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宮川選手への反省文と具志堅幸司への顛末書要求は日本体操協会の粛清。これからもパワハラを認めないと宣言したようなものだ。

宮川選手への反省文と具志堅幸司への顛末書要求は日本体操協会の粛清。これからもパワハラを認めないと宣言したようなものだ。

調査委員会の報告と反省文要求


image:情報ライブミヤネ屋より

 

宮川選手のパワハラ告発に対して第三者委員会(特別調査委員会)が調査をまとめました。

その帰結は

 

不適切だったがパワハラは認定しない

 

というものでした。

報告書の中ではいくつかの理由が述べられていますが訴えた側にたっていない内容になっています。

その一つの例が「協会のパワハラ相談コーナーを利用していない」という文言です。

そうした相談窓口はあったそうですが、宮川選手は協会とべったりの塚原夫妻に対して不信感を訴えているため、その協会が設置している窓口を信用できなくても不思議ではありません。

実際に握りつぶされるような恐怖感を味わったからこそ訴えているわけです。

公益通報者保護法により内部通報者は守られる権利を持っていますが、同時にまずは組織内で相談をしましょうということになっています。

筋論ではまずは相談窓口を利用すべきでしたが、効果が疑わしい場合は直接外部に相談することも良しとされるべきなので、内部で事前相談をしなかったとしても責めることはできないはずです。

何故相談しなかったことをもって宮川選手が悪かったことの理由に挙げてしまっているのか、理解に苦しみます。

 

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パワハラというものは、受けた側=宮川選手の印象でパワハラとなるものなので「パワハラは認める。ただし塚原夫妻の意図は…」という内容なら理解はできます。

本当にパワハラが無かったのならその明確な理由が示されるべきですが、報告書では全てこれまでの証言と仮説しか示されていません。

宮川選手のパワハラ体験を否定するものにはなっていません。

どちらかといえば塚原夫妻の主観にたって否定しているといえるでしょう。

宮川選手の勘違いだったと。

 

パワハラの主張も行き過ぎれば冤罪の恐れはあります。

しかし追い詰められたから告発するのであって、追い詰めない方法はあるはずです。

実際どの組織でも追い詰めてしまわないように人間関係の方法を模索しています。

塚原夫妻がそれをしておらず訴えられたのなら例え「そのつもりはなかった」としても、パワハラだったことはいったん受け止めるべきではないでしょうか。

 

それでも「パワハラ自体を認定しない」という結論としたのは、その結論ありきで、どうパワハラではないと解釈させるかという解釈操作に終始してしまった感が強いですね。

いったい何のための第三者委員会だったのだろう…という残念感があります。

 

またこの調査報告書でさらに驚くべきことは、訴えた当事者たちに対して反省文を要求していることです。

 

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宮川選手に反省文


image:ツイッター

 

宮川選手のスポンサーになった高須克弥氏がこのようにツイッターに投稿して話題になりました。

仰る通り、パワハラを受けたと主張している側が何故反省文を書く必要があるのでしょうか?

それを考えるには、この判断について理解を深める必要があろうと思います。

 

不適切だったがパワハラは認定しない

 

この調査委員会の判断は、最終的に反省文に繋げる目論見があったのではないかと思います。

パワハラというものは、受けてがそう感じたらパワハラです。

パワハラの大小、内訳は別に精査されるべきものです。

もし報告書内で塚原夫妻のパワハラを認定してしまうと、パワハラを受けた側ではなく、パワハラを行った側=塚原夫妻が謝罪をしなければいけなくなります。

そして社会的な制裁を受けることになります。

パワハラを認定しないということは、塚原夫妻に対しては2019年内に退職することで去ってもらうだけで終わらせ、余計な制裁をしたくないという協会の意思が見え隠れします。

それをしたくないという、調査委員会の判断に強い影響を与える「要素」をどうしても感じざるをえません。

 

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塚原夫妻は「シロ」となったため、協会の信頼を取り戻すために謝罪させるのは誰になるのでしょうか?

