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尾畠さんの歩き旅はお遍路に近い?断念した原因は尾畠渋滞?テレビのせい?尾畠春夫の「無私の行動」の本質とは。

尾畠さんの歩き旅はお遍路に近い?断念した原因は尾畠渋滞?テレビのせい?尾畠春夫の「無私の行動」の本質とは。

スーパーボランティア尾畠春夫さんが2019年1月から始めた、東京から大分までの歩き旅。

行く先々で沢山の人たちに囲まれて、気さくに応じる尾畠さんの映像がワイドショーで流されました。

ところが2月末ごろ、ふいに尾畠さんの足取りが消えてしまい、SNSでは行方不明か!?と騒然としました。

実はそのころ、既に大分のご実家に戻られていたことが分かりました。

東京から大分まで歩く「夢」。

この「夢」はどういうものだったのでしょうか?

そして何故断念したのでしょうか?

 

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尾畠さんは何故歩いたの?


image:情報ライブミヤネ屋より

 

そもそもなぜこんな歩き旅をしているのか、理由が分からずにいるひとが多いようです。

尾畠さんはこの旅が始まる前、2019年1月18日東京都内の中学校での講演で、東京から大分まで歩いて帰ることを宣言しました。

お店で食べず、テントで暮らしながら自分の足で歩いて帰るというのです。

そしてこう強く言い切りました。

 

世界の子供たちの幸福のため

それが私の夢です

 

尾畠さんが何故これが「世界の子どもたちの幸福に繋がる」と考えたのかが大切なことです。

もちろん歩いたことで直接的に幸福になるわけではありませんよね。

 

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旅の道中、マスメディアの取材にこう答えています。

 

子どもの虐待とかすごく多い

「この世に生まれてよかった」

という子どもを1人でも2人でも増やしたい

 

こんなことを想いながら歩く。

歩きながら幸福を祈る。

その精神は「お遍路旅」に近いのかなと思いました。

 


image:モーニングショーより

 

四国のお遍路は元は僧の修行からだそうですが、今では病の治癒、贖罪、祈願成就、精神修養といった目的で一般的に行われることが多いと聞きます。

尾畠さんは「世界の子どもたちの幸福」を祈願して、ひたすら歩いたのかもしれませんね。

実際、尾畠さんは道中で沢山の子どもたちと接して、笑顔にしていました。

この子どもたちと接する尾畠さんをみていて気が付きました。

 

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スーパーボランティアと言われ一躍時の人となったご自身の “存在価値” を、どうしたら “笑顔” に変えられるのかを考えた結果が歩き旅だったのではないでしょうか。

ここまで有名になったら、多くのひとは本を書くなどして、”沢山のカネ” に変える方法を模索しています。

尾畠さんは “カネ” を生むことよりも、ひとりでも多くの子どもたちに “笑顔” を届けたいと考えたのかもしれませんね。

子どもが大好きな尾畠さんらしい、チャレンジだと思うのです。

 

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尾畠さんは何故断念したのだろう?


image:モーニングショーより

 

尾畠さんはこの歩き旅を断念せざるを得ませんでした。

その理由について尾畠さん本人から語られたものと、様々な状況から推察したものについて書いてみたいと思います。

尾畠さんの説明は?


image:モーニングショーより

 

尾畠さんご自身では、余りに沢山の人が集まり過ぎるため交通事故の危険性があるためと語っています。

各地で尾畠さんに会いたいと押し寄せた人たちで、「尾畠渋滞」が起こっていました。

国道で自動車を停めて外に出てしまうひともあらわれ、大渋滞になりました。

親は自身が尾畠さんに夢中になり過ぎて、子どもから目を離してしまうような場面もしばしばあったそうです。

その度に尾畠さんは「目を離さないで!」と伝えていたそうですが、なかなか言うことを聴いてもらえなかったと言います。

中止を決断する前日も、歩道にいる人に対して注意を促していたそうです。

毎日のようにみられた光景ではありましたが…。

尾畠さんのご説明では、こうしたことからご自身の夢よりも、命を優先したということのようでした。

これは大きな原因だったと思うし、実に尾畠さんらしい選択だったと思いました。

 

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別の角度では。


image:モーニングショーより

 

もう一つ深刻だったのは、滞在と移動の長時間化だろうと思います。

差し入れをしてくれたひと、遠方から会いに来てくれたひとに対応するために、1か所で7時間も滞在することもありました。

真冬にも関わらず冷たいアスファルトに座り込んでサインを書き、語り続けていました。

この姿が報道されるたび、尾畠さんの身体の方が心配になるほどでした。

 

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またこうした対応で1日に1kmしか進めないこともあったそうです。

1100kmもあるのに1kmしか歩けなかったら、1年以上かかってしまいます。

いかにスーパーボランティアの屈強な尾畠さんとはいえ、79歳のご高齢でこのまま歩き続ければいつか身体を壊し、困難な状況になったたろうと推察します。

決して断らずに応じるのが尾畠さんの姿勢だし、どんなに人気者になっても奢りがないからこそ尊敬されているのです。

旅を続ける限り、尾畠さんはこの対応をやめることは無かっただろうと思います。

「明日も明後日もこんな日があっても全然気にしません」と笑顔で言い切っていたのが印象的です。

しかしながらご家族にとっては不安ばかりが募っていたはずです。

断念し大分に戻られた方法は、偶然食料などの差し入れをしに来たご家族の自動車だったそうです。

その状況なら、ご家族の説得があり、尾畠さんがやっと応じたとしても不思議ではありません。

 

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ただし尾畠さんの口からはその理由には絶対に触れないのではないでしょうか。

何故なら、それで断念したと言えば来てくれた沢山の人たちに責任を押し付けるかたちになってしまうからです。

 

あなたたちが来るから、やめなければいけなかった

 

そう思わせてしまうのは本意では無かったでしょう。

沢山の子どもたちが来てくれることで、この旅の一歩一歩が意味のあるものになっていったことを思えば当然です。

この過酷な旅を完遂させるには、尾畠さんはあまりにもご高齢過ぎたのかもしれません。

 

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ネットの反応は?

