乙武さんのチャレンジ
image:ワイドナショー
乙武さんが義足にチャレンジしています。
松本人志と肩を組みたいというのがひとまずの目標です。
ロボット義足SHOEBILL(シュービル)はどんな義足なのでしょうか?
乙武さんの身体を支えることはできたのでしょうか?
その様子が2018年11月18日のワイドナショーで放送されました。
乙武さんと言えば、不倫、離婚、旺盛な性欲と過去に培ってきたキャラクターとはうってかわったダーティな報道で、特にネットではすっかり嫌われ者になってしまいました。
それでも乙武さんの負けない力が誰かを励まし続けているという存在には変わりありません。
今回の記事ではダーティな裏側よりもその存在を最大限に使ったチャレンジにスポットを当てたいと思います。
再チャレンジの開始
image:ワイドナショー
幼稚園ぐらいのときだから
5歳とか6歳とかぐらいのときには
やってたんですよ
義足も義手も
どっちもうまくいかなくて
2、3年ぐらいでやめちゃったんですよね
義足を諦めた時のことについてそう語った乙武さん。
幼い時に諦めて以来、30年以上も車椅子で生活をしていました。
2017年12月に義足の再チャレンジが始まりました。
いきなり膝をつけると一気に身長が高くなって竹馬に乗るような感覚になるため、まずはソケットの下に足だけをつけて練習を積むことになりました。
image:ワイドナショー
「足がある感覚」を身につけることからということですね。
時間を掛けて少しずつ高くしていくことになります。
はじめはバランスが取れません。
一歩でも前に進むことは無理です。
それでも少しずつ、歩行の練習を積んでいきました。
2018年2月、手を離して少しだけ歩くことができました。
この笑顔です。
image:ワイドナショー
座った姿勢から二足歩行をするというのはハードルが高いそうです。
なぜなら、30年以上の間車椅子に座った状態=L字型の状態で生活をしていたために間接が固まっており、真っすぐにしようとするとついL字型に戻そうとしてしまうらしいです。
関節の固さもそうですが、脳がいちばん安定できる姿勢に戻そうとするということなのかもしれませんね。
両足とも無い人が両足義足にするケースはかなり珍しいため、乙武さんはかなりのチャレンジをしているということがお分かりになるのではないでしょうか。
膝関節が付いてからの苦闘
image:ワイドナショー
2018年6月、練習開始から半年。
義足の高さが確実に高くなっていました。
そこで最大のポイントである、「膝関節」の装着に挑みます。
image:ワイドナショー
この義足チャレンジはソニーの研究所が中心になって結成されたチームで取り組んでいるそうです。
膝関節がついた義足も最新の技術が取り入れられています。
ロボット義足「SHOEBILL」(シュービル)を採用しています。
Xiborgとソニーコンピュータサイエンス研究所らが手掛けるモーター搭載の最新義足です。
膝関節にはモーターが内蔵されており、この力を借りて膝の曲げ伸ばしが可能になります。
image:ワイドナショー
膝が無い状態に比べて重量が全く変わってしまうため、「絶対に無理」だと感じたそうです。
モーター付きの足は全体で1本が10キロ程度、普通のひとの足と同じくらいの重さがあるそうです。
乙武さんが「曲げたい」と思って曲げているわけではありません。
膝がついた長く重たい竹馬を少しだけ残っている太ももと全身で持ち上げて歩いている状態なので、簡単なことではありません。
image:ワイドナショー
履いて歩くだけで筋トレ
こんなふうに感覚を説明していることでも、その苦労が伝わりますね。
1年の成果は?
image:ワイドナショー
2018年11月。
練習開始からおよそ1年。
その成果は…
image:ワイドナショー
一人で歩いています!
すこしずつ、ヨタヨタですが、それでも一歩ずつ歩きました。
歩行距離は7m30cm。
わずかに感じますが、大きな前進です。
この日、お母さんも呼んだそうですが、お母さん。なんと上海ガニを食べに行く日だからと断ったそうです。
二本足より六本足を選んだと(笑)
お母さんも照れ臭かったのかもしれませんね。
乙武さんは歩行している動画をお母さんに送ったそうです。
僕自身が歩けたっていう喜びよりも
歩けた動画を母に送ったんですよ
母が感動していて
それをみたときに
僕も改めて感動した
子どものころから苦労し続けたお母さんが、一番感動したのではないでしょうか。
一度は諦めてしまった義足にまたチャレンジしている姿に感動したのでは。
やりたかった松本人志との肩組み
image:ワイドナショー
スタジオで義足をつけて立ち上がります。
竹馬に乗って踏ん張っている感じがまだまだ拭えませんが、それでも160cmに伸びた乙武さんです。
隣に長年連れ添ってもらっている電動車椅子が置かれている姿がこの進歩の象徴にみえます。
松ちゃんは
うれしい
目線もあった
これまで触れることが無かったから
始めて体温が伝わった
そう話していました。
感動している自分を誤魔化すことも忘れません。
image:ワイドナショー
手も足もついたらチ〇チ〇切ってしまいましょうね
と毒ずきました。
もちろんこれは松本人志流の最大限のエール。
乙武さんはもちろん、苦笑いでしたが。
脳の命令に応じて手が動かせる義手も開発されているらしいので、そうした義手にもチャレンジしていきたいそうです。
乙武さんという著名人がその実験台となって、世の中に広めていく役割を担っていくことに意義があるでしょう。
自分にもできるかな?
と思えるひとが一人でも増えたら
乙武さんのチャレンジはきっとこの想いが一番大きいのでしょう。
椅子から自分で立ち上がったり、階段を昇り降りしたり、そうした目標があるそうです。
そこからすれば、立っているのが精一杯で、目標の1/10に満たない段階だそうです。これから努力が続いていくのでしょうね。
チームからは「2020年の聖火ランナーをやれ」と言われているそうです。
image:athletic-sportif.com
もちろん冗談半分でしょうけど、乙武さんの人間の価値を考えるとあり得ない話でも無いと思います。
聖火ランナーは200m走るそうなので、あと193m走れるようなればいいそうです。
それできたら、確かにインパクトでかいですよね(^^;;
きっと勇気づけられるひとが沢山いるはずです。
まとめ
image:ワイドナショー
一番やりたいことは
これをはいて
週刊誌の目を欺くこと
しっかり憎まれ口を叩いて、散々追い回した週刊誌をけん制することも忘れませんでした。
image:ワイドナショー
いつか2人で歩いて風俗いきましょう
松本人志もゲスいオチをぶっこむことを忘れません。
僕らは乙武さんが著書で有名になって以来「頑張っている障がい者」のイメージを押し付けてきましたが、彼自身はそんな押しつけを跳ねのけて生きてきたのでしょう。
もちろん浮気はいけないし、傷ついた方もいるでしょう。
そのことは弁解の余地は無い。
それでも周囲が求める「頑張っている乙武さん」のままだったら、僕は彼に魅力を感じなかったでしょう。
これからも散々叩かれるのかもしれませんが、そんな彼に直に接している松本人志が乙武さんを全力で応援し続けていることが、もしかしたらマスメディアによってマスキングされている真実の一端なのかもしれませんよね。
手足が無くても泥臭くもがいてるやつが一番カッコいい。
いつも見せられている報道や映像の裏にある本質に目を向け続けたいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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