呉市の土石流の恐怖は続く。砂防ダムの破壊は予測不可能。河川、ため池決壊、土石流の恐怖。線状降水帯による西日本豪雨被害はまだ継続している。

呉市の土石流の恐怖は続く。砂防ダムの破壊は予測不可能。河川、ため池決壊、土石流の恐怖。線状降水帯による西日本豪雨被害はまだ継続している。

線状降水帯の恐怖

 

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)は降水図をみると、線状降水帯により長期間に渡る豪雨が降り続けました。

気象庁からは「未曽有の豪雨が襲います」と警告を発していましたが、まさかここまでの被害を出すことになることを、誰が予測できていたでしょうか。

そして備えをできていたのでしょうか。

予報はできても、被害の予測ができても、「自分たちに影響はないのでは?」という気持ちがあると、一瞬で災害に飲み込まれ生命を落としてしまうことを今回の豪雨が教えてくれました。

 

image:情報ライブミヤネ屋より(以下同)

 

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河川決壊と土石流の恐怖

 

 

河川の決壊と押し寄せる水は民家の1階を押し流していきました。

 

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崩壊する山の様子が撮影されていました。

 

土石流が過ぎ去ったあと、自動車はここまで土砂に飲み込まれてしまいました。

 

転がってきた岩石があまりに巨大で、民家はたちまち破壊されてしまいました。

 

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豪雨が過ぎ去っても続く警戒

 

 

広島県呉市も豪雨にみまわれました。

道路が寸断され、陸の孤島となってしまいました。

 

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呉市の山沿いで大きな土石流の被害がありました。

2018年7月13日、豪雨が終わった後ですが、天応寺区全域に避難指示が出ています。

赤丸の部分に再度の土石流の可能性があるということでした。

 

ここは一度土石流があった部分ですが、土砂ダム(土砂によって水や土砂がせき止められている状態)のようになっていたものがさらに決壊して流れ落ちてくる可能性があるということで、避難指示を出しました。

 

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小学校へ続々と避難が続いています。

家を破壊され疲れ果て、30度を超える炎天下の中でも、避難をしなければなりません。

 

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ため池周辺でも続く避難指示

 

広島県のため池は約2万か所と全国2位の多さです。

増水により、いつあふれ出してもおかしくはないという状況がしばらくは続きます。

そのため、空振りに終わったとしても、避難指示は出さざるを得ないということです。

 

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想定できなかった砂防ダムの決壊

 

これは決壊前の砂防ダムです。

 

砂防ダムとは、山から砂や岩石が街へ転がってくることを防ぐための分厚いコンクリート製のダムのことです。

 

山から押し寄せる土石流によって砂防ダムが破壊され、山肌をつたって土石流が民家を押しつぶしました。

大きな岩石も容赦なく押し寄せました。

同じ場所とは思えないほどに、土石流によって全てが破壊され、押し流されています。

 

砂防ダムの決壊後、大きく山肌が露出しています。

 

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やっと回復した上水道

 

 

避難されている方々が口にされるのは、「水が欲しい」「トイレを流せない」といった声です。

水道管の割れやズレが無いかを確認でき次第、地区ごとに上水道は復旧を急がれました。

しかし、下水道が無ければ流したあとの水の行き場がありません。

下水道管もひび割れやズレの確認をして、順次復旧をするそうですが、それまでは下水道には流さないようにしないと、割れたところからあふれ出してしまうということが考えられるそうです。

 

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西日本豪雨の被害状況

 

平成最悪の被害と言われる西日本豪雨(平成30年7月豪雨)。

2018年7月13日時点での死者、行方不明者は以下のようになっています。

 

  死者 行方不明者
広島県 83人 37人
岡山県 59人 26人
愛媛県 26人 2人
京都府 5人  
福岡県 3人  
山口県

3人

 
高知県 2人 1人
兵庫県 2人  
佐賀県 2人  
鹿児島県 2人  
岐阜県 1人  
滋賀県 1人  
奈良県   1人
大阪府   1人
190人 65人

 

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まとめ

 

豪雨が去った後も警戒が続いています。

現地の皆さんは愛する家族を亡くされ、家屋を破壊され、簡単にお察しいたしますなどという言葉すらはばかれる状況です。

僕たちはこの災害をまだ経験と言ってしまうことは難しいのかもしれません。

しかし災害大国日本です。

明日は我が身と心がけ日頃からの備えをしておくようにしましょう。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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