ティフェンヌ・ベロンさんの捜索に協力を!
image:ワイドスクランブルより
ティフェンヌ・ベロンさんの捜索は難航し、いまだ発見できずにいます。
2018年7月29日に行方不明になってから、もう2カ月半が経過してしまいました。
8月の酷暑のなか、ご兄妹が来日し自ら様々なところへ足を延ばして捜索をしていましたが、失意の中でいったんフランスに帰国していました。
そのご兄妹のひとり、妹のシビルさんが思い切った行動に出ました。
なんと安倍首相とマクロン大統領が共同会見を行う記者会見場に潜入し、協力を訴えたのです。
記者会見場で訴えた叫び
image:グッド!モーニングより
私は行方不明になったベロンの妹です!
マクロン大統領と安倍首相が握手を交わしマスメディアがシャッターを切る中から、そう叫ぶ声がありました。
安倍首相は現在外交でフランスへ滞在しており、エリゼ宮中庭での日仏両首脳による共同声明を行っていました。
ティフェンヌ・ベロンさんの妹、シビルさんです。
image:グッド!モーニングより
シビルさんが記者会見に現れることは全く予定されておらず、シビルさんの独断のようです。
一瞬その声に目を見開いたマクロン大統領でしたが、その声に耳を傾け、急きょ大統領府に招き入れ、安倍総理とともに話を聴くこととなりました。
フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領はこれを受け「われわれはその件を協議するつもりだ。だが私は調査する際には詳しく調べるので適切な状況下で行う」と話し、「報道陣の前でこうした件を扱うことに慣れていない」と述べた。
出典:JIJI.COM
そこでシビルさんは日仏首脳に直接、捜索を訴えました。
安倍首相も
捜索に全力を尽くす
と約束をしました。
その後、記者に対してシビルさんはこのように語っています。
2人ともこの件について注意を傾けていて
日仏での捜査状況を確認すると約束してくれました
ネットの反応は冷たいが
Yahoo!ニュースのコメントはネガティブなもので溢れていました。
トップに来ているものを掲載します。
頻繁にてんかん発作を起こしていたというのに、単独で来日、単独行動で行方不明で警察に不満を言った家族でしょう。
気持ちはわからないでもないが、なぜてんかん発作を頻繁に起こしている人に1人で旅をさせたのでしょうか。かぞくはもっと危機感をもった方が良かったね。
このコメントが多くの指示を受けているようでした。
確かに頻繁にてんかんを起こしているひとを、ひとりで遠い異国に送り出すのはけしからん、自業自得だ、というお気持ちも分からなくはありません。
しかしどの程度重いてんかんだったかは、詳しい情報は流れて来ていません。
このコメントの「頻繁に」という情報はフェイクに感じられます。
ひとつはっきりさせておかなければいけないのは、てんかんだろうと、何らかの障がい者だろうと、自由に旅行をすることはできます。
あとはその症状と、医師との相談、付き合い方、対処の実績でどこまでやれるかを判断して行えばよいのです。
てんかん発作の患者といっても、発作の頻度はひとによります。
僕の学生時代の先輩もてんかん持ちでしたが、4年間の間に1回しか症状を起こしたところに出くわしませんでした。
例えば日に数回も発作で倒れるようなひとは、誰から見ても重症です。
ご兄妹3人で来日し捜索までされるほどに愛されていたのですから、もしそこまでの重症ならひとりで旅行させることは無いはずです。
ティフェンヌさんは他にも一人旅をすることがあったそうなので、いざという時の対処の仕方も知っており、単独行動で旅をする実績があったはずです。
無知で無謀な行動の果てに行方不明になったというよりは、病気との付き合い方を知っていたはずのティフェンヌさんが行方不明になった事件だったとみるべきです。
このコメントでは、てんかんという病気に対する偏見を助長しかねない危うい印象を受けました。
他にもこうしたコメントがありました。
事件は迷宮入りしているからお願いされても安倍さんが困るだけだと思います。
迷宮入りというにはまだ早いですが、生存して発見できる確率は限りなくゼロに近いのかもしれません。
これは難しい問題です。
今後、どこまで捜索を続けるのか、永久に続けるのか。
日本人でも行方不明のまま見つからないひとは沢山いますので、外国人だからと特別扱いは出来ない時が訪れるでしょう。
ご家族にとっては受け入れ難い現実が、いずれは突き付けられるかもしれません。
その時に、国際問題化は避けたいですね。
両国にとって不幸なことです。
だからこそ、安倍首相も「全力を尽くす」と約束をしているはずです。
まとめ
image:グッド!モーニングより
栃木県警の情報では新しい情報の公開は無く、進捗は感じられませんでした。
しかしいまも捜索が続いているはずです。
両首脳が集まる記者会見場に潜入して助けを求めるのは、かなりの勇気がいったことでしょう。
BuzFixもこれまで数回に渡って記事にして参りましたが、やめることなく、これからも不定期ながらも情報を集めて捜索に協力していきたいと思います。
前日、当日の足取り、謎の1日などの情報についてまとめた記事がありますので、こちらも是非お読みください。
ティフェンヌ・ベロンさんの憾満ヶ淵と鳴虫山大捜索の結果は?足取りと空白の1日が計画表やホテル宿泊一覧で判明。新情報からみえた事故と事件の可能性。
2018年7月29日から30日ごろに日光へ行った際に、ティフェンヌさんの記憶があれば些細なことでも良いので、日光警察署(0288-53-0110)までご連絡ください。
関連記事を紹介させていただきます。
ティフェンヌ・ベロン(tiphaine veron)さんの捜索は6週間を越え発見できず。当日の服装は複数の新情報が判明するも確証は?栃木県警の捜査状況は?
7月29日から日光でティフェンヌ・ベロンさんが行方不明!親族の情報提供依頼も掲載。台風12号の風、てんかんの持病で事故?小さなショルダーバッグを持っています。
コメントを書く