Instagram(インスタグラム)から届いた【同意】つきメールは要確認。Facebookの事件と関連あり。

Instagram(インスタグラム)から届いた【同意】つきメールは要確認。Facebookの事件と関連あり。

Instagramから届いたメールに気づきましたか?

 

 

Date: Tue, 24 Apr 2018 17:28:05 -0700 (2018年4月24日 17:28)にInstagram社からこんなメールを受信していました。

Instagram利用者のみですが、気づかれた方も多いと思います。

 

 

英語で羅列されていて、これはちょっと分かりにくいかな。。

しかも標準での文字が小さい。。

拡大すれば済みますが、コンピュータ初心者のお年寄りに読んでもらおうというユーザビリティは感じられませんね。

これでは日本のライトユーザの多くは、スルーしてゴミ箱行きじゃないでしょうか。

でも最後に【Agree】のボタンがついているんです。

これ、ちゃんと読まないとヤバくない?

 

 

ということで、この文章をGoogle翻訳にかけてみたところ、こういう内容でした。

 

利用規約とデータポリシーの変更点をご確認ください。 Instagramの使用を継続することに同意する場合は、お知らせください。私たちの利用規約とデータポリシーのアップデートInstagramの経験は変わらず、あなたの写真とビデオはまだ所有しています。私たちはあなたのデータにアクセスし、その使い方を理解するためのより良い方法を提供しています。 Instagramは2012年以来Facebookの一員となっており、いくつかの企業変更を行っています。今後は、Facebook Inc.がInstagramを担当していることを当社の規約に反映させていただきます。 Instagramアプリとデータを処理する方法は変わりません。私たちの条件は、私たちが提供するサービスと、Instagramを誰にとっても安全な場所に保つためにコミュニティのすべてのメンバーが期待することをより明確にしました。知っておきたいことをいくつかお知らせします。私たちは知的財産ライセンスを更新しましたが、あなたの権利は変わりません。あなたはまだあなたの写真とビデオを所有しています。 Instagramのアクティビティを表示するために情報をどのように使用するかを更新したので、定期的な投稿と同じように広告を操作したことを人々が確認できます。 Instagramを含むFacebook製品でのデータの収集、共有、使用方法を説明する新しいデータポリシーもあります。このポリシーでは、ストーリー、ダイレクトメッセージ、アクティビティのステータス、カメラの創造的ツールなどの新しい機能を扱います。ポリシーでこの新しい情報を知っていることを確認したかったのです。私たちはあなたのデバイスから、タップやスクロールのようなさまざまな種類の情報を受け取り、人間をボットと区別して詐欺を検出するのに役立ちます。私たちは研究のために、特に、Instagramでコミュニティを安全に保ち、いじめや嫌がらせを理解し、防止するのに役立つ方法で、情報を使用して共有することができます。このポリシーには、お客様の活動やパートナーから収集した情報、Facebookの企業間での情報のやりとり方法、広告を含む自分の経験をパーソナライズする方法に関する情報があります。あなたの広告主様に広告を表示せずに広告を提供します。このポリシーには、広告主やパートナーと何を共有するかについての詳細情報があります。私たちはあなたのデータを決して販売しません。このポリシーはFacebookにも適用されるため、顔認識に関する情報が含まれています。 Instagramでは顔認識技術を使用していません。ご紹介いただければ、お知らせします。

 

ふむふむ、なるほどなるほど

…って、なるかい(笑)

「うがー!」

って頭掻きむしりたくなる。

もうちょっと分かりやすくしてみましょうね。

 

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フェイスブックの個人情報漏洩事件との関連と本質の解釈

 

 

そこで、この文章を私なりに超訳してみました。

読みやすいようにセンテンスごとに箇条書きにしています。

意訳のために端折っている単語もあるので、あまり気にしないでください。

※あからさまに間違っているところがあればご指摘ください!

 

