333人が一番言いたいパワハラに触れず山根明会長の生出演激白は無意味か!?助成金不正流用は認めるも愛情で誤魔化し、奈良判定・おもてなし・独占販売のピンハネを否定。

333人が一番言いたいパワハラに触れず山根明会長の生出演激白は無意味か!?助成金不正流用は認めるも愛情で誤魔化し、奈良判定・おもてなし・独占販売のピンハネを否定。

山根会長の「生出演激白」

 

image:モーニングショーより

 

日本ボクシング連盟、及び山根明会長に対して、333人の告発状が提出された問題について、これまで沈黙してきた山根会長本人が、突如、各局のテレビに生放送で出演し「生出演激白」を始めました。

 

僕は様々な事件をみて考えてきましたし、BuzFixでも記事にしてきましたが、必ずどちらの言い分に正義があるかを見定めるようにしていました。

初めから片方に加担するような書き方は極力控えています。

その代わり明らかに初めから「おかしい」と思ったことは遠慮なく書くことにしています。

日本ボクシング連盟、山根会長は、333人の告発の中で、そのパワハラぶりが録音され公表されていました。

少なくともそれはまごう事の無い事実です。

 

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今回の山根会長の「生出演激白」を聴いて、明らかにルール無視で個人的感情で組織を動かし、パワハラで支配してきたことを確しました。

以降は、2018年8月3日の深夜1時、テレビ朝日の単独取材に応じた際の山根会長の発言です。

これが一連の山根会長の「生出演激白」の初めとなった取材です。

それ以降に各局で行われている「生出演激白」の内容はほぼ同じ内容になっていますが、気が付いた範囲で追加要素を加えています。

この取材で語られた内容について、ポイントごとにその説明がどういう内容で、どんな言い訳になっているかを分かりやすくしてみていきます。

 

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謝罪の言葉

 

image:モーニングショーより

 

山根会長はまず、謝罪の言葉を先に述べられました。

 

全国の皆さんにこのような騒ぎとなったことについて非常に申し訳ない。
高校生、大学生、社会人と選手の皆さんにも非常にご迷惑を掛けると同時に、我々は教育の一環としてアマチュアスポーツをやっている、その中で子供らに迷わすことに心が痛みます。その中においてインターハイを岐阜でやっている。暑い中で役員の皆さんにご苦労さんと言いたいとともに、無事に終わることをお祈りしています。家族、孫に対してご迷惑を掛けていることに関して、おじいちゃんの人生として申し訳ない。それを先に言いたかった。

 

その後の「生出演激白」でも全て同じ構成で繰り返していますが、とにかく学生やアマチュアボクサーに対しての謝罪に徹しています。

謝罪を初めにするということは評価できます。

その気持ちは本当でもあるかもしれず否定はできませんが、まず先に必ずこの謝罪を述べる「構成」は、会長が考えてやっていることなのでしょうか?

これから述べる怒りの発言は全て333人の、会長曰く「素人たち」に対してであり、アマチュアボクサーは関係ないんだよと語り掛けることで、とにかく印象を良くしようとしているように思えます。

この印象操作は、その後にもし訴訟に発展したことも想定し、情状酌量の余地を作ろうとしているのではないでしょうか。

助成金不正流用も「知らなかった」「3人へ均等に分けるのが公平だと思った」と説明しており、とにかく悪気は無かったことを強調しています。

つまり背後の弁護士がこの構成を念入りに助言していることが推測できます。

 

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全体としての内容

 

各局で展開している「生出演激白」は一貫してこのような内容になっています。

  • アマチュアボクサーや世間への謝罪
  • 助成金不正流用の指示は認めるが違法と知らなかっただけ
  • その他の告発状の内容は全否定
  • 333人の告発者とは真っ向対決姿勢
  • やましいことはなく脅しでは辞任しない

 

それでは次項より、具体的にどういった言い訳を展開しているかを見ていきましょう。

 

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奈良判定(または山根マジック)

 

image:モーニングショーより

 

審判を入れ替えたり、言うことを聴かせて奈良県代表を勝たせていたとされる疑惑です。

この問題も、勝敗や点数どうこうよりも、パワハラがあったのかどうかにフォーカスすべき問題です。

 

