山根会長の涙!?心情は?辞任表明前のミヤネ屋の取材でみせた涙は真実か嘘か。山根氏が理事に残るなら解任動議で除名処分を目指す。内海常務理事や吉森副会長の動きは?

山根会長の涙!?心情は?辞任表明前のミヤネ屋の取材でみせた涙は真実か嘘か。山根氏が理事に残るなら解任動議で除名処分を目指す。内海常務理事や吉森副会長の動きは?

山根明氏の辞任表明前の取材

 

image:情報ライブミヤネ屋より

 

「情報ライブミヤネ屋」で辞任表明の前に取材を行っていました。

そこでは自身の「辞任」について涙ながらに語る姿がありました。

以下はその全文を書き起こしたものです。

なお、随所で「33都道府県にお礼」と言っていますが、告発した側が33都道府県なので、勘違いをしているのではと思われます。

「告発してくれて、反山根派がはっきりしたよ、ありがとう」なんて高度な皮肉ではないと思います。

 

Advertisement

 

さて、これを読んで皆さんは、どのように感じますか?

 

体調はきつい
わたしは死ぬまでキツイとかシンドイとは言いません

これはやっぱり
長年、43年のこのアマチュアボクシングで
生きてきた思いがあります

だけど
法人の会長としての責任ちゅう形は
やっぱり自分でとるべきもんは取ると
連盟の為に

それと同時に
全国の選手の皆さん
ならびに
47都道府県でありますが
33都道府県の皆さんには
山根明会長に対しての応援があったことに
お礼を申し上げます

それと同時に
日本連盟の役員の皆さんにもご苦労様でしたと
その思いだけです

わたしは
10日ほど前から
この問題は世間に出た時点で
わたしの嫁に相談をしました
まあ私自身78ですから
嫁との年も28歳違います
わたし自身がボクシング界から辞任をした場合は
嫁にお世話になっていくと思うんで
第一に嫁に相談したわけです

会長あなたは世界一の男や
だからわたしは
あなたが生きている間
どんなことしてでもあなたの面倒をみていくから
男の花道だけ
正々堂々と生きてくださいと言われました

今後はボクシングとの関わりはわかりません
後の整理も残ってますから
いまの時点では考えてません

(以下へ続く)

 

Advertisement

 

いまはスキッとしています
ただね
33都道府県の皆さまの関係の
ならびに
選手のことを思えば
この場で山根が辞任をすることがね
一番妥当ではないかと思ったの

それとね
やっぱり
これだけ毎日テレビで報道され
選手たちにも、高校生にも
中にはわたしのファンがおります
そういう子に
いちいちわたしから
「こうやぞ」「ああやぞ」
と説明できない
だからわたしは辞任のあと
そういう選手と関係ををもったら
子供らに真実を全部述べます
わたしは選手が大好きやし
アマチュアボクシングを
最高に愛していますから
だから
やっぱり
アマチュアボクシング
アマチュアいうボクシング協議を
わたしは忘れることはできません

日本ボクシング連盟は
組織の責任者として
遊び半分の組織では選手強化になりません
だからある反面
厳しさと
今まで法人の会長ができなかった役員に対しても
愛を与えてきています
選手にもそのようにしてきています
僕は自身がやってきたことに対して
男として最高の誇りをもって
この会を辞任したいと

再興する会には
3年前まで暴力団と付き合いをしていたってウソですよ
6年前に裁判がありまして
全然タッチしてないんですよ
そういうウソを言っても通じませんから

今後もやります
やります(戦います)
わたしも人間ですから
法的にやります
訴えを起こします
当たり前でしょう

世を去るまで
ボクシングへの愛情は切れないです
お金に替えられないね
若い子供らのために
自分のためではありません
自分の名声云々ではありません

わたしは若い青少年のためにいままで
アマチュアボクシングで
自分の人生をつぎこんできてますから
私自身がボクシングで生活をしているのなら別ですけど
そうじゃありません
ここまで来るまでは
家族の支えがあってやってきていますから

 

Advertisement

 

日本ボクシングを再興する会の記者会見

 

image:情報ライブミヤネ屋より

 