単に宮川選手の暴走で協会は名誉を傷つけられたとして、宮川選手に謝罪させようとするのでしょう。

 

高須克弥氏がおかしいと感じて当然ですが、真におかしいのは反省文を書くことというより、そもそもパワハラと認定されなかったことだと思います。

一方的に宮川サイドが悪かったかのような結論になっているのは理解に苦しみます。

 

宮川選手はすでに反省文を提出しているそうです。

反省文の中で塚原夫妻に対しての謝罪は行っておらず、あくまで協会に迷惑をかけたことに対して謝罪をしている内容だったそうです。

これはマスメディアの想像を掻き立ててしまうのでしょうけれど、宮川選手の抵抗だとみても良いのかもしれませんね。

 

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このツイートには続きがあります。

 

 

どうやら高須克弥氏が「おかしい!」とつぶやいたことで、またマスメディアが食いついて、騒ぎ立て始めたことを、宮川選手本人は懸念しているようです。

もう練習に専念したいから、そっとしておいて、という意思がみえます。

 

信頼した速見コーチはもういません。

新しい環境でまた体操の表舞台に出られるように努力するしか宮川選手には無いのです。

それには体操協会と関わらざるを得ません。

宮川選手は勘違いだったと公表され恥ずかしい想いを一生抱えていかなければいけません。

それでも宮川選手は新しい戦いを始めているんですよね。

 

反省文で塚原夫妻のことを触れないことで、協会へ意思は示しました。

協会もこれ以上追及はしないのではないでしょうか。

 

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具志堅幸司氏の顛末書の提出に疑義


image:情報ライブミヤネ屋より

 

日本体操協会は第三者委員会を立ち上げた具志堅幸司氏にも顛末書と謝罪文の提出を要求しました。

「18歳の少女が嘘をつくとは思えない」「全部の膿を出す」と発言したことについて公正を欠き、協会にマイナスイメージを与えたなどとする理由です。

これは果たして適切なのでしょうか?

この点について違和感を感じるため疑義を呈して置こうと思います。

 

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固い組織論ではやむなしか?

まず組織論という固い観点では、やむなしなのかもしれません。

組織の統制をとるには、組織に不利益をもたらしたひとを処分しなければいけません。

単純に印象でいえば協会を悪者にしている側面があり、パワハラが無かったという判断がなされた以上、誰かを処分するとなれば発言した具志堅氏となります。

ただものごとはそういう固い考え方だけでは通用しません。

もっと全体的な視点でみないとマネジメントに失敗します。

具志堅氏は組織を守ったのでは無かったか?

2018年8月ごろ、当時の体操協会をめぐる雰囲気を一言で表現すれば「泥沼」だと思います。

コーチを守りたくてパワハラで訴えた宮川選手、逆にパワハラ動画を公表され “逆襲” されたかたちのコーチと宮川サイド。

双方が何に対して怒り、訴え、どこに帰結すべきなのかがもはや曖昧な状況。

尻馬に乗ったようにマスメディアの報道も過熱する一方。

それまで塚原夫妻が圧倒的に悪者だったはずが、突然暴力を振るうコーチの動画を観させられたことで世論は分断されさらに混沌としていきました。

まさに「泥沼」の状態。

このままずるずると泥沼が続けば、さらに双方の印象は最悪になっていったはずです。

 

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そこに光をさしたのは、日本体操協会の具志堅幸司氏だったのでは無かったのでしょうか。

 

いったい何が答えなのか?

塚原夫妻やコーチを裁くだけでいいのか?

表面的な解決よりも体操協会そのものが腐りきっていることに問題があるのではないのか?

