3度目のワールドカップ決勝トーナメント
2002年日韓ワールドカップ、2010年南アフリカワールドカップに続く、3度めの決勝トーナメント進出でした。
2点先制しながらの、3-2という逆転負けはあまりにも悔しい。
8強ならずベスト16で敗退。
あぁ悔しい!
日本先制は興奮した!夢をみた!
前半は0-0。
後半3分、スルーパスを受けたMF原口が右足一閃、ゴールを決めました!
また7分、乾のミドルシュートがズバ!!!!
見事にゴールネットに突き刺さりました。
西野監督もガッツポーズ。
もうこの時点で応援していたファンは大熱狂です。
「これは勝てる!勝てるぞ!ニッポン!」
そう誰もが信じて疑わなかったでしょう。
ところが、そこはさすがのベルギー。
直ぐに建て直してきました。
中盤には攻め込まれるシーンが目立ち、24分、フェルトンゲンがヘッドでループさせたボールがそのままゴール。
まるで吸い込まれるようなそのゴールに息をのんでしまいました。
「いや、まだ1点ある!守りぬけ!」
そう信じて見守ります。
しかし無残にも、その5分後、29分にフェライニにヘッドで押し込まれて同点。
このままPKまで持ってけー!頼む!
ハラハラしながら見つめましたが、後半アディショナルタイムでシャドリに決められ逆転されてしまいました。
万事休す。
このままタイムアウトです。
西野監督の悔しいコメント
image:GOAL
「ワールドカップの怖いところでしょうか。追い詰めましたけど、何が足りないんでしょうね…」
「そのままオフェンシブには戦えていたので、メンバーの切り方もディフェンシブなこともできたけど、3点目を取れるチャンスもありましたし、ボールを持てたので、そのままでいきました。本気になったベルギーの怖さですね」
そう言葉を詰まらせながらも冷静に分析する西野監督。
2点先取していたのに、3点逆転されたことは、確かに「何かが足りない」と思うしか無い結果でした。
ベルギーはルカクがやばい、ルカクがやばい、とメディアでも連日伝えていました。
チームの戦略としても、実績からしてルカクへのマークをどうしても強くせざるを得ない。
結局3点決めたのはルカクではありませんでした。
「こいつは強い、ヤバい」という選手が1人いるだけで、そこにマークを強めなければいけないので、他の選手が手薄になりがちになります。
ゴールを決めた選手も、フェライニはあのマンチェスター・ユナイテッドに所属。
シャドリはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC(プレミア20位)に所属。
フェルトンゲンはトッテナム・ホットスパーFC(プレミア3位)に所属。
誰一人も油断のならない選手ばかりです。
日本に決定的なミスは無かったと思います。
ひとりひとりの個人技も、総合力もまだ足りていなかったとみるしかないのかもしれません。
まとめ
これが世界の壁なのかもしれません。
日本代表も世界のチームで活躍している選手を揃えているはずなのに、同じラインで戦えない。
しかし一つ言いたい。
フェアプレーポイントに頼る戦略で決勝トーナメントに進出した日本を、世界はバッシングしていました。
「どうせボロ負けするだろう」
「やっちまえ、ベルギー」
そんな論調に僕は悔しくて仕方なかった。
このベルギー戦で日本は負けはしましたが、2点先取して、もしや!?まさか!?と世界に思わせてやりました。
ディフェンシブなこともできたけど、3点目を取れるチャンスもありましたし、ボールを持てたので、そのままでいきました
セネガルとのフェアプレーポイント差で勝った日本代表に、世界からネガティブな評価が集まり、そのことを謝罪していた西野監督。
西野監督のこの言葉には、日本はこの試合では引かない、攻めるんだという決意があったことがよくわかりました。
どうだ、これがニッポンの底力だ。
まだまだ結果を出せていないけれど、次はベスト8に残ってやるさ。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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