山根氏が「辞任表明」をしたあと、「日本ボクシングを再興する会」のメンバーが会見を開きました。

主だったところは、告発人代理人の戸田裕典弁護士から語られました。

 

なおここで、成松選手の助成金不正流用問題で、成松選手に隠ぺい工作をした女性と男性について判明しました。

吉森副会長が弁護士としての知識を活用し、内海常務理事が連盟のカネを動かして、裏工作をしていた構図が読み取れます。

 

女性:内海常務理事

 総務、経理など全般を取り仕切っていた女性で、山根氏の信頼厚い腹心。

男性:吉森副会長

 やはり山根氏の信頼厚い腹心でかつ弁護士。

 

Advertisement

 

それでは、会見で語られた報告の趣旨を整理してみましたのでご覧ください。

この記者会見の理由

これまで山根氏も日本ボクシング連盟も、告発の内容をほとんどを否定していたため。

告発の経緯

関係者が山根会長からの不利益が怖くて声を挙げられなかった。

その結果ガバナンス機能が効かない組織になってしまった。

日本ボクシング連盟幹部へ提案も受け入れられなかった。

山根明会長の「退会要求書」を提出したが「厳しい責任が伴う」という文書が全国に回り、自浄作用が働かないと判断し、告発に至った。

 

Advertisement

 

助成金不正流用

流用をしたことは認めているが、内海常務理事(総務一般)と吉森副会長(弁護士)の2人が成松選手に隠蔽をしたことを成松選手への暴言で返した。

選手生命をかけて成松選手は告発しているのにこれはは許せない。

コーチからのピンハネ

ピンハネは無いと言っていたが、内海常務理事が強制的に2万円を徴収していた現場を目撃している。

審判不正

まず「奈良判定」という言葉が独り歩きし奈良県の選手に迷惑を掛けたことについて遺憾の意を表します。

※謝罪としなかったのは、恐らくマスメディアにも責任の一端があるということを暗に示唆しているものと思います。

その他、新たな物証(録音データ)については次項から書き起こしでお伝えします。

 

Advertisement

 

数年前から物証があり何故今頃告発なのか

個々ではなんとか変えないといけないという意見は持っていた。

しかし数人で告発しても潰されるだけと分かっていた。

やっと333人の結束ができたため告発に至った。

 

それでは、審判の不正の新証拠が公開されましたので次項から、その書き起こしを記載していきます。

 

Advertisement

 

近畿大学を勝たせない不正審判を示唆する証拠

 

2016年4月30日に録音されたもので、芦屋大学 対 近畿大学の試合に関して、近畿大学を勝たせたくないといった内容の内海常務理事とある女性の会話のようです。

会長の意向に沿った判定をしてもらうために、審判員が集められているという趣旨の内容になっています。

これを聴くと、山根氏というより、連盟幹部ぐるみで不正を行っていたことがわかります。

近畿大学を勝たせたくない理由は澤谷氏との確執のためのようです。

澤谷氏とは、日本ボクシング連盟の澤谷廣典元理事で、日本ボクシングを再興する会のの中心メンバーです。

彼は近畿大学出身でした。

読んでもらうと分かりますが、ちょっと音声データでも分かりづらい印象です。

会話の中で端折られていることが多いためでしょう。

ただ一つ、おかしいと分かるのは、最後に内海常務理事が「そうじゃないと ただしくやっちゃうといけない」と言っているところです。

正しい審判をしていけないことなんて、いったいどういう場合なんでしょうね。

 

内海常務理事:

それでね、会長が今回ね
女子の合宿をくっつけろと言ったの
合宿にくっつけて審判員をよんだのよ、A級を

女性:

だって大阪、A級おらへんもん

内海常務理事:

そう、A級の審判をやらせようと思って
それは近大に勝たせたくないわけさ

女性:

近大が間違って勝ったりしたら
もう、えらいことになるわ

内海常務理事:

そうや
(近大の監督)さんリーグ戦たのしみですね
近大のチャンピオンいっぱいいるから
安心でしょう
すごいですねって

女性:

うんうん、どうなんやろ

内海常務理事:

