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北朝鮮の南浦で拘束された39歳の映像クリエイターは杉本知之か杉本倫孝か?報道も錯綜しており特定は待とう。杉嶋岑氏のようなスパイ容疑の自白強要が繰り返される。

北朝鮮の南浦で拘束された39歳の映像クリエイターは杉本知之か杉本倫孝か?報道も錯綜しており特定は待とう。杉嶋岑氏のようなスパイ容疑の自白強要が繰り返される。

日本人が北朝鮮で拘束

 

 

日本人男性が北朝鮮で拘束されたというニュースが流れました。

朝日新聞、産経ニュースでは以下のように報じています。

 

北朝鮮で今月、現地当局に拘束された日本人男性は、北朝鮮西部の南浦(ナムポ)で拘束されていたことがわかった。男性は30代で、海外の旅行会社が企画したツアーで北朝鮮に入ったという。日本政府は外交ルートで北朝鮮側に詳しい経緯の説明を求める方針だ。

出典:朝日新聞DIGITAL

 北朝鮮に渡航していた日本人男性が現地当局に拘束された問題で、男性は滋賀県出身の映像クリエーター(39)とみられることが11日、関係者の話でわかった。政府は、邦人保護の観点から、男性の安否を含め情報収集を急いでいるが、「確認中」として詳細は明らかにしていない。

出典:産経ニュース

 

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日本の報道では以下の情報のみしか見つかりません。

  • 滋賀県出身
  • 映像クリエイター
  • 39歳
  • 男性

 

2018年8月13日の「グッド!モーニング」は、朝日新聞の情報として、本名付きで報じています。

 

杉本倫孝(ともゆき)さん

 

以下が番組で公表された際の画像です。

image:グッド!モーニングより

 

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この字で「ともゆき」と読むのかというとちょっと分かりません。

ただ13日午後の段階でネットの朝日新聞DIGITALなどの記事を読む限り、この名前は記載されていませんでした。

政府筋の情報として報じていましたが、これが正しい情報なのでしょうか。

 

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この半月後、解放のニュースが流れました。

最下部にもリンクがありますが、以下の記事も併せてお読みください。

 

北朝鮮の南浦で拘束された39歳の映像クリエイターは杉本倫孝が解放。これも外交カードと考えるべき。拉致被害者を危険に晒すべきではない。

 

韓国メディアの発表で本名公表?

 

以下は韓国のインターネットメディア「朝鮮.com」が報じた記事です。

 

 

この記事を直訳したものです。

ここには「杉本知之」という名前だと公表されています。

 

日映像クリエイター、北南浦で軍施設の撮影である逮捕抑留

北朝鮮で逮捕当該抑留中の日本人男性は映像クリエイターとして、北朝鮮南浦市の軍事施設を撮影した疑いを受けていることが11日分かった。

日本政府関係者によると、杉本知之という名前のこの日本の男性は、観光目的で北朝鮮に入った後、南浦市の軍事施設を撮影した疑いで逮捕された。

この関係者は「日本政府が抑留された日本人の安全確保を最優先的に考慮して、北朝鮮政府と交渉中」と話した。また、日本政府は、この男性の逮捕抑留状況と理由などについても、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)などを通じて別に収集していることが分かった。

朝日新聞など日本のメディアはこの日、北朝鮮で日本人男性1人が今月、北朝鮮当局に拘束されたと、日本政府関係者を引用して報道した。朝日は朝日首脳会談の開催を模索する日本政府が今回の事態に気を尖らせて推移を見守っていると伝えた。

安倍晋三(安倍晋三)日本の首相は、6月12日、北米サミット以降、日本人拉致問題と関連し、「最終的に出て、金正恩北朝鮮労働党書記の間で解決されなければならない」とし、日朝首脳会談への意欲を複数回露出した。日本のメディアは、日朝首脳会談が9月、ロシアの東方経済フォーラム、国連総会などの国際会議の機会を借りて行われる可能性があると報道した。ため、北朝鮮当局がスパイ容疑で日本人男性を拘束した今回の事件が首脳会談を含む、今後の日朝関係でどのような変数として作用するか注目される。これと関連し朝日は日本政府が「北朝鮮が(この男性を)日本との交渉カードとして活用する可能性もあると判断している」と伝えた。

一方、北朝鮮メディアはまだこの日本人抑留の報道をしていない。北朝鮮は1999年に日本人の元新聞記者をスパイ容疑で逮捕され、2年余りの間、抑留したことがある。

出典:朝鮮.com

 

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恐らくこの情報がネットで出回っており、多数のブロガーが記事にしているようです。

