「獺祭」が製造中止に
image:公式ページ
世界戦略で日本酒の売り上げそのものの底上げにも貢献し続けている「獺祭」。
製造元の旭酒造株式会社の売上推移をみると、その勢いがよく分かります。
<従業員数>
207名(2016年12月末 正社員:111名 パート社員:96名)。
<売上推移>
決算期 売上高 経常利益
———————————————————————–
2013年9月期 37億 600万円 4億9,200万円
2014年9月期 45億9,900万円 11億9,000万円
2015年9月期 65億3,700万円 21億1,900万円
2016年9月期 108億 300万円 41億6,700万円
出典:ysdyt.net
この獺祭が、集中豪雨の影響で製造停止に追い込まれています。
復旧を急いでいますが目途はたっていないようです。
旭酒造は岩国市に蔵があります。
「本社蔵」と呼ばれるビルの一部が被災しました。
土砂崩れが発生し2棟ある蔵のうち1棟が土砂でせき止められ、水が流れ込んでいるそうです。
80センチも水に浸かっており、倉庫に保管していた原料となる米が水浸しになる被害を受けました。
また停電もしており温度管理ができず、冷蔵設備も使えないことから、製造を停止せざるを得ない状況です。
7月8日は社員20人で水につかった酒瓶を処分する作業などに当たったそうですが、かなり多くの出荷前の酒も破棄することになったものと推測します。
製造ラインが復旧するまでに40万本から60万本の生産に影響が出るようです。
出荷までに2か月~3か月の見込みです。
ローカルニュースで獺祭の旭酒造の被害について伝えてた。2~3ヶ月か… pic.twitter.com/U0GOgldeG9
— にじこ (@nijiko_dx) 2018年7月8日
人的被害は無いとのこと
旭酒造の公式をみると、人的被害は出ていないこと、それだけは安心しました。
本社の直営店「獺祭ストア」も当面営業中止となるようです。
【お知らせ】
この度の大雨により被害を受けた方へお見舞い申し上げます。
旭酒造株式会社でも、山口県岩国市の本社・酒蔵に浸水と停電による被害を受けました。
社員全員の無事を確認しております。ご心配の声を頂き心より感謝申し上げます。
今後の状況は確認次第追ってお知らせ致します。— Asahi Shuzo (@DassaiSake) 2018年7月7日
プレミアム価格で売られても買わないように
この期に乗じて、特にネットでとんでもない価格で販売をする悪徳業者がいることが予想されます。
高値で買ってしまうことは、復旧後の旭酒造さんの売り上げ減というのダメージにも繋がります。
旭酒造さんの信頼も傷つくかもしれません。
絶対にそうした悪質な販売に手を出さないようお願いします。
“和醸良酒”というように、お酒は個人のためだけにあるんじゃない。
以前、旭酒造さんが出した「お酒を高く買わないで」の広告も、むやみに値段が高騰して、一般の人が飲めなくなることに警鐘を鳴らしていたはず。
今こそ適正価格で、そして末永く獺祭を愛飲するのが必要なんだろうな。 pic.twitter.com/27dREhXQzd— おいでよ関門 (@ei__yu) 2018年7月8日
まとめ
日本酒が好きで、獺祭も人気になる以前からたしなんでいました。
コツコツと販売量を増やし、やっと世界で獺祭ファンがつくまでになったところです。
ここで躓くわけにはいきません。
まだ被災は続いており、復興には遠いですが、その時には他の地域のみんなでできることをやって、手伝っていきましょう。
僕はまずは獺祭が製造再開したら適正価格で購入したいと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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