333人と戸田弁護士がボクシング連盟会長・山根明を告発!?ピンハネ・パワハラ・試合結果の操作・助成金の不正流用と完全私物化?ここで膿を出せるか。

333人と戸田弁護士がボクシング連盟会長・山根明を告発!?ピンハネ・パワハラ・試合結果の操作・助成金の不正流用と完全私物化?ここで膿を出せるか。

ボクシング連盟の山根明会長に黒い疑惑

 

image:グッド!モーニングより

 

2018年7月29日、日本ボクシング連盟の会長に、ピンハネ・パワハラ疑惑が発覚しました。

日本ボクシング連盟の都道府県連盟幹部や、元選手など333人が告発文を発表しました。

 

image:グッド!モーニングより

 

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この中で、アマチュアボクシングを統括する同連盟の問題、及び山根明会長の協会の私物化を指摘しています。

日本オリンピック委員会、スポーツ庁などに提出されています。

告発文を取りまとめて提出したのは、日本ボクシングを再興する会代理人の戸田祐典弁護士です。

 

この告発状は山根会長に対するものと受け取ってもらって構わないです

 

そう語る戸田弁護士。

 

image:グッド!モーニングより

 

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つまりこの告発は全てに山根会長が関与しているということを伺わせます。

告発状によると、山根会長が7年前に会長に就任して以来、パワハラによる恐怖体制を敷き、日本アマチュアボクシング界に君臨したとします。

そのため山根会長に逆らえるものは誰もいなかったそうです。

告発文では、こうした12項目が挙げられています。

以下が12項目になります。

 

金銭問題

1.アスリート助成金の不正流用の教唆及び隠蔽

2.試合用グローブ等の不透明な販売独占

3.競技力向上事業助成金等に関する不透明な財務運営

4.全国大会開催権に交付する大会日に関する不正な財務運営

5.「オリンピック基金」に関する不透明な財務運営

審判不正問題

6.公式試合における組織的な審判不正

コンプライアンスの機能不全問題

7.全国大会開催時における不適切行動

8.不適切な理事の選任

9.山根会長の会長就任に介在しうた暴行疑惑

将来世代に対する問題

10.国民体育大会の隔年実施競技への格下げ

11.若年選手が自由に協議に取り組む可能性を阻害する決定

12.全国高体連専門部の日本連盟に対する問題提起

 

告発状は、JSCが強化指定選手1人に交付した助成金を、山根会長の指示で3選手に分配した疑いのほか、審判不正や試合用グローブの不透明な独占販売など13項目について問題を指摘。

出典:スポニチ

 

これより12項目のうちの主だったものについて説明していきます。

※スポニチは13項目と記載がありますがワイドスクランブル調べでは12項目のようです。

 

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山根明会長とは?

 

image:グッド!モーニングより

 

大阪府堺市出身です。

2011年に会長に就任し、国際大会への派遣・選手強化費の増額などの改革を行いました。

2012年にロンドン五輪の際に、日本勢初の1大会複数階級メダルを取得した功績から、終身会長に就任しました。

この時、山根会長の独裁体制が確立してしまい、誰も逆らえなくなってしまったのかもしれませんね。

 

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山根会長の私物化は2017年に指摘済

 

image:グッド!モーニングより

 

2017年8月10日号の週刊文春で問題行動について記事になっていました。

2012年のロンドンオリンピックで村田諒太選手が金メダルを賭けた決勝戦でのことです。

試合直前に突然セコンドの変更が言い渡されました。

それまでは、樋山茂コーチと、本博国監督がセコンドとして付いていました。

こともあろうに、樋山茂コーチを突然交代させるというのです。

image:情報ライブミヤネ屋より

 

選手にとって、これまで信頼してトレーニングに付き合ってくれたコーチにいてもらうことはとても大切なことです。

そのコーチを強制的に変更されるということは前代未聞です。

 

しかも、その変更後の人物はなんと、ボクシング経験のない山根会長の息子である山根昌守氏。

image:情報ライブミヤネ屋より

 

村田選手はこう述べています。

 

「決勝のテレビに出るためにセコンドをする」
と言われた

なんでこんな素人がセコンドにつくんや…
リングの横に敵がいましたよ

 

左端が山根昌守氏です。

確かに決勝戦だけ、セコンドがこの方に変更されていました。

image:情報ライブミヤネ屋より

 

 

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ピンハネ疑惑

 

image:モーニングショーより

 

15年1月のアジアユース選手権に派遣された一部のコーチが、本来は支払う必要のない「大会負担金」を徴収されたほか、今年3月の韓国合宿では日当の“ピンハネ”があったという。

出典:スポニチ

 

2015年1月のアジアユース選手権でに派遣された一部のコーチが、本来は支払う必要のない「大会負担金」を徴収されていました。

19万1000円の徴収を受けたそうです。

ところが、別のコーチから徴収していない事実が発覚しており、差別を疑われています。

 

また、2018年3月の韓国合宿では日当の“ピンハネ”があったということです。

山根会長の部屋にあるコーチが呼び出され、連盟理事の一人から、日当3万円のうち2万円を徴収すると言われたそうです。

理由の説明はなく、使い道も不明のままです。

 

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成松選手の助成金不正流用疑惑

 

image:グッド!モーニングより

 

2016年のリオ五輪ボクシングライト級代表の成松大介選手が訴えています。

五輪の前年に日本スポーツ振興センターからアスリート助成金として240万円を支給されました。

そもそもアスリート助成金とはこういうものです。

 

アスリート助成金

オリンピック強化指定選手またはそれに準ずる者などに与えられる
国費も投入されて受け取る選手は誓約書や活動報告書の提出が必要

 