確かにこの「杉本知之」さんという映像などのクリエイターの方はいらっしゃるようです。

その方の複数のブログ情報を総合してみると、滋賀県出身で39歳ということが分かるので、「恐らく本人では…?」という憶測はできます。

しかし現時点で日本政府としては「情報収集」の段階ですし、一次情報各社も本名での報道を控えている状況ですので、特定の人物を勝手に「断定」した記事はやめるべきでしょう。

情報規制をかけるのは本人の安全を確保する意味でもあります。

どの記事もソースがはっきりしておらず勝手に決めつけた記事を書くのは呆れますね。

 

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1999年の邦人拘束事件

 

image:グッド!モーニングより

 

1999年に日本人の元新聞記者がスパイ容疑で拘束され、約2年間抑留されたことがあります。

金正日総書記時代の1999年12月に、杉嶋岑さんがスパイ容疑で拘束されました。

 

日経新聞記者北朝鮮拘束事件は、1999年(平成11年)12月、日本経済新聞記者であった杉嶋岑が北朝鮮に2年2ヶ月間にわたり拘束された事件。彼は帰国後、情報漏洩のひどさに驚き、その経過を公表することを決意し手記として公表している。その後2002年7月、国会において参考人としても同様の内容を証言している。

出典;Wikipedia

 

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こちらは現在の杉嶋さんに取材をした際の内容です。

 

image:グッド!モーニングより

自分にスパイの自覚がないわけですね

捕まった時に「人生終わったかな」と思った

 

このように語る杉嶋さん。

当時、通常の旅行者コースで案内員に従い回っており、最終日になぜか北朝鮮当局者らに拘束されたということです。

 

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この写真は1987年に訪朝した際の写真です。

image:グッド!モーニングより

 

このように兵士と笑顔で収まっていますが、当然ながらこうした軍機密に関係する写真の撮影は当局関係者の許可が無ければ撮れません。

杉嶋さんが撮影出来ているということは、杉嶋さんは撮影禁止のものを勝手に撮影するという行為はしていなかったと推測できます。

1999年の時も案内員が監視していましたので、怪しい行動をすればどうなるかは誰よりも分かっていたはずです。

ところが何故か1999年に訪朝した際には拘束されてしまったという点で、明らかに冤罪を被せられたのでしょう。

拘束されてからおよそ2年間という長い間監禁され、スパイと決めつけられて尋問を受けたと言います。

 

image:グッド!モーニングより

普通の観光客的な報告じゃダメなんです

すべてスパイ仕立ての形の報告を調査官に対してやらないと

そういうことでないと調書にならない

 

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これまでと同じように旅行者として訪れたと身の潔白を伝えても、不本意な自白を強要され、スパイだということにされたそうです。

この取材でさらなる北朝鮮の恐ろしい面について語っています。

 

色んな種類の総菜が出るんですね

ビールまで出た

こっち向いて笑ってニコッとしろと言われるんですね

写真を撮られた

それを日本に送ったんでしょう、きっと

こんなに立派な待遇をしているから

日本政府も早く身代金でも払って引き取りなさいよと

そういうシグナルだと思ったんです

 

拘束されてしばらくはこのように、「好待遇をしている演出」をしていたそうです。

ところが日本政府との交渉が難航してくると、待遇が激変しました。

 

ごはんに小さな石、砂利が入っていた

夜は外が零下25度くらいになって

凍え死にそうになった

酷かったですよ

日本政府と北朝鮮政府が私の身柄を持て余して

病死したということで手を打ったんじゃないかと

そのくらい疑心暗鬼で不信感に駆られましたね

 

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暖房の無い部屋に監禁され、スパイ容疑者に仕立て上げられ、日本と日本政府の情報も入って来ないというまさに地獄のような日々だったでしょう。

その後、2002年の2月、日朝の交渉のすえに杉嶋さんは解放されました。

解放され帰国する前の、北朝鮮当局者から最後に告げられた言葉は恐ろしい「脅迫」でした。

 

image:グッド!モーニングより

ここで起こったことは一切しゃべるな

我が国の悪口は言うな

今後は日朝友好のために尽くせ

この三つだけ守れと言われました

もし守らなければ

一カ月以内にこの世から消えた例もある

と言うんですよ

 

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最後の脅迫はいかにもあの国の言いそうな脅し文句ですが、2年間監禁され苦しんだひとにとっては本当に恐ろしい言葉に聴こえたことでしょう。

杉嶋さんの事例が示す通り、北朝鮮は確実に拘束者を外交カードとして使ってきます。

旅行客でもスパイに仕立て上げ、2年間も監禁するという非情な手段に出てきます。

「本当にスパイだったのでは?」と疑い、北朝鮮に肩入れをするような方がいるのなら、まず拉致被害という明らかな事実があったことを思い出していただくよりないでしょう。

そして横田めぐみさんをはじめとする拉致被害者が残されているとされる中で、「拉致問題は終わった」と言い、人の生命を、人生を外交カードに利用し続けているような国なんですよね。