どうだろうね
でもやっぱりあれじゃない
芦屋じゃないの
そのために会長が審判を集めてんだから
お前たちなんであつめられたかしってるんか
言っとかないとダメだよ
そうじゃないと
ただしくやっちゃうといけない

 

Advertisement

 

奈良出身選手を勝たせていたことを示唆する証拠

 

2016年2月5日に録音されたものです。

山根氏が誰かとの会話の中で、奈良出身選手を勝たせるために審判に忖度を迫っていたという内容です。

このようなことをされていたら、審判も忖度せざるを得なくなるし、正常な判定ができなくなるでしょう。

 

俺はあれやで
審判のミーティングのときにな
最近は言わないけど
奈良の選手を
勝たせとか言わない

「接戦をした場合は誰にやるの?」
って言うわけ
人間関係やろ?

だけどその
接戦しとんのに
奈良の選手とな他の県と接戦しとるのに
「左(他県の選手に勝利の判定)」やってみい、
「お前ら俺に逆らっとるんか?」
てことになってくるのよ

俺が法人の会長になってやな
はっきり犠牲はもういっぱいある
改革もいっぱいしとんねん
接戦した場合、やっぱり奈良やな
それ反対につけた場合は
「お前なめてるんか?」
てなってくるわけ

 

Advertisement

 

告発状で記載できなかった新たな疑惑

 

image:情報ライブミヤネ屋より

 

チーム経費

日本連盟の合宿で、チーム経費が支給されている。

仮払いの現金が残っても清算の跡が見えない。

本来日本連盟に戻すはずの金を懐に入れていた可能性がある。

その場合横領など刑事責任となる。

 

オリンピック慰労金

日本選手団だった理事に対してオリンピック慰労金が支給されていた。

その根拠、金額も確認できていない。

選手に対しての慰労金は全く確認できておらず何故か理事のみだった。

 

Advertisement

 

理事へ不可解な報酬

通信費、交通費という名目で多くの理事に一定額が支給されている。

日本連盟の規定では理事などには一切報酬は払わないとなっている。

 

国際審判の資格の問題

AIBA(国際ボクシング協会)の既定の中では、各国の理事は国際審判員の資格が欠格になるはずだが、理事の中には国際審判員が含まれてるのではないかという疑惑がある。

AIBAとの間でどういうやり取りがされているのかは調査中。

 

Advertisement

 

辞任の声明について

 

image:情報ライブミヤネ屋より

 

会長職からの辞任なのか、理事からの辞任なのか、日本ボクシング連盟の会員としては残るという意味なのかがはっきりわかっていないので、はっきりわかるのを待つということです。

また、報道では理事の多数が辞任の意向と先行していましたが、告発人の中ではれそれが事実とはまだ確認できていないそうです。

 

Advertisement

 

山根氏が理事に残る可能性

 

ここからは、最悪のシナリオについて考えてみました。

本当に最悪の想定ですが、山根氏がしれっと連盟理事として残るとします。

辞任は「会長を辞任するという意味だった」と説明すればいいのです。

世間も「確かに全て身を引くとは言ってなかった」と納得させられます。

まあマスメディアのかっこうの餌食にはなるでしょうが、あの山根氏のこと、屁とも思わないでしょう。

 

Advertisement

 

そうすると「日本ボクシングを再興する会」としての次の一手は、解任動議で除名処分にする方向に動くはずです。

会長の除名処分のためには、連盟正会員のうち51人の賛成票が必要です。
※これまで52人でしたが8月8日時点で連盟理事が1人辞任していることがわかっています。

各都道府県連会長47人が全員除名賛成に回れば、残り4票です。

あとは29人の連盟理事から集めることになります。

反山根派の3人が賛成に回ります。

そうすると残り1票です。

 

Advertisement

 

山根派が何人が寝返ったと報道では伝えられていましたが、それは山根派のフェイクで、実は全員そのまま山根派として理事に残っていたとします。

もちろん内海常務理事や吉森副会長も自分の椅子に座っているとします。

そうなれば、態度保留にしていた12人がどちらに付くかになります。

この騒動中に辞任した理事が何派かにもよりますが、いずれにせよ、1人か2人、態度保留の理事次第ということです。

ここで山根派から強力な説得(裏金など)により12人全員を抱き込めれば、51人の賛成票には届かなくなります。

というか、もしこういう計画なら、山根氏が辞任表明する前に完了しているかもしれません。

 

また各都道府県連会長のうち、山根氏の息が掛かった奈良県ボクシング連盟の会長が抱き込まれることも考えられます。

しかし態度保留としている12人には、どちらに転がるかを見定めていることが考えられますので、ここで山根氏が残ることがメリットと捉えるかどうか?