以下はYahoo!ニュースのコメントのトップ3です。

 

宮根の番組がレポートなんかするから、そっとしといてあげればいいのに。

宮根は番組で謝罪するべき。

この人は本当にすごいね、尊敬に値する。

見習うべきことが多いよ。

無理せずに、また挑戦すれば良いのではないかと思います。

尾畠さんの動向が気になる人も多いでしょうが、テレビが追っかけるのも毎日とかではなく、週に一回とか考えてあげるほうが良いですね。

それにしても、リヤカーを途中から引いていたとは、とてもパワフルなお方ですね。

 

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ネットの反応には一般的かつ考えさせられるものが上位に来ている(もしくは拡散されている)ものです。

「ミヤネ屋」などのワイドショーで特集を組んで密着をすることで沢山の人たちに知られることになったことは間違いありません。

確かに尾畠さんの目的達成を応援するのなら、毎日のように追っかけるのではなく、もう少し報道を自重しても良かったように思います。

これは他局との報道合戦になるテレビの悪いところが出ていたように感じます。

 

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「モーニングショー」で玉川徹氏がこのように言っていました。

 

テレビはもう少し放っておいてあげたらと思う

 

テレビ局社員がこれを言ってしまうのか…

とも思いますが、これを機に反省することも必要でしょう。

 

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テレビは本当に悪なのか?


image:情報ライブミヤネ屋より

 

しかしながらテレビについて、絶対に忘れてはいけないことがあります。

あまり考えたくはないひともおられるでしょうがあえて言います。

 

尾畠さんもまたテレビが生んだスターだということです。

 

ボランティアとして先んじて子どもを助けたことは賞賛されることだし、昭和の時代なら新聞で大きく報じられたことでしょう。

しかし、表彰され、それで終わっていたように思えます。

それだけでも事実を伝えるには十分だからです。

 

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なぜこれほどまでに、有名になったのかを思い出してみて欲しいのです。

2018年の夏、救助活動の後もテレビが連日のように密着し、尾畠さんのこれまでの素晴らしいボランティア活動や、人生哲学を紹介したことで、初めて尾畠さんという人間を知ったひとがほとんどだったのではないでしょうか。

 


image:情報ライブミヤネ屋より

 

奇跡的に子どもを発見したという逸話に、テレビが紹介した尾畠さんの人となりがミックスされて「スーパーボランティア尾畠春夫さん」が全国区の有名人になっていったことは誰の目にも明らかなはずです。

その手法がやり過ぎだったとしても、これは厳然とした事実のはずです。

 

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そしてこの人気を尾畠さん自身が分かっているからこそ、今回の歩き旅に意味があったと考えます。

多くのひとがテレビのワイドショーを通じて尾畠さんの位置情報を知り、子どもを連れて会いにいくことができました。

尾畠さん自身がどこまで意図したかは分かりませんが、この状況を望んでいたと思えて仕方ないのです。

 

自分のちからで笑顔を広げられるのなら望むところだ。

 

そう考えられたことがこの旅の根底にあったように思えて仕方ないのです。

ただし誤算があったとすれば、ご自身の人気が想像以上に大きかったということだけなのかもしれません。

でもそれって良い誤算?なのかも。

 

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まとめ


image:モーニングショーより

励ましの言葉や支援物資をもらった人たちに

何らかの形で恩返しをしたい

 

そのように語る尾畠さん。

もう十分に与え続けているので、恩返しなど要らないのではないでしょうか。

 

尾畠さんの行動を懐疑的にみるひとがいるのも間違いありません。

偽善者だというひともいます。

しかし偽善者というそしりは「あってない」ように思います。

偽善者とは表の顔と裏の顔を使い分ける人間です。

少なくとも尾畠さんが裏で大金を荒稼ぎしているという情報はありません。

 

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講演でいくらかの収入は増えたでしょうが、ボランティア活動に使われていると聞きました。

そしてこれまでボランティアに人生を捧げてきた事実からすれば嘘をつく理由が見当たりません。

もっとこの行動を素直に賞賛できる世界であってもいいのではないでしょうか。

 

「無私の行動」はいつも誰かの猜疑心を刺激してしまいますが、本質はひとつです。

尾畠さんをみて心が前向きになったり、元気をもらったり、反省することがあったり、喧嘩をやめて謝ろうと思ったり、将来を決めることがあったとしたら、それが全てだし本質だと思います。

もし偽善だと頑なに思っているひとがいるのなら、ちょっとその凝り固まった心を置いて、見えている良い人、良い行いを信じてみてはどうでしょうか。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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