

歴史は失われることはありませんが、それを偲ぶものが失われる光景は切ない想いがします。

とにかく火災には気をつけなければいけません。

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