僕が理事だったら、これだけ騒ぎを起こして、暴力団の印象がこってりとついていまった後で、なおも山根氏を庇うメリットは無いと考えますね。

 

Advertisement

 

もし山根氏がここで首の皮一枚、理事として残った場合、会長選になります。

そうなると山根派が強いため、山根派から会長が選出される可能性が高くなります。

これで、山根氏の「院政」が完成するというわけです。

ここから、反山根派に回っていた理事への粛清が始まるのかもしれません。

という青写真は、完全にドラマの世界ですね(^^;

さすがにここまではやらないと信じたいですが。

 

Advertisement

 

まとめ

 

image:情報ライブミヤネ屋より

 

人間はここまで感極まって涙ながらに話しをしながら、内心で嘘をつけるものでしょうか?

山根氏という方は、どうも違うような気がしてなりません。

旧態依然としてやってきた山根帝国で、当たり前のようにやってきただけなので、何も悪いとはいまだに思っていないのではないでしょうか。

つまりですね…

 

Advertisement

 

隠ぺいだって、贔屓だって、昔からやってきたし、誰も何も言わなかったじゃないかと。

奈良判定なんてない!という言い訳だって、別に何が悪いの?

という、極めてプレーンに、何の疑問も抱かず言えてしまう人って、この世の中に何パーセントかはいるんじゃないでしょうか。

「清濁併せ呑む」という言葉がありますが、まさにそういうことを極めて素直にやってしまう貴重なひと。

だから暴力団の裏の顔と、ボクシングを学ぶ若者たちと接する表の顔を完全に使い分けていたのではないでしょうか。

もちろんそういうひとなら、ピンハネで稼いで嘘をつくことも、泣いたことも実にピュアな気持ちでやっている。

そうだったら、、、怖い。

ワイドショーでは「山根劇場」とか言われていますが、どうなんでしょうね。

 

Advertisement

 

「日本ボクシングを再興する会」としては、とにかく「辞任」の意図が確認でき次第、次の対応を決めていくしかないでしょう。

ただ、もし全てを辞め身を引くとしても、何の説明もしておらず単に逃げただけとしか映りません。

山根氏は「法的に闘う」と言っていたようですが、事実関係がはっきりすれば名誉棄損にならないと確信をもって告発しているとはっきり回答しています。

確かに数々の録音という物証がある中で、どのように闘っていくのかは非常に気になるところです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

理事総辞任し山根劇場おわり。国際的なパイプ、ビデオ判定導入、ミニ山根、山根マジックの後始末など問題と処分が山積。アマチュアボクシングの改革は第2ステージ。

山根明氏が辞任表明してもモヤモヤする理由は山根会長の時代背景のせい!?疑惑解明も必要だが、過ちの本質を理解して経験を次の世代に繋げないといけない。

【全文掲載】山根明が会長を辞任!記者会見ではなく表明に留めた。暴力団との関係での自爆を鑑みて弁護士作成の文章を読み上げただけ。疑惑の解明はこれから。

333人が勝利しカリスマ山根会長が辞任。端的な声明のみ。反社会勢力(暴力団)との関係を認め完全に流れが変わった。解任動議直前での辞任は側近たちの最後の礼儀か。

333人告発の山根会長に新パワハラ疑惑続々!?AIBAの犯罪容疑者ラヒモフ氏の腕時計とは?暴力団元組長の三行半、吉森副会長の裏切りで解任動議待ったなし。

 

↓↓この記事がお役に立てたらボタンを押していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 ニュースブログへ
にほんブログ村

↓↓これからも有益な情報を掲載していくので通知登録お願いします!

 

 

 

ニュースカテゴリの最新記事