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ジェラシーで素人が言っているに過ぎない

ボクシングのボの字もわからん人間が判定がどうであるかと文書で書いているがとんでもない。
プロはダウンさせられると2ポイント減点になるが、アマチュアはダウンしても1ポイント。
ヒットの数としての1ポイントとしか数えない。
点数ではない。
ダウン2回で負けたのは奈良判定だとギャーギャー言って、ありゃボクシングを知らん素人だ。

 

333人の告発者は、各都道府県のボクシング連盟の会長や幹部も含まれます。

また元チャンピオンや、現役チャンピオンの村田諒太選手も含まれます。

テレビコメンテーターが言うならまだしも、自分が育ててきたはずの身内を素人呼ばわりすることは、つまり自分も素人だと言っていることと同じです。

会長は奈良判定についてはあくまで週刊誌などの書き方のことを指しているのかもしれませんが、告発状では判定がパワハラで変えられていた異常さを訴えています。

 

同点なら有効打の印象が強い選手を選んでいる

この業界に入って43年になりますが、たまに判定がどっちかな?と思う。
同点の場合はマル、ペケをどっちかにやる。
20対20としたら、どちらにマルをやる。
だから奈良判定とかしょうもないことを言っているのねボクシングを知らなさすぎる証拠。

 

各局で元ボクサーの皆さんで当時の映像を観てもらっても、全員が岩手県代表選手の勝ちだと発言しています。

また当時の奈良県代表選手も、岩手県代表選手に「ごめん」と言ったと伝えられています。

戦った本人たちが一番、判定が間違っていると分かっていたのでは。

 

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奈良県に有利な判定をしろという指示はない

そんなアホな指示はしない。
全国対等に扱っている。

ジャッジの周囲を歩き回って覗き込みプレッシャーを掛けいる姿を目撃されています。

また奈良県代表が敗戦すると、その審判を恫喝している姿も目撃されています。

以下のように様々な関係者から指摘されているにも関わらず、やっていないと言い張っています。

 

333人の告発状

審判員はパワーハラスメントを恐れて審判不正に加担することを余儀なくされている

 

鶴木会長

奈良の対戦相手を勝たせた審判に対し食事の場で罵声や恫喝をしているところをみたことがある

 

当時の審判

周りの空気を読めという状況
ここではじかれ者になるのかなど葛藤があった
今でも悩んでいるというか後悔している

 

なお「モーニングショー」で、別の現役審判3人がこの試合を再判定してみた結果を公開しています。

 

審判1
奈良の選手 27
岩手の選手 29

審判2
奈良の選手 27
岩手の選手 29

審判3
奈良の選手 26
岩手の選手 30

 

いずれも岩手の選手の優勢勝ちと判定しています。

この判定の方式は当時から変わってはいないので、3者がいずれも岩手の選手を勝ちとしていることは、山根会長のいうところの「ダウンは関係ない」という採点でも誤りがあったことを表しています。

山根会長がこの試合をみてなおも「奈良の勝ちじゃ」と言うのなら、山根会長はボクシングの素人だと公言することと同じでしょう。

 

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若い選手とは信頼関係で繋がっている

選手には愛を与えており、山根会長が現れるとピリピリするなんて嘘はない。
選手から電話かかってきて「会長、今日の試合どこか悪いところを言ってください」と聴いてくる。
「よく頑張ったね」と言ってあげる。

 

確かに一部の選手からは、終わった後に声を掛けてもらったという証言もあります。

しかしそれが信頼関係で繋がっていることの証拠としては薄い印象です。

また電話が掛かってきたという事例は録音や選手の証言といった証拠がありません。

それをアピールすることが、内部でパワハラをしていたことのいったい何を否定できるのでしょうか。

選手はどうあれ、岐阜県で開催されているインターハイでの取材で、山根会長がいないだけで現場が明るく、審判も伸び伸びとやれているという証言があります。

 

