お久しぶり詐欺が東京や有楽町で急増!病院や該当アンケートにも要注意。

お久しぶり詐欺が東京や有楽町で急増!病院や該当アンケートにも要注意。

お久しぶり詐欺という特殊詐欺が急増しているそうです。

様々な詐欺が摘発されている中で、その詐欺手法がいったいどういうものかを知っておくことはひとつの対策になります。

この記事ではお久しぶり詐欺とはいったいどういうものなのかを紹介したいと思います。

 

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お久しぶり詐欺とは?

 

新たな特殊詐欺「お久しぶり詐欺」が多発しています。

テレビ朝日の番組プロデューサーが実際にお久しぶり詐欺に遭遇したそうです。

場所は東京の有楽町です。

遭遇した経緯はこんなものだったそうです。

全体の流れを分かりやすくするためタイトルを付け、整理して書いてみます。

 

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①「お久しぶり!」と接近

有楽町を歩いていたところ、見知らぬ男性から「久しぶり!10年ぶりだな!」と突然声を掛けられました。

番組Pは

 

(誰だっけ?会社の先輩か?)

 

と疑問には思うも、身なりはしっかりしており、オフィス街という場所もあって、自分が忘れているだけだとマズイと判断し無視はできなかったそうです。

 

②感謝と現金

〇〇デパートの専務から情報をもらって競馬ですごくもうかった!

 

と笑顔で話してきました。

〇〇デパートは誰でも知っている有名なデパートです。

そしてカバンの中の札束を見せてきたそうです。

記憶によれば100万円はあったろうとのこと。

 

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③場所移動

君にも紹介するから行こうよ!

 

と誘ってきました。

半信半疑で、そこで断ることもできたろうとは思いますが、まだ知っているひとだとマズイので着いていってみたようです。

 

④叩みかけ

〇〇デパートに近づくと別の男性が現れ

 

おかげでもうかりました!

 

と同じようなことを言ってきたそうです。

そしてその男性も、カバンの中の札束を見せてきました。

 

⑤「専務」の登場

男性は

 

専務を呼んでくるから待ってて

 

と〇〇デパートに入っていきました。

そこで番組Pは

 

(さすがに怪しい)

 

と思い適当な理由をつけて立ち去ったそうです。

 

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「専務」に会っていたらどうなった?

 

もし番組Pがその場に続けたら、いったいどうなっていたのでしょうか?

この詐欺はオレオレ詐欺と似た手法が使われているので、だいたいの予想はつきます。

 

オレオレ詐欺が狙っているのは「慌てさせて親の情に訴えてカネを引き出す」というものです。

信用させるために第三者を介在させることが多いようです。

前回の記事でオレオレ詐欺の3つのフェーズについて以下のように書きました。

 

①慌てさせる

②信用させる

③金銭の話をする

 

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ではお久しぶり詐欺についてです。

狙っているのは「無闇に断るとマズイかもというビジネスマンの感情と現金の欲に訴えてカネを引き出す」というもののはずです。

信用させるために複数の男性と現金を介在させていました。

オレオレ詐欺の3つのフェーズに当てはめてみるとこんな感じになります。

 

①スーツを着て笑顔で話す相手に、無闇に断ってはマズイかも?と思わせる

②大金を見せて儲け話は本当だと信用させる

③金銭の話をする

 

既に複数の男性を介在させ現金をみせて信用させているため、この次は「専務」の役割の男性が出てきて具体的な投資話、もうけ話に持ち込むのでしょう。

 

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警察でもお久しぶり詐欺は東京駅や有楽町駅周辺で多発していると把握しているそうです。

場所がらを考えているためスーツを着たビジネスマンが対象になっています。

実際にこの先に進んだ方の話では、喫茶店に連れ込まれたそうです。

この方の場合ちょっと怖いところは、専務役が自分の名前を初めから知っていたそうです。

方法は分かっていませんが、病院の会計から後をつけられていたのでは?と推測しているそうです。

会計で名前を呼びますよね?

病院の会計は誰でも侵入できるので、そこで見張っていて目星をつけるということは出来るだろうと思います。

喫茶店では笑顔で昔ばなしをされますが、自分の名前を知っているのだし、自分に記憶が無いだけかも?と解釈をしてしまったようです。

結局数万円を支払ってしまったとのこと。

番組Pが騙されずに済んだのは、「おかしい」と思う冷静さがあったためですが、もし騙されたひとのように声を掛けてきた男性が自分の名前を知っていたとしたらどうなっていたのでしょうか?

デパートまでついて行くくらいの状況なので、あっさりと疑惑の壁を越え、喫茶店まで着いて行ってしまっていたかもしれませんよね。

詐欺の現場では、店に連れ込んだり、説明会に来させればほぼ勝利といいます。

ヤバいと思って早く逃げ出したいという心理が働いても、座ってしまうとなかなか逃がしてもらえません。

とにかく手元のカネだけでも払って、その場を立ち去ろうという気持ちにさせられてしまいます。

契約書があったら、後日解約できるという口約束でサインをしてしまうのかもしれません。

 

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まとめ

 

「事前に顔と名前を知る」という方法は、何も病院の会計に限らず身近な方法でも可能だとご存知ですか?

例えば街でアンケートの協力をと声を掛けられたことはありませんか?

そこに氏名欄があって書いたことはありませんか?

もしこのアンケートが特殊詐欺を行うための仕込みだったとしたらと思うと、ちょっとゾッとしませんか?

もちろんアンケートを取る行為が悪いわけではありませんが、実際にそうして顔と名前、職業までバレてしまうケースもあるということで実例に挙げさせてもらいました。

アンケートはだいたいが数を集めることに目的があり、実名を必要としていないことがほとんどです。

特に昨今は個人情報保護の観点から、ちゃんとした組織なら街頭で安易に名前を聴きだすことはしないはずです。

 

後で景品やパンフレットを送るため名前と住所を

 

といった甘い言葉で個人情報を書かせようとするアンケートには、注意をすべきかと思います。

 

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よく映画やドラマでは悪者は悪者らしい顔をしています。

コワモテ、仏頂面、汚い言葉づかい。

でも現実は違うのです。

悪いやつこそ笑顔で近づいてきます。

身なりも整えています。

当然ですよね。

信用されたいのなら、身なりを整えて、笑顔で。

社会人なら誰もが信用されるために当たり前なことだと思っています。

コワモテ、仏頂面、汚い言葉づかいでも悪いことをするひとは、あくまで陰でコソコソと悪事を働くヤツだけです。

そういうヤツは表にでて来ません。

 

身なりや態度で判断をせず、「これはちょっと違和感があるぞ?」という感覚を信じるようにしてみてください。

そしてこれはおかしいぞ、と思ったら消費者庁の「188」に電話をかけてください。

これは消費者ホットラインです。

 

https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/

 

ここで受け付けている相談の例としては、契約に関する事業者とのトラブル、悪質商法・訪問販売・通信販売等における事業者とのトラブル、製品・食品やサービスによる事故、産地の偽装・虚偽の広告などの不適切な表示に伴う事業者とのトラブルといったものがあります。

警察ではないのですぐに逮捕することはできませんが、速やかに通報することで次の被害を防ぐアクションに繋がります。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

関連記事を紹介させていただきます。

 

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