やり投げの北口榛花選手。
2019年5月6日に大阪で行われた大会で、脅威の飛距離で日本新記録を打ち立て優勝しました。
東京オリンピックを控え新たな才能が次々と開花していますが、やり投げでもまた一人、表舞台に躍り出てきました。
おみごと!日本新記録!
image:グッド!モーニングより
2019年5月6日に大阪ヤンマースタジアム長居で行われた「木南通孝記念陸上競技大会」。
やり投げで驚愕の飛距離を出した選手が現れました。
北口榛花選手。
1998年生まれの21歳。
衝撃の記録は5投目に投げ落とされました。
5投目を投げる直前の北口選手。
image:グッド!モーニングより
とても集中しているようです。
体格もがっしりしていて、やり投げの選手としてベストのコンディションなのではと感じられます。
思い切って走り込み、振りかぶり、やりを投げました。
image:グッド!モーニングより
なんとその結果は…
image:グッド!モーニングより
64m36!
日本新記録です。
これまでの日本記録は63m80なので、一気に56cmも伸ばしてしまいました。
この大会の2位は56m77なのでいかに大会の中で際立っていたかが分かるかと思います。
これで世界選手権、東京オリンピックの参加標準記録を余裕でクリアです。
大会後には笑顔が弾けます。
image:グッド!モーニングより
人生初の記者会見は緊張の面持ち。
image:グッド!モーニングより
試合より緊張していて
とてもフワフワしています
めっちゃ笑ってますけど、きっとド緊張してるんだろうな…。
自分へのご褒美は?という記者の質問には…
アイスクリームかお肉が食べたいです
と素晴らしい笑顔で話してくれました!
戦略を練る脳としっかりした身体を維持するには、適度な糖質と良質な筋肉が必要。
質問の印象からすると、記者が期待した通りの答えを言ってくれたのかなと思いました。
こちらでは試合後の北口選手の肉声のコメントが聞けます。
【#木南記念 】
女子やり投日本新記録で優勝した北口榛花選手(日本大)のコメントをいただきました!
『今後も更に記録を伸ばし、世界で戦えるように頑張ります!』◆北口榛花(日本大4)
女子やり投64m36
※2019ドーハ世界陸上 標準突破
※2020東京五輪 標準突破#ダイヤモンドアスリート pic.twitter.com/a7lKKS12yf— JAAF(日本陸上競技連盟) (@jaaf_official) 2019年5月6日
北口榛花選手のこれまでとこれから
1998年3月16日に、北海道旭川市で生まれました。
現在身長は179cmあり、幼いころから女性ではかなり恵まれた体格を持っていたことを伺わせます。
幼いころから運動神経がよく水泳やバドミントンなど複数のスポーツで大会に出場するほどだったそうです。
運動神経抜群だったセンスが真に開花したのは高校生になってから。
そこで陸上競技(やり投げ)を始め、1年生にして世界ユース選手権で優勝。
その後、インターハイで優勝しています。
その時にはまだ競泳との二刀流だったというから驚きです。
ちなみに世界ユース選手権で優勝した際の記録はすでに60m35でした。
同年には日本陸上競技連盟の「ダイヤモンドアスリート」に認定され、東京オリンピック代表候補として期待の星に躍り出ました。
凄まじい勢いで成長を遂げていますね。
その後、日本大学に進学しスポーツ科学部競技スポーツ学科に所属します。
2017年に開催された日本学生陸上競技大会選手権大会で、大会新記録で優勝を遂げています。
この時の記録が60m49。
じわじわと日本記録に近づいていたことが良く分かるかと思います。
そして2019年、64m36というビッグサプライズに繋がっていきました。
現在は日本大学の4年生。
陸上種目はやり投げの他に、砲丸投げも行います。
ポテンシャルの高さからすると、砲丸投げでも記録を出す日が来るかもしれませんね。
意外な一面にも注目!
アスリートはみな意外な一面を持っているものです。
霊長類最強とさえ言われて恐れられた吉田沙保里さんも、実は内面はとても女性らしい方だと聞いています。
どうしてもアスリートとしてベストな姿がマスメディアで取り上げられることになるので、現役のうちはその姿が全てに映ってしまうものです。
北口榛花選手もまた力強さが際立っていますが、実際はお菓子作りが得意のようです。
お父様がパティシエをされている影響が大きいそうです。
「榛花」という名前の由来は、洋菓子で頻繁に用いられるヘーゼルナッツを実らせる「榛」(ハシバミ)とのこと。
名前がもうお菓子の材料になっていたんですね。
画像のような青い「榛」の実が、美味しいヘーゼルナッツが収穫されるかのごとく、北口選手も選手としてピークを迎えていくのかもしれません。
また方向音痴が激しいという一面もあります。
北海道から上京当時はよく迷子に。「家から自転車で30分くらいの学校まで5日間通い続けたのに6日目に迷いました(笑い)。いつも通りの道を進んでいる感じでいたら全然違うところで。グーグルマップで自宅に戻りました」。5日にも自身のツイッターで「新幹線未だによく分からないけど一番とまらないやつに乗れたと思う…」
出典:日刊スポーツ
これがそのツイッターです。
なんだか可愛らしい一面がみえてホッとしました。
久しぶりの1人移動…
新幹線未だによくわかんないけど
一番とまらないやつに乗れたと思う…— 北口榛花 harukaKitaguchi (@giant_babyparu) 2019年5月5日
まとめ
まだ世界新記録までは到達できていませんが、成長の速度がとてつもなく早いことが良く分かります。
東京オリンピックできっと素晴らしい成果を上げてもらえると信じて、応援しましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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