あおり運転で逮捕
image:ワイドスクランブルより
2018年11月10日、北海道警は50代の女性が運転する軽自動車へ幅寄せするなど、3分間に渡りあおり運転をして会社員 瀧下秀樹容疑者(35歳)を暴行の疑いで逮捕しました。
同姓同名のフェイスブックアカウントはありますが、本人のものとは分かりませんでした。
しかし奇しくも、偶然の一致を確認しました。
瀧下容疑者の動機は?
あおり運転するひとの傾向は?
ドライブレコーダーの重要性とは?
そんな内容で記事を書いていきます。
瀧下容疑者の、粘着質!
image:モーニングショーより
2018年8月5日の夕方。
事件があった現場は北海道の石狩湾沿いを走る国道5号線です。
これは被害者の後部に取り付けたドライブレコーダーの映像です。
image:モーニングショーより
瀧下容疑者の車が車間距離を執拗に詰めてきています。
警察が解析したところ、最短で約3.2mまで急接近していたそうです。
3.2mといえば時速40kmで走っている自動車なら少しアクセルを余分に踏み込めばあっという間に衝突するほどの至近距離です。
危険を感じた被害者は、瀧下容疑者の車を先に活かせようと速度を落として走行車線へ譲ります。
しかし、瀧下容疑者は車を横あいからぐいぐいと接近させてあおってきます。
これは前方のドライブレコーダーです。
瀧下容疑者の車がセンターラインを越えてきていることが分かると思います。
image:モーニングショーより
なんと40cmまで幅寄せしてきました。
普通、この車間距離でセンターラインを越えて来られたら急ブレーキを掛けて停車するほどの危険度です。
ついに被害女性は停車。
瀧下容疑者も停車し、2人は口論になりました。
瀧下容疑者:
あ?
被害女性:
おかしいでしょ!?
瀧下容疑者:
何がおかしいんだよ!
あおってもないべやこの野郎!
被害女性:
くっついてるでしょ?
ぴったり
危ないでしょ!
瀧下容疑者:
左だからくっつくべや
お前がブレーキ踏んだんだべ
左だからくっつく…
解釈の仕方ですが、恐らく被害女性の車が追い越し車線でちんたら走っていると感じた瀧下容疑者はあおり運転をはじめ、被害女性が走行車線にどいたにも関わらず、自身も走行車線に戻ろうとしただけ、それを邪魔したのは被害女性の車だと、いったところでしょうか。
追い越し車線で譲らない方が悪いという意見もチラホラあるようですが、被害女性が瀧下容疑者の車を追い越した際に何かに対して腹をたててあおってきた可能性もありますよね。
公開されているドラレコの映像ではあおっているところからです。
その前にいったいどういうやり取りがあったのかが分からないので、判断難しいところですね。
警察の取り調べで、瀧下容疑者は
わざとでは無い
と容疑を否認しているそうです。
映像をみるかぎりは、明らかに煽っていますね…。
被害女性は「あおった」とは言っていません。
「おかしいでしょ」と言っただけなのに「あおってないべ」と即答していて、自分であおっていたことを認めているようなものです。
「あおっていることがわざとではない」という意味だとしたら、あおることに過失は無いと知るべきですね(^^;;
客観的にみてあおる運転なら、それはあおり運転になってしまいます。
瀧下容疑者の動機は?
なぜあおり運転をしてしまったのでしょうか?
あおり運転をするひとは、行動心理学でみるなら、普段から怒りの沸点が低く怒りっぽい性格なのか、最近苛立つことがあってイライラしていたか、に分けられるのかなと思います。
瀧下容疑者と被害女性の会話をきくと、女性に対して「この野郎」という言葉づかいをするあたりからして、男性としてのマナー意識が低い人物のように感じます。
日常的に女性に対して丁寧に接することが出来るひとであれば、喧嘩になっても咄嗟に「この野郎」という言葉は出てこないからです。
とはいえ、粗暴だからあおったと言えたら話は早いんですが、粗野なところがあっても普段は優しい人柄という場合も十分にありえますので、それだけで瀧下容疑者の行動や性格を断定することは難しいですね。
ただこうした性格のひとにとって、直前に苛立つことがあったとしたらどうでしょう。
普段は優しいキャラクターでも、苛立つ衝動を抑えられなくなるかもしれませんね。
この情報は定かではありませんが、瀧下容疑者と同姓同名の、札幌市在住のフェイスブックアカウントがありました。
(ツイッターなどでも複数の方が同じ情報について指摘をされているようでしたが時期尚早なものも見受けられました)
そのトップ画像が2018年8月4日に変更されており、トラックがぺしゃんこになっているものでした。
そのアカウントの持ち主はトラック運送業のドライバーのようなので、どうも事故を起こした直後だったのかもしれません。
奇しくも、瀧下容疑者がおあり運転をした日は8月5日(被害女性の車のドライブレコーダー日付から確認)。
あおり運転をした瀧下容疑者がこのアカウントの持ち主とは断定できませんので同一人物という表現は避けますが、例えばこうした仕事に関わる重大な事故を起こした翌日などは、平常ではいられないかもしれませんね。
逮捕された瀧下容疑者は、いったいどんな心境でこんなあおり運転をしてしまったのでしょうね。
あおり運転で暴行罪?
警察庁によると、2018年上半期だけで、あおり運転関連での摘発は6130件と2017年に比べ倍増しているそうです。
あおり運転という言葉も2018年の流行語大賞にノミネートされるほどに、社会問題化しています。
危険な幅寄せは車同士が接触していなくても暴行罪になります。
これまでは道路交通法で取り締まっていましたが、2017年6月の東名高速のあおり運転事故をきっかけに、あおり運転に対して罰則の重い暴行罪を適用する傾向があるようです。
自動車は使い方次第では凶器になりえます。
自動車という凶器を使って相手の安全を脅かしたということで暴行罪が適用できるというのは理に叶っているように思います。
まとめ
あおり運転の予防は、将来の死亡事故を予防するうえで重要になったといえます。
以前からあおり運転はあったろうと予想できますが、事故にならなければ証拠ものこらず、検挙にはいたりませんでした。
しかし昨今のドライブレコーダーの普及で多くの事例が明るみになるようになりました。
ドライブレコーダーは証拠としてだけではなく、予防として有効だと言われています。
カッとなってもドライブレコーダーがついていたら捕まるかもしれないと思えば、無茶なことを制止する力が働くはずです。
しかしカッとなったらドライブレコーダーのことなど想像すらしない人間もいるだろうとも思います。
その場合には、事後にしっかりと警察に報告し録画映像を解析してもらうことで、泣き寝入りを防げます。
危険なあおり運転をする傾向のあるひとは、いつか必ず同じ行為を繰り返します。
きちんとお灸をすえてもらい、罰をうけさせることが、次の予防に繋がります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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