令和初の台風になるか?
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2019年6月27日時点で沖縄付近にいる熱帯低気圧。
週末にかけて九州から西日本、東海に接近・上陸もあります。
またその後に台風に変わって関東に上陸する可能性もあり用心が必要です。
雨が降る前は晴れ間が見える地域もあります。
洗濯はその間に干してしまうことができますが、一気に雨雲が移動し雨が降り始める可能性があるため外出前は取り込んでいくことをお勧めします。
沖縄ではもう大規模な冠水が起こっています。
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土砂災害警報も出ています。
浦添市では土砂崩れが発生しています。
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なんと学校の正門前の崖で発生しました。
生徒たちが危険にさらされる非常事態です。
学校は木曜、金曜と休校になりました。
この週末は全国的に雨となる見込みです。
梅雨前線が北上しており、熱帯低気圧(台風)と梅雨前線の影響で広い範囲で大雨になることが予想されます。熱帯低気圧が台風にならずとも、雨は大量に降り注ぐことを警戒してください。
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金曜朝までの雨量は四国で250ミリを予想されており注意が必要です。
関東甲信は120ミリが予想されます。
東京の6月の降水量は160~170ミリが平均なので、それに匹敵するレベルの雨量が2日間のうちに降り注ぐということです。
こう聞けばどの程度の雨量なのかは予想がつきやすいかと思います。
一気に増水した河川がいったいどうなるのか、2018年に十分に思い知ることになりました。
特に河川のそばの、河川よりも低いエリアに住まれている皆さまは十分に警戒をしてください。
なぜ熱帯低気圧が台風に変わる?
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熱帯低気圧は、海水温が高いところを進行すると台風になりやすいです。
日本の南の海は温かいため台風はそこで発生しています。
熱帯低気圧として発生し、温かい海の上を進行するうちに温められて台風に変わります。
中心付近の風の強さが風速18メートルを超える熱帯低気圧が台風と呼ばれます。
つまり台風という名前に変わっているだけです。
全部台風にすればいいのに?
なんて思う方。
会社の役職に例えてみましょう。
能力が高いひとが課長から部長という名前の役に昇進しますよね。
能力というものは明確な区分けが難しいものですが、名前を付けることでその人が出来ることや、感じられる影響力が明確に変わります。
台風も名前が明確に変わることで猛烈な風と雨への影響を感じやすくなりますし、警鐘を鳴らしやすくなります。
とはいえ風速17メートルでは台風にならないのに、匹敵する強風とも言えますよね。
そのため熱帯低気圧だからと、決して安心してはいけないということは肝に銘じておく必要はあります。
2019年も台風は多い?
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2018年に猛威を振るい続けた台風。
逆走台風という珍しい現象まで起こり、私たちの生活は混乱をきたしました。
(上画像は2018年の逆走する台風です)
2019年も同じように台風が沢山やってくる可能性があります。
北上してきた今回の熱帯低気圧が上陸して台風なると、まさに7年ぶりに6月の台風ということになります。
この熱帯低気圧こそ、2019年の台風を占うひとつの要素と言えそうです。
まずはなぜそんなに早くに?ということからご説明します。
台風は通常、北大西洋で発生します。
そこで熱帯低気圧が台風に変わっているということですね。
発生した台風は貿易風という年中吹いている強い東風に乗って西へ進行し日本とオーストラリアの間付近までやってきます。
例年だと発生した6月の台風はだいたいは貿易風に流されて中国や東南アジアへ行ってしまいます。
ここで今回の熱帯低気圧の発生地点がポイントになります。
日本のすぐ南の海上で発生しています。
その為、貿易風の影響よりも、太平洋上を時計回りに渦巻いている太平洋高気圧の風の影響を強く受けることになります。
時計回りの風に乗った熱帯低気圧が温かい海水の上を通りながら北上し日本へやってきているというわけです。
これが早くに日本に熱帯低気圧(もしくは台風)がもたらされる原因です。
そして、熱帯低気圧が北寄りに発生していることで2019年がまた台風が沢山上陸する可能性があると考えても良いかもしれません。
日本近海の海水温度が高く熱帯低気圧が発生しやすいため、太平洋高気圧に乗っかって日本にやってきやすいということは予測として言えると思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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