奈良判定(山根マジック)について総括

山根会長は「得点がうんぬん」と繰り返しており、告発状は「審判に対するパワハラ」について告発をしており、告発状とのズレが大きいです。

山根会長のご機嫌を取らないとパワハラにあう、酷い目にあわされるという恐怖があったことは現役審判も証言をしています。

また忖度をしないといけない背景には、実際にパワハラを受けた現場を見ているという告発側の主張があります。

それなのに山根会長はテレビの内容についてしか反論しかしておらず、告発状の内容について話をしていません。

ボクシング連盟会長として公の立場で話をするのなら、本来告発状の内容に沿って反論を言うべきで、テレビの内容に反論するのはおかしいでしょう。

告発状でいわて国体の試合がおかしいと指定はしていません。

テレビでやたらとこの試合ばかりを報道するのは、明確におかしいとされる試合の映像で「説明しやすいから」です。

これはマスメディアの責任でもありますが、少し奈良の選手には残酷な結果になっています。

以上のことから、山根会長は指示をしていないという主張はどこまで本当かは怪しいと感じます。

明確な指示はしていなくても、やるように仕向けたことは間違いないでしょう。

 

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助成金不正流用問題

 

image:モーニングショーより

 

成松選手に240万円の支給されたが、山根会長の指示で3等分して分けなさいと言われ、これが不正流用にあたるという訴えです。

また成松選手に隠蔽工作ととれる交渉をし、後にいったん分けた160万円を強引に振り込んでいることも問題視されています。

 

山根明が指示をしました

 

これは告発内容で山根会長が認めた唯一の事実です。

胸を張るところでは無いのに何故か堂々としており、やったことの重大性をいまだ理解していないのでは。

愛情で切り抜けようとしていますが、以前の記事でも書いた通り、違反は違反です。

録音では幹部がやっていたように聴こえていましたが、本人が指示をしたことがわかったことの意義は大きいでしょう。

この件だけでも十分に立件できるそうです。

 

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成松選手は仮面を被っている

いかにもおとなしそうだが、その顔に騙された。
3人有望な選手がいて成松選手なら3等分に応じてくれそうだから、成松選手に助成金がおりるよう推薦した。
将来性をかって助成金は3等分にしなさいと指示をしたが、3人で80万円の方が幸せじゃないかなという想いでした。
ルール違反と知らなかった。
無理やりはやらせていない。
成松選手は指示を「分かりました」と気持ちよく受けた。

 

成松選手が言うことを聴きそうだから選んだという趣旨の発言は、成松選手のプライドを大きく傷つける発言で断じて許せません。

また幹部を使って、山根会長ではなく成松選手が望んで3分割を選んだという事実にしようとした隠蔽工作が録音されていますが、3分割の事実が露呈したときに成松選手が違反したことにするように仕向けられており、極めて悪質です。

成松選手もこの山根会長の発言を聴いたと思いますが、ふざけんな!でしょうね。

 

160万返金は自分の財産から

16万円はもっているが160万円は持っていない。
5年前に息子からプレゼントされた大切な時計を売って160万円を工面して返金した。
僕は立派に生きている。
弱い者いじめもしていない。
人に迷惑を掛けずに生きている。

 

成松選手は税金関係で受け取れないときちんと断っているにも関わらず、女性幹部は強引に彼の口座に振り込んでいます。

しかも連絡は山根会長ではなく、幹部の女性からです。

山根会長の財産を泣く泣く処分したと熱く語るのなら、ご本人から電話しても良さそうなものですが、幹部(恐らく経理担当の片腕)からの電話ということは、連盟のお金を使っている可能性は十分にあるでしょう。

時計を売却したということが事実かどうかも、売却した店名を話してもらえばいくらでも確認は取れるでしょうが、これは白を切られるかもしれませんね。

 

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妹のフォロー

内視鏡を入れてポリープを8個取りました。
昨年は5個取っています。
それでもこうして取材に応じる兄のボクシングに対する情熱はとにかくすごい。

 

岐阜のインターハイで当日あらゆるおもてなしの準備と椅子まで用意してあることは、毎度のことなので予想でき、入院が決まっていたならもっと事前に岐阜県ボクシング連盟に通達をしているはずです。

通達をしておかなければ、非常に失礼でしょう。

これ自体も既にパワハラと言って差し支えないでしょう。

あまりにタイミングよく入院をしたことは、弁護士と対応を相談していた時間では無かったのでは?と勘繰られてもおかしくはない。

病院は警察でもなければ個人情報を開示できないことを知っていてこのような理由としたのなら、ますます弁護士の入れ知恵を疑われます。

 