  • 利用規約とデータポリシーの変更点をご確認して欲しい。
  • Instagramの使用を継続することに同意する場合は、【Agree】を押して欲しい。
  • 利用規約とデータポリシーのアップデート後もInstagramの使用方法については変わらない。
  • Instagramから個人の情報へアクセスし、その情報からより良い使い方を提案していく。
  • Instagramは2012年以降、フェイスブック社の一員となり、いくつかの組織変更を行っている。今後、Instagramも、フェイスブック社の規約変更にあわせ反映していく。
  • Instagramのアプリとデータを処理する方法は変わらない。
  • コミュニティのすべてのメンバーが懸念する個人情報の安全性について利用規約を明確にした。
  • 私たちは知的財産ライセンスを更新したが、利用者の写真とビデオは、依然利用者に帰属する。
  • Instagramでアクティビティを表示する際に、Instagramが個人情報をどう使用するかを更新し、定期的な投稿とあわせ広告にどう活用されたかを確認できる。
  • Instagramを含むフェイスブック製品で、個人情報の収集、共有、使用方法の新しいデータポリシーもある。
  • このポリシーでは、ストーリー、ダイレクトメッセージ、アクティビティのステータス、カメラの編集ツールなどの機能についても取り決めている。
  • この情報に関することを利用者が理解しているかどうかを確認したい。
  • 利用者のデバイスから、タップやスクロールのようなさまざまな種類の情報を受けとっている。それは人間とボットを区別して、詐欺を検出するのに役立てている。
  • Instagramでコミュニティを安全に保ち、いじめや嫌がらせを把握し、防止したいため、情報を利用している。
  • このポリシーには、利用者の活動やInstagramのパートナーから収集した情報、フェイスブックの企業間での情報のやりとり方法、広告を含むユーザ向けのカスタマイズについて含まれている。
  • 個人情報の所有者が特定されないように広告を表示する。
  • このポリシーには、広告主やパートナーと何を共有するかについての詳細情報がある。
  • 私たちはあなたのデータを決して第三者へ販売しない。
  • このポリシーはフェイスブックにも適用されるため、顔認識に関する情報が含まれている。現在Instagramでは顔認識技術を使用していない。
  • 必要であれば要求に応じてより多くの情報を提供する

 

ふむふむ、個人情報保護のポリシーについての同意を求めているという内容のようですね。

この内容をさらに個人情報の扱いの観点で簡単に解釈するとこんな感じだろうと思います。

 

  • 利用規約とデータポリシーの変更を理解し同意して欲しい。
  • 個人情報の扱いについてFacebookの利用規約変更に準拠してInstagramも変更する。
  • 登録した個人情報を取得しそれを用いて最適な広告を表示することは変わらない。
  • 操作情報から人間とボットを区別して詐欺を検出するのに役立てている。
  • 取得情報からいじめや嫌がらせを把握し防止に役立てている。
  • 広告から使用した個人情報が特定されないようにしている。
  • 個人情報を第三者へ販売しない。

 

Instagramはフェイスブック社に買収され、フェイスブックのポリシーに従って運営を行っていました。

2018年初頭に、フェイスブックは重大な個人情報流出事件を起こしてしまいました。

その影響はなんと8700万人と言われています。

この事件については以前の記事で詳細に書いておりますので併せてお読みください。

 

フェイスブックの個人情報流出で影響を受ける範囲は?不正に利用されたのは誰の情報?原因は?今後の危険性は?

 

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フェイスブック社の事件の本質を要約するとこうです。

 

  • フェイスブックをプラットフォームに提供するサードパーティアプリに対して、クリティカルな個人情報を渡していたこと
  • その個人情報の範囲がアプリをインストールしていないユーザの分まで含まれてしまっていたこと

 

これはフェイスブックのサービスの根幹ともいえる部分であり、フェイスブックの「人を繋ぐ」という理想を実現するために必要だったという趣旨のことをザッカーバーグは弁明しています。

それはユーザの同意のもとだったとも。

つまり「利用規約読んだでしょ?」ということ。

しかし、ビジネスという側面が強調されてくるにつれ、ユーザの個人情報保護という観点が薄れ、悪用されてしまったわけです。

どうやら、今回のメールはフェイスブック社のアプリであるInstagramでの個人情報の扱いについて理解し同意してもらうためのもののようですね。

 

Instagramには、フェイスブックのようなプラットフォーム型のアプリは提供されていません。

広告から個人が特定されないと言っているため、趣味・志向に沿ったカテゴリーに対して広告を投下していくという仕組みになっているのかもしれません。

そのカテゴライズと個人の紐づけ部分はブラックボックスの中にあれば、確かにフェイスブックが犯した過ちは、Instagramでは起こり得ないと考えられそうです。

 

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まとめ

 

僕が今回この記事を書こうと思った理由は、以前、とあるクラウドサービスの終了を告げるメールに気づかなくて、データ退避に失敗する憂き目にあったことがあるからです。

海外のクライドだったので英語のメール。

その時は完全にスルーしていました。

 

今回の改訂には【Agree】して差し支えないと言えるでしょう。

でも、こうして今後も英語で提供されていく同意書って、特に英語に弱い日本人はどうやって対応していったらいいのでしょう。

 

『そんなかたっ苦しく考えなくてもよくない?』

 

と思ったあなた。

うかつに同意したことで、裁判沙汰になったときに不利に働くことも十分にあり得ますよ。

結局は己の身を守るのは己ということになっちゃいますかね(^^;

 

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関連記事を紹介させていただきます。

 

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今回の英文メールの日本語版がなぜか数週間後に届いています。

でもその意味は全く異なるものでした。

 

Instagram(インスタグラム)の勝手に同意になるサイレントマーケティング。【利用規約とデータに関するポリシーを更新しました】は前回英文メールの事後報告。

 

Instagramに関して、こんな便利な投稿方法がありますので記事にしてみました。

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