人たらし
ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ社長である前澤氏。
イーロン・マスク氏率いる「SpaceX」と契約を交わし、2023年の月旅行をぶち上げました。
上の写真は、イーロン・マスクに肩車してもらっているものです。
あの世界の億万長者ともう親密になってしまいました。(ビジネスとは言え)
やることのスケールがデカすぎるそんな前沢社長の象徴的な言葉として、「競争より協調」というものがあります。
そして理想のチームはキャンプだと言います。
その心は「川で釣った魚は均等に分け合う」ということです。
実際会社の基本給、賞与は全社員で等しくしているそうです。
利益を分け合い、競争より協調をすることで、チームが盛り上がり、そのチームにはさらに優秀な人材が集まるということを見据えた戦略と言えます。
人が去る組織より、人が集まる組織を選び成功に導いた前澤社長は、まるで現代の坂本竜馬のような「人たらし」なのかもしれませんね。
この「人たらし」は必ずしも世間では良く思われていませんが、経営者としては学ぶべきものがあるはずです。
フレンドシップマネジメント部
この「人たらし」を具現化している最たるものが、社内のフレンドシップマネジメント部です。
社員同士が仲良くなるための部署だそうです。
ベンチャーに務めたことがあり、自由に休憩をとって良い、定期的にパーティを開催するなどの福利厚生はありましたが、部として個人間のフレンドシップを助けるということはさすがに考えませんでした。
さすがに個人間のことに会社の予算を使うことは考えないためです。
社費を投じて人間関係を良くしていくというのは、前沢社長が人間関係こそ収益に直結すると考えている証です。
フレンドシップマネジメント部の過去の実績は、ホテルを貸切って全社員で合唱をしました。
かつてバンドマンだった前沢社長らしさがありますが、合唱というのは「隣の人の歌声に合わせる」よりも「指揮者を中心として全体のリズムやハーモニーに合わせる」ことを強く意識します。
これこそ協調を大事にする意図に沿っています。
当然指揮者は前沢社長でした。
また「目安箱」を設置し、気になる異性の名前を当初できるようにしているそうです。
投書すると食事会をセッティングしてくれ、費用も補助してくれるとなれば、それは使うしかありませんね。
そんなわけで、社内恋愛が多いことでも有名になっています。
ワンフロアで付き合っているひとが5、6組手を挙げるらしいです。
そもそも付き合ってるかを聴かれても、照れて手を挙げることはしないのが日本人の奥ゆかしさでしたが、そんな社員の壁さえも乗り越えさせてしまっているわけですね。
千葉県幕張に本社を構え、勤務も6時間勤務で終了するスタートトゥデイ。
周囲にはレストランも多く、勤務後は近所の「ZOZOマリンスタジアム」で野球観戦したり、ホテルビュッフェを楽しんだり、幕張海浜公園の夕陽を眺めに行くも良し。
まさに人間関係を作るにはうってつけの環境を用意しているということです。
しかも本社付近に住むと毎月5万円の「幕張手当」が付くうそうです…これは羨ましすぎます!
これは前沢社長の「東京に可能性を感じない」という考え方が反映されており、地域貢献の意味があるそうですが、早く退勤して、たっぷり遊んで、さっと自宅に帰って恋人と堂々と出勤…なんてことを考えたら、社内恋愛もしたくなりますよね!
この人間関係への積極的な取り組みは、今後、特にベンチャーを中心に広まっていくように思います。
もちろん実行していく側の「ウザがられてしまわない説得力」が求められますが。
前澤友作社長の3歩先
宇宙旅行も、競争より協調も、2歩先には「夢」「友情」のような漠然とした期待がみえますが、3歩先には確実にスタートトゥデイの将来の利益に対する投資になっているはずです。
こうした3歩先の企業経営手法について、考えてみました。
競争より協調
隣の席の社員と競争して潰れていくより、チーム全体で盛り上げ、「働きやすい職場」と紹介されることでさらに優秀な人材を集められます。
ZOZOスーツを無料で渡す
サイズに迷わずに購入に踏み切れるという個人のメリット。
全世界のひとのボディデータを集めて、医療などにビッグデータを売っていく将来像。
宇宙旅行に1000億円を投じる
イーロン・マスクを始めとした世界のビックネームとの繋がりができると同時に、ZOZOを世界企業に押し上げる広告効果があります。
民間で初めての宇宙旅行というサプライズで、世界が注目する宇宙開発に先陣を切り、日本から世界へ、世界から宇宙へと事業展開を進めやすくなるでしょう。
まとめ
image:SpaceX
前澤社長の本質はこの「人たらし」だと感じています。
でも普通、そんな人たらしを他人にも要求したら、ちょっと嫌なひともいますよね。
僕はプライベートは一人でいたいんだ!って人も多いはずです。
きっと前澤社長の「人たらし」は、「さあ!社長の俺と一緒にキャンプしようぜ!」的な押し付けが本質ではないのだろうと思います。
人事のゴールを「競争より協調」とすれば、キャンプに行かないひとも仕事を楽しめる雰囲気を作るのでしょう。
その為にはまず、発言者の人間性が大切です。
サラッと「協調しようぜ」と言っても反感を買わない、嫌味のない人間性を磨くことの大切さを痛感します。
この本質で突き進むスタートトゥデイの10年後の株価…凄いことになっていそうです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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