助成金不正流用問題の総括

分割したこと自体がルール違反です。

山根会長は自身をアマチュアボクシングのプロと言っていますが、会長としての運営能力はアマチュア以下です。

確かに剛腕と言われており各所に顔がきいたのかもしれませんが、それで違反やパワハラをしていいことにはなりません。

成松選手側は強制されたと感じていたから告発をしています。

また成松選手の意思でやった、会長は関与していないと成松選手に強要させる「もみ消し工作」も録音されています。

その翌日に160万円を返金していますが、カネの出所が日本ボクシング連盟ならそれも違法になります。

「ワシはそんなつもりはない、お前が勝手にやったことだ」というのはヤクザの論理です。

山根会長が本人の指示を認めたということは、山根会長の強要罪が成立しますのでこれだけで立派に罪を問えます。

 

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過剰なおもてなし

 

image:モーニングショーより

 

行く先々でもてなしリスト、申し送り状に従い過剰なおもてなしがされていたと言います。

食べものであったり、豪華な椅子であったり、到着前に入口で整列して待っているといった「おもてなし」です。

これはパワハラではないのか?ということが問題点です。

 

用意されてもほとんど食べない

間食なんかしません。
僕が食べられないものばっかしですよ
欲しいものは自腹で買いに行かせます。
用意してあっても手を付けません。

 

連盟の元側近が食べている姿を何度も目撃しているそうです。

 

好きなものは珈琲

1日5杯から6杯は飲む。

 

パワハラが問題であり、好きな食べ物のことはたいして重要なことではありませんので論点がずれています。

 

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贅沢なんかしていない

水は1本100円とか120円とかでしょ。
何も贅沢はないですよ。
子供でも使いますよ。
飴も頼んだことは無い。
贅沢してるわけじゃない。

 

パワハラが問題であり、金額のこともたいして重要なことではありませんので論点がずれています。

 

椅子なども勝手にやっているだけ

椅子は地方連盟が勝手にやっていること。
パイプ椅子でいい。

 

おもてなしリストで全国の連盟支部が用意するようになったようですが、他の方が全員パイプ椅子なのに自分だけ豪華椅子なことに対して、「恥ずかしいからやめてくれ」と言うのが普通の感覚ではないでしょうか。

その状態を受け入れ、当然と思っていたことが問題で、そもそも「パイプ椅子はケツが痛い」のようなことを遥か昔に言ったことが発端になっているのでは。

 

再興する会の鶴木良夫代表は、日本連盟の審判委員が大会前にFAXで細かいおもてなしリストが送られてくると証言しています。

そこには「用意しろ」とは書いておらず、「これが大切なことですよ」と最後に書いてあるだけのようです。

暗に用意しろと言っているのと同じです。

これも「ワシはそんなつもりはない、お前が勝手にやったことだ」というヤクザの論理を以前からやっていたことの証です。

 

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妹のフォロー

食生活は偏っている。
お供え物のような扱いで出てきたりする。

 

偏っているから会長が好むものが準備されたのでは?

会長専用に用意をしていたことを証言しているに過ぎません。

本部の審判委員が大会前にFAXで細かいおもてなしリスト(申し送り)を送って、お供え物を強要していたことになります。

あくまでお供え物であって、会長が食べるためではありませんというのは単なる詭弁です。

 

寂しがり屋なので広い部屋でみんな呼んで、「会長会長」ってみんな寄ってくるので、「おいウィスキー飲んで帰れ」とか兄の声も聞いてます。
そういう意味でみんなで頂いたこともあると思いますけど

 

みんなが寄ってきたのは、そうしないと怒鳴られるのが怖いからか、村八分にされるのが怖いからか、ゴマすりかでしょう。

 

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過剰なおもてなしの総括

これまでの取材で、おもてなしに関して2通りのメモがあったことが分かっています。

 

申し送り:

連盟本部から送られてくる「あった方が良いですよ」と忖度を強いるリスト。これをおもてなしリストと言っている局もある。

おもてなしリスト:

全国の連盟支部で回っていた忖度のかたまりのリスト。申し送りの内容も加味されている。

 

おもてなしリストは、長い年月の間に会長が「食べたい、買ってこい」と要求したり、「前回あったのになんで無いんじゃ」のように怒ったことで、どういう目にあわされるか分からないので、リストに追加していったものではと言われています。

その意味では山根会長が「リスト通りに毎回準備せい」とは “言っていない” ことは間違いないでしょう。

しかしそれは、全てに共通している「ワシはそんなつもりはない、お前が勝手にやったことだ」というのはヤクザの論理です。

マスメディアではやたらと、準備されていたお菓子の内容だのに注目してしまいましたが、そんなものは他のお偉いさんでも普通にやっていることです。

例えばテレビ局で有名なタレントさんの控室には、好物が用意されていたりしますがそれと同じことですよね。

このおもてなしの問題の本質は内容ではなく、それをやらざるを得なくなった本質=パワハラにあるのではないでしょうか。

 

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賭け麻雀疑惑

 

image:モーニングショーより

 

大会の夜に幹部たちと賭け麻雀をしていたという告発。

ゲームの間、理事に肩もみをさせていたというパワハラ疑惑もあります。

 

賭け麻雀は3回か4回してます。

 

そういえばこれも自供していたんですよね。

3回でも4回でもアウトです。

それ以上やっていたかどうかは333人の告発者が知っているでしょう。

 

理事に肩もみ、足もみなんてさせていない。

肩もみしていた理事が333人に含まれて入れば本人の証言が得られるでしょう。

 

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グローブ独占販売疑惑

 

image:モーニングショーより

 

ボクシングの試合は、連盟のシール付きの検定グローブしか試合で使用できません。

それを市場価格より高い値段で1社のみの独占販売し、中抜きで利益を出していた疑惑があります。

録音で、山根会長が商売していたことは明るみになっています。

 

1店でやるしかなかった

世界連盟がアディダスのグローブだけに限定してしまった。
それを急遽販売するために販売してくれる店舗をさがしたが、誰も協力してくれなかった。
だから仕方なく自分の知っている店を使って販売した。

 

その時販売をしてくれる店を探したというがどの程度探したのか不明です。

本来、これだけ大きな利益を生む商品なので、大きなスポーツ用品店などを含め競売に賭けるような案件です。

検定済のグローブを大きなチェーンで販売をした方が全国のどこで入手しやすくなるはずですが、なぜか1店舗から郵送のみで販売をしていました。

いったんは1店舗で初めて、便宜性を高めるためにチェーン店でも販売展開をしなかったことは合理性がありません。

そこまで探していないのなら、初めから探す気が無かったとしか思えません。

 

山根明が商売してなにが悪いの?

これは “例え” で言っただけ。

 

との説明ですが、無茶苦茶です。

録音を聴くと明らかに例えですがなんて言っていません。

「商売して何が悪いの?仕事まで奪うの?」とはっきり恫喝しています。

これまでもこうやって、他人を強引に押し込めて自分を有利な立場にしてきたんだろうなと思わされます。

 

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中抜きしてるって何をいっとんねん

私にカネは入っていない。

 

どういう経路でいくら入っていたのかどうかは、捜査が入ったら分かることでしょう。

収支報告や税金の申告から調べると分かりそうな気がします。

 

振込口座が孫の口座になっていた

当時、通帳は一つしかないもんで、ちょっと困ったのと、どのように通帳を作ろうと迷って思いついて孫に電話して、使ってない通帳を借りた。
連盟の承認は得ていた。
数カ月(4カ月くらい?)だけやむを得ずだったこと。
何か騙そうとしているなら、妻の名義の口座とかを使う。
今は杉スポーツの口座に入っている。

 

後になって孫の口座では金の流れが露骨だと指摘されて変更したのでは?