 

世論はこのように考え始め、日本体操協会はいったん解体せよという世論が形成されはじめていたはずです。

そこで具志堅幸司氏が第三者委員会を設置し調査すると発表したことで、状況をいったん全て巻き取るかたちにしました。

この際に具志堅幸司氏が「18歳の少女が嘘をつくとは思えない」「全部の膿を出す」と発言しいったん宮川サイドの味方に付いたことは、世論を落ち着かせるために必要だったと考えられます。

 

どんなことでも共通していますが、外野を巻き込んだ「騒ぎ」を収めるにはいったん誰かが大人の対応をして騒ぎ立てる外野をけん制する必要があります。

騒いでいる外野というのは、不確定な情報をもとに喧々諤々しているだけなことが多いのです。

だからこそ余計に混沌としてくるのです。

事情を知っている内部(協会)の具志堅幸司氏が一段高い位置に立ってこうした発言をすると、ネットを含む外野は自分たちが大人げない存在に思えたはずです。

そして、マスメディアは騒ぎ立てにくい雰囲気になったはずです。

2018年9月以降一気にこの話題が収束していき、体操協会はじっくりと考え、建て直す時間を持てたことについては具志堅幸司氏のマスメディア対応をもっと評価すべきのはずです。

 

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もしこの時に具志堅氏が塚原夫妻や協会の肩をもつような発言をしていたとしたら世論もマスメディアもここぞとばかりに協会を叩いていたでしょうからその選択肢はありません。

当時、宮川選手はコーチの暴力動画が公表され「コーチを守るために嘘をついているのか?」というバッシングの矢面に立たされかけていました。

某報道番組の手のひら返しは呆れるほどのものでした。

宮川選手を守る世論とバッシングする世論が衝突していました。

具志堅幸司氏は宮川選手を擁護することで、マスメディアだけではなく、このバッシングする世論もけん制していたのでしょう。

大人として体操協会として、守るべきは預かる子ども、そして選手なのです。

その本筋を貫いたのが、具志堅幸司氏の発言だったはずです。

世論は体操協会が選手を、子どもを守る組織だと再認識したはずです。

日本体操協会はこの発言にどれだけ救われていたのかを考えねばなりませんね。

 

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池谷幸雄氏にも厳重注意と誓約書


image:情報ライブミヤネ屋より

 

協会は池谷幸雄氏にも厳重注意と誓約書の提出を求めました。

テレビ出演し協会への不満をあからさまに発言したことに対しての粛清ということのようです。

しかし池谷氏は実際に練習風景をみてきた当事者として発言をしており、一定の信頼感をもって視聴者もみていたはずです。

その発言内容を単に「風説の流布」という言葉で否定してしまうのはどうなのでしょう。

 

池谷氏の発言でもっとも大事なことは、体操界のレジェンドで、かつテレビタレントとしても有名だったということです。

池谷氏の発言の影響力はずば抜けていました。

協会がそれを重く見ているのはわかります。

他のテレビ取材を受けたひとたちを差し置いてでも池谷氏への注意を公表したことでもよくわかります。

だからこそ、ならばなおさら池谷氏が話した内容をもっと重要と受け止めるべきでした。

これは池谷氏にとっても痛い敗北なのかもしれません。

今後、報道番組への出演も減ってしまうかもしません。

池谷氏への粛清が許されるのなら、もう協会に対して誰も不平を言えない空気になってしまいそうな予感がします。

 

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まとめ

「選手を守った協会」という印象を持って協会は再起動していくべきだったのでは無かったのでしょうか?

どうもこの裁きはダメな裁きを地でいっているような気がしてなりません。

選手を守れない印象の組織に、大事な我が子を任せたいと思うでしょうか?

子どものころから体操をさせたいと思う親が減れば、ひいては日本体操そのものが衰退するきっかけになりはしないでしょうか。

宮川選手と具志堅幸司氏に対して反省文を要求するという愚策をとってしまう原因はいったい何なのでしょう。

 

この話題はもうこれ以上盛り上がることはないでしょう。

主人公だった宮川選手がすでに反省文を提出し、抗争を望んでいないからです。

この訴えた当事者たちへ協会が粛清する体質が、あ新たなパワハラを生む源泉になっていかなければ良いのですが。

それだけが心配ですね。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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