 

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以下は杉嶋さんの著書「北朝鮮抑留記 わが闘争二年二ケ月 1999年12月~2002年2月」です。

興味が湧きましたら是非読んでみてください。

 

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政府のスパイ説についての疑義

 

日本と北朝鮮は国交がありませんので、日本から渡航はできませんが、今回のように北朝鮮と国交がある国から渡航するという方法で実は可能です。

しかし外務省は対北朝鮮制裁の一環として、北朝鮮への渡航自粛を要請しています。

この制裁の一環としてという表現は「経済制裁のためとして」のように思えますが、今回のような不測の事態を防ぐためでもあります。

いま日本は北朝鮮に対して、「核兵器」「拉致被害者」という大きなカードを握られています。

「カード」とは言い換えれば「外交上の弱み」です。

これ以上、外交上の弱みを握られてしまうことは絶対に避けなければいけない状況でした。

 

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今回の拘束された男性を「日本政府のスパイなので政府の自業自得」のような論理を展開する方もいるようですが、日本にはこうした海外でスパイ活動をする諜報機関は存在しないということになっています。

強いてそれらしきものがあるとすれば防衛省には「情報本部」という部門がありますが、ここはサイバーセキュリティなどを主たる目的とした部門です。

 

今日の国際的な安全保障環境は、サイバー攻撃、大量破壊兵器などの拡散、国際テロや統治機構の脆弱化などを含むグローバルな課題により、今まで以上に複雑で不確実なものとなっています。特に近年では、宇宙空間やサイバー空間といった、従来の地理的な視点では捉えきれない領域における活動が、国家の安全保障や人々の生活にとっての重要な基盤となっており、世界的に接続・共有されたそれら領域の利用が、新たな安全保障上の課題となってきています。 

 また、我が国の属するアジア太平洋地域においては、政治体制や経済の発展段階、民族、宗教など多様性に富み、冷戦終結後も各国・地域の対立の構図が残り、依然として領土問題や統一問題といった従来からの問題も残されています。 

 このような国際的な安全保障環境を踏まえ、情報本部は、各種情報を集約のうえ総合的に処理・分析し、国際軍事情勢等防衛省・自衛隊全般を通じて必要となる戦略的な情報を作成することを基本的業務としています。

出典:防衛省 情報本部

 

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この説明だけでは詳細はわかりませんが、少なくとも海外でスパイ工作活動を行うための部門とは明言していません。

NHKで秘密の諜報機関があるとした報道番組がありましたが、報道内容に偏向的な要素が感じられるため丸ごと信用はできません。

その点については専門家も以下の記事で指摘をしていましたので出典しておきます。

 

出演した匿名職員は「電波部が何をやっているのかというのは(防衛省内でも)よく分からない」「表に出してはいけないようなことをやっているのかなあ」と語っていた。正直にこう語ったのであれば、かなり知性と等級の低い事務官(または技官)ではないか。

出典:アゴラ言論プラットフォーム 潮 匡人氏

 

確かに本来トップシークレットにあたる内容を匿名とはいえあっさり報道に安易な話し方で語るとは考えづらい。

その程度の人物が語る内容にそもそもの信ぴょう性が無いという疑義はうなづけるものがありました。

 

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また、既に二つの重いカードを握られている状況で、政府がスパイを拘束されるようなヘマをすれば、確実に安倍政権は崩壊するし、自民党さえも解散するレベルの大事件ということになります。

100歩譲ってもし諜報活動をするとしても、安倍総理の三選を確実にしたい「このタイミング」ではそんな無茶をする理由がないのではないでしょうか。

やるなら総裁選が終わった後にやるでしょうね。

杉嶋さんの「スパイ容疑の自白強要」の例とあわせて考えれば、日本政府のスパイ説には無理があるのかなと思いました。

 

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まとめ

 

繰り返しとなりますが、日朝は過去に無いほどに大きな問題を抱え、難しい交渉を行っていかなければならない場面にあります。

今回拘束された方(杉本さん?)がどのようになるかはわかりませんが、どのような事情があっても渡航は控えるべきでしょう。

拘束された方の人生も狂ってしまうし、とてつもない人と金と時間を掛けて交渉をすることになります。

拉致被害者の返還交渉もさらに難しいものになってしまうでしょう。

その責任を自身で負えますか?

よく自己責任論を言う人がいますが、政府として「自己責任」で終わらせることなどできないのですから。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

関連記事を紹介させていただきます。

 

北朝鮮の南浦で拘束された39歳の映像クリエイターは杉本倫孝が解放。これも外交カードと考えるべき。拉致被害者を危険に晒すべきではない。

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