山根会長が辞任を表明
2018年8月8日、山根明会長が辞任しました。
8月7日の緊急理事会で、本人の進退を山根会長に任せることを決定していました。
「進退は会長に一任すると言われた。心が整理できました。明日12時(正午)に私の生涯、男としてのけじめを話すので今日はちょっと時間をください」
解任動議が腹心の吉森副会長の離反で加速していた最中です。
緊急理事会の後、このように語っていた山根会長。
解任動議で成ると、「除名」という厳しい処分になります。
その前に、山根会長自身で進退を決めていもらう機会を持ってただいた形でしょう。
とはいえ、既に「除名」の条件が揃っていたため、その事実を突きつけての緊急理事会。
山根会長にとっては、「もうワシに辞めろということだな」と、思わされた会だったことでしょう。
山根会長の様々な疑惑と事実
「日本ボクシングを再興する会」の告発文では12項目が挙げられていましたが、その中から以下のような疑惑が続々と取り上げられ、連日報道されてきました。
- 助成金不正流用の事実
- 成松選手への口止め、隠ぺい工作の事実
- 反社会勢力との蜜月
- 奈良判定(山根マジック)による審判の不正操作疑惑
- コーチからのピンハネ疑惑
- 試合用グローブの独占販売疑惑
- オリンピック基金の不透明な運用
- 会長就任時の暴行による候補者おろし疑惑
- 村田選手の決勝で急遽セコンドを息子に入れ替えた事実
- 日大田中理事長との蜜月と日大スポーツ科学部客員教授への就任の不透明性
- 過剰なおもてなしの「受け入れ」というパワハラ
- 賭け麻雀の事実
- AIBAの犯罪者指定されているラヒモフ氏との蜜月
- 高山選手のアマチュア転向妨害疑惑
- 日本ボクシング連盟に勤めていた女性職員への長期間のパワハラ
この疑惑の中で明らかにとどめとなったのは、反社会勢力(暴力団)との蜜月を自ら告白したことでした。
そこで一気に、幹部たちの離反が進んでいきました。
疑惑のままで終わったもの、事実として判明しているもの、これから疑惑が白日にさらされるもの。
「日本ボクシングを再興する会」からはさらなら証拠を提示が示唆されています。
まさに疑惑の宝庫だった山根会長。
終身会長というあり得ない役割を自ら作り、胡坐をかき帝国を築いてきた山根会長。
これからどのような人生を送っていくのでしょうか。
まとめ
解任動議が行われる直前での辞任は側近たちの最後の礼儀なのかもしれません。
山根会長はパワハラなど現代では許されないことを行ってきましたが、側近としてみてきた方々にとっては、彼の会長としての実績お認めていたことも間違いないでしょう。
だからこそ、山根派としてぎりぎりまで山根会長を守り続けたのかもしれません。
山根会長の退任のあと、次の会長が誰がなるかが注目です。
山根派から出せば、山根体制の院政が危惧されているため、反山根派から選出されるのではと言われています。
そのようにしなければ、世論も納得できないでしょうし、東京オリンピックに向けての準備という視点でも必要な組織再編です。
この騒動はここで終わりではありません。
今後についてしっかり見ていきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
関連記事を紹介させていただきます。
山根会長の涙!?心情は?辞任表明前のミヤネ屋の取材でみせた涙は真実か嘘か。山根氏が理事に残るなら解任動議で除名処分を目指す。内海常務理事や吉森副会長の動きは?
山根明氏が辞任表明してもモヤモヤする理由は山根会長の時代背景のせい!?疑惑解明も必要だが、過ちの本質を理解して経験を次の世代に繋げないといけない。
【全文掲載】山根明が会長を辞任!記者会見ではなく表明に留めた。暴力団との関係での自爆を鑑みて弁護士作成の文章を読み上げただけ。疑惑の解明はこれから。
333人告発の山根会長に新パワハラ疑惑続々!?AIBAの犯罪容疑者ラヒモフ氏の腕時計とは?暴力団元組長の三行半、吉森副会長の裏切りで解任動議待ったなし。
↓↓この記事がお役に立てたらボタンを押していただけると嬉しいです。
↓↓これからも有益な情報を掲載していくので通知登録お願いします!
コメントを書く