そもそも妻の名義にしても身内に変わらないので孫の口座とたいして変わらないでしょう。

調べればわかることです。

この発言が墓穴を掘っている気がします。

 

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全体として思うこと

 

image:モーニングショーより

 

個人的な組織

個人的な組織だという印象がますます強まりました。

ボクシング愛は感じますが、公的機関なのに自身の権限、便宜をアピールしすぎです。

助成金は税金ですが、公正に利用という意識は全く感じられません。

 

生出演激白の理由の矛盾

単独取材の理由としは、知人が嫌がらせを受けており、「3日以内に会長を辞めないと大変なことになる」と言われているからだそうです。

この「生出演激白」について矛盾がありすぎます。

まずマスメディアに生番組で出演して各局で同じことを毎日喋る意味が分かりません。

肝心の「誰から具体的にどういう嫌がらせを受けている」ということが抜けていて論理性に欠けるし、そこからなぜ生出演ということに繋がるのでしょうか。

嫌がらせ、脅迫ならこれは脅迫罪として問える案件です。

真っ先に警察に言ってきちんと捜査してもらうべきです。

相手が軽い気持ちで言っている素人ならそれだけでもビビるので手出しできなくなるはずです。

山根会長のこれまでの所業が気に食わない程度の志で嫌がらせをしている輩なら、十分ビビるはずです。

もし相手が警察くらいでビビらない反社会勢力だとしても、彼自身がそういう相手との長年の付き合いがあったことを自供しているので、そんな輩がどの程度本気か、具体的に何をされてしまうかは分かっているはずです。

 

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生出演で「自己正当化」を延々と述べることではなく、退任することが知人に迷惑を掛けない最も有効な手立てということはすぐに分かりそうなものです。

むしろこの「生出演激白」で、告訴した333人との歩み寄りさえみせずに3日間を費やすことは、自ら友人を危険にさらすリスクを高めているに過ぎません。

こうした理由から、知人とやらを助けるために正しい対処をしているとは思えません。

そうなると彼に起こっていることとして推測できることは、このままだと彼と付き合いのあった反社会勢力自体に捜査のメスが入る恐れがあったので、さっさと退任して引っ込めと、彼自身が脅されているということです。

それだと反社会勢力に脅されているとも言えないし、警察に相談するわけにもいかないし、333人と歩み寄れば結局会長を退任させられることになるので、残された選択肢として「生出演激白」で自己正当化をすることだったのではないのでしょうか?

「自己正当化」によって世論を味方につけ、333人の告発者が「間違っている」と思ってもらえるとでも考えたのでしょう。

それで告発者側が告発を引っ込めてもらえれば、万事が丸く収まると踏んだのではというのは、僕の推論です。

世論はそんなに甘くはありません。

 

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333人の告発者を軽んじている愚

告発状には、全国の連盟理事、役員の1割が名前を載せています。

そもそも告発する前から同じ内容を連盟本部に何度も訴えてきて、聴く耳を持たれなかったため、告発に至っているそうです。

それに対して、依然話し合う姿勢も無く闘う姿勢になっているようでは、既に連盟会長として適正がありません。

この一連のやり取りを「大人の喧嘩」と言って火に油を注いでいるのが山根会長本人だと気付かず、「学生さんには本当に申し訳ない」などとどの口が言えるのでしょう。

 

おもてなしは暗に強制されたもの

用意されるおもてなしに対して「ワシはそんなつもりはない、お前が勝手にやったことだ」というヤクザの論理で説明していますが、何も言わず受け入れていたことは事実です。

 

image:モーニングショーより

 

いらなければ「次回から用意するな」と一言言えばよかっただけです。

それでも忖度して次回も用意してあったら、繰り返し「本当に要らないから」と言えばよかっただけです。

そう指示されたのに勝手に用意をしたなら話は別ですが、告発者も山根会長もそのようには説明していません。

鶴木代表はこのように述べています。

 

会長就任から7年間、数十回にわたり用意し続けてきた
間食しないというならなぜ「やめろ」と言わなかったのか

 

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受け入れるということは「要らなくない」=「必要」と同じと受け止めます。

相手のパワハラ気質が強ければ強いほど、恐怖心から「要らなくない」=「必要」を強く忖度しなければなりません。

これは次回も用意せよと強制されたことと同義です。

告発状では、こうした忖度をしなければならなかった根源にはパワハラや暴力的な言動だったこともきちんと触れています。

会長はそこに触れずに、勝手にやったことだと繰り返すばかりです。

 

終身会長

岐阜県ボクシング連盟の四橋英児会長の発言で、

 

事実だとしたらすぐに会長、はじめ周囲の皆さんはやめていただきたい

 

というものがありました。

それに対して、

 

引く時はちゃんと引く!これは男のけじめね!これが山根明のけじめなんだよ!
脅されて引退、辞任は無い!