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ところが日本ボクシング連盟の指示で、他の選手と80万円ずつ分け合えと指示されました。

というのも、日本ボクシング連盟から成松選手の他に3選手に対して助成金給付を申請しましたが、成松選手にしか認められなかったため、他の2人に対して分けてやれ、という感覚だったようです。

 

image:モーニングショーより

 

助成金はその支給された本人の成長のために支給されるものです。

他の選手と分け合えというのは、他の選手が支給を認められていないのですからこの行為は当然「不正流用」になります。

以下は日本ボクシング連盟関係者から、隠ぺいを促された際やり取りを録音した音声データの一部です。

 

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日本ボクシング連盟関係者

単刀直入に聞きます
4月から何かもらったよね?
スポーツ振興基金

成松選手

助成金のやつですよね?
選んでいただいてありがとうございますって電話したら
山根会長が3人で分けろって…

日本ボクシング連盟関係者

会長の命令っていうと
おかしくなっちゃうから
あなたの考えで2人に分けてやろうかくらいの気持ちで
あなたがやってくれたとしたら
こちらとしてはすごくありがたい
意味わかる?(笑)

成松選手

分かんない
どういうことですか?

日本ボクシング連盟関係者

会長の命令っていうと
おかしくなっちゃうから
会長っていうか
連盟っていうか連盟の…
ちょっと分けてやろうか
2人にやってあげたよって
あなたの気持ちでやってくれたtら
マルなのよ

成松選手

じゃあ今は
バツってことですか?

日本ボクシング連盟関係者

会長の命令でやったってなると
会長が絡んでくるから

 

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その行為を成松選手は「山根会長の指示」と聞いていたようですが、日本ボクシング連盟の関係者はその事実を捻じ曲げようとしていることが伺えます。

今回告発した戸田弁護士はこのように話します。

 

成松選手としても日本ボクシング連盟の山根会長の指示に従わなければ
代表選考からも外されてしまう可能性もあると認識していたので
断ると言う選択肢はない状況だった

 

この不正流用に関して、山根会長はこのように釈明しています。

この釈明から不正流用は認めているとみられます。

 

多くの選手に恩恵を与えたかった
連盟の利益にはしていない

 

リオ五輪、山根選手は惜しくも敗退しています。

スポーツマンなら、結果を他のせいにはしたくない気持ちはどうしてもあるでさよう。

しかし「この助成金がきちんともらえていたら」という悔しさはずっと残ってしまうかもしれませんね。

 

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試合用グローブの独占販売

 

 

試合用グローブ等の不透明な独占販売も山根会長の指示で行われていたと指摘されています。

販売店を1社に限定し、代金振込先が山根会長の孫娘名義の時期があったそうです。

 

この試合用グローブの独占販売の実態、奈良判定、日大田中理事長との癒着などさらに詳しい情報について記事を書いています。

かなり凄いことになっていたことが明るみななってきましたので、是非こちらもあわせてお読みいただければと思います。

(この記事の最期に同じリンクを用意しておりますので全て読み終わってからでも大丈夫です ^^;;)

 

驚愕の奈良判定!?忖度できないと恫喝と左遷。山根明会長の横暴を村田諒太も批判。日大の田中理事長と癒着、試合用グローブの販売独占、おもてなしの実態も明るみに。

 

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審判の判定操作

 

image:グッド!モーニングより

 

審判への不正な関与が指摘されています。

審判へ不当な圧力をかけて試合結果を操作していた疑いがもたれています。

告発の中心人物である新潟県ボクシング連盟・鶴木良夫理事長はこのように述べています。

 

例えばAさん、Bさんの試合をしたとき
「今日はAさん勝たせなあかんで」みたいな
関西弁で

試合直前の30分前に審判、ミーティングというのがあるんですよ
その時に発せられた言葉です

自分の気に入らない判定を下した審判を恫喝したり注意したシーンは
私はいつでも見ています
翌日からレフェリージャッジをはずされたという審判を見ていますし
30分以上にわたって恫喝されたシーンもその場に居合わせていますし
いろんなシーンを見ています

 

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審判にとっては、公正に審判したいと思うのが普通の感覚です。

脅されても信念に従い審判をしたひとが、恫喝をされたのでしょうか。

戸田弁護士はこう話します。

 

山根会長がお気に入りの選手を優先的に勝たせようとしていたのでしょう

 

お気に入りの選手を勝たせても、日本ボクシングの発展には何も貢献しない行為といえますので、完全にやりたい放題になっていた実態がみえてきます。

 

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まとめ

 

 

日本ボクシング連盟は一般社団法人です。

公益法人と異なり、一般社団法人は届け出をすれば誰でもつくれてしまう法人です。

比較的安易に作れるうえに、助成金がおりるメリットがあります。

それをいいことに、公費の不正流用、下手をすれば着服さえ行っていた可能性すらでてきました。

 

ボクシングは日本では比較的歴史の古いスポーツです。

現在は人気が低迷していますが、戦後の復興期からプロレスと人気を二分して隆盛を極めていた時代があります。

プロレスは背後に興行権をわけあう黒幕がいたというのは知られていますが、ボクシングもそうしたものがあり、その流れが連綿と引き継がれているのであれば、そろそろ膿を出さないといけない時期が来ているのではないでしょうか。

 

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2020年の東京オリンピック競技から、ボクシングは除外される可能性があるそうです。

国際ボクシング連盟での不適切人事が問題のようです。

開催国の日本がこんなグダグダでは、除外は確実になってしまうでしょう。

背後に黒いもの、ヤクザ絡みなのかどうか、そういったことも含めてきちんと解明して欲しいです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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