 

と豪語してみせました。

連盟にも本来あり得ない終身会長という職です。

周囲が辞めて欲しいと希望していても「辞めん!」というのは、制度も民主主義もここには存在していないことを表しています。

 

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この問題で最も被害を被っているのは?

 

image:モーニングショーより

 

この問題に関係している人たちを羅列してみます。

  • アマチュアの選手たち
  • 審判
  • 会長と幹部たち
  • 全国の連名支部の関係者
  • 告発者

 

333人の告発者も、審判も、その他の幹部たちもパワハラに耐え続け辛かったのかもしれませんが、何十年も動き出さず恐怖政治に組してきたことは、正しいとは言えません。

学校の虐めを周囲で見て見ぬふりをした観客も第三の関係者と言われますが、それに近いものがあります。

「長いモノには巻かれておけ」という思考が先行してきたのではないでしょうか。

 

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この中で最も被害を被っているのは他の誰でもなく、アマチュアの選手でしょう。

奈良県の選手は勝っても奈良判定のためと言われます。

その努力も汗も無かったことのように言われてしまいます。

奈良県の対戦相手は負けても奈良判定のせいだと、本当の敗北からの成長の機会を逃しています。

納得できない敗戦でモヤモヤだけが残ります。

奈良県に関係なく、全国のアマチュア選手が、審判に対する不安、疑惑を抱いて試合に挑むことになります。

自分たちの手本となるべき指導者たちの長たる連盟会長が、部下たちからの告発を受けて、「喧嘩」だと受け止めて受けて立つという愚をさらしています。

ボクシングはスポーツであり、喧嘩ではありません。

333人は、スポーツのように「ルール」に乗っ取り告発という手段を取りました。

それに対して会長はルール無用の「口喧嘩」で受けて立つということは実に愚そのものです。

 

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まとめ

 

image:モーニングショーより

今後の記者会見については、会見をする意思はないとしています。

告発文でパワハラについて言及していますが、日本ボクシング連盟はそのことについて一切言及していません。

今回の単独取材でも、パワハラについて一切触れていません。

なぜパワハラをはっきり否定しないのでしょうか?

明らかにパワハラとわかる録音がされている以上、余計な否定、肯定をすると、今後訴訟になった際に不利になると弁護士から止められているからではないでしょうか。

 

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なお、反社会勢力との関わりも報道が出てしまいました。

今現在は関係を断っていると言いますが、50年以上の付き合いて、暴力団事務所に出入りもしていたとも伝えられています。

日本スポーツ協会は2016年11月から反社会勢力との付き合いを禁じるよう求めています。

このガイドラインに沿って関係を断ったというだけの可能性はあります。

ある告発者は、山根会長のパワハラについて「反社会勢力的なやり方で」と説明をしています。

会長選の際も、別の立候補者を裏側で暴力を振るい蹴落としたとも証言しています。

会長のパワハラの背後に、反社会的勢力の影があって、周囲はあえて口にしませんが薄々気づいていて、それを恐れて誰も立ち上がることが出来なかったとしたら、何十年も声を上げずに山根会長のやり方に組してきたことの理由にはなりそうです。

告発者側は、この一連の山根会長の「生出演激白」を受けてか、このように発表しています。

 

2018年8月8日に
不正判定について新証拠を出す
会見で大きな爆弾を落とす

 

これまで態度保留にしていた全国の別の誰かから、新たな映像などの情報提供があったのかもしれません。

この爆弾に対して、山根会長が「知らん」というのか、沈黙してしまうのか、反応に注視したいところです。

前項でも述べたように、この問題で最も被害を被っているのはアマチュアボクサーたちです。

山根会長は「喧嘩腰」で受けて立つことはやめて、双方がみえるところできちんと話し合うことが大事なのではないでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

関連記事を紹介させていただきます。

 

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