桃田賢斗が違法賭博の出場停止処分から復帰し1年で276位を駆け上がり世界選手権優勝!世界ランク3位の中国石宇奇を49分ストレートで圧倒。ヘアピンキレキレ。

桃田賢斗が違法賭博の出場停止処分から復帰し1年で276位を駆け上がり世界選手権優勝!世界ランク3位の中国石宇奇を49分ストレートで圧倒。ヘアピンキレキレ。

桃田賢斗がついに世界選手権優勝!

 


image:au Webポータル

 

違法賭博による出場停止処分で公式試合は1年のブランクがあった桃田。

2017年5月に試合に復帰してから、まさに大躍進を続けていたことは、BuzFixでも取り上げていました。

復帰戦で早々に日本ランキングサーキット大会で優勝。

7月にカナダオープンで国際大会に復帰し準優勝。

その後5大会連続優勝という快挙の後、2018年4月にアジア選手権も優勝。

文句のつけようが無い実績を引っ提げ、世界選手権に出場を決めました。

 

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前回記事では、桃田が起こした不祥事と、この1年でそう成長を遂げたかにフォーカスしました。

そして得意のヘアピンをバシバシと決めて、1回戦突破!

そこで終わっていました。

 

その桃田賢斗がついに世界選手権優勝を手中に収めました!

日本人初の快挙です。

不祥事で出場停止だけでも凹みそうなのに、その後の1年ブランクから復活して、ここまで一気に駆け上がれる男もなかなかいないでしょう。

それだけ彼はハートが強かったし、心身ともに成長を遂げていたことの証と言えます。

 

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決勝は世界ランク3位の強豪

 


image:Yahoo!ニュース

 

桃田賢斗(23歳)の決勝戦の相手は、世界ランク3位、中国の石宇奇でした。

かなりの強敵のはずでしたが、なんと2-0で下し圧勝してしまいました。

第1ゲームは21-11と先取。

第2ゲームも勢いのまま21-13とあっさり連取して優勝を決めました。

本当に凄い!

 

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バドミントン王国の中国で、石宇奇はまさにエースにのし上がっていました。

桃田が出場停止になる前までは、ベテランの林丹(リン・ダン)、シン龍(チェン・ロン)がトップ選手でした。

桃田が国際大会が姿を消している間に中国では一気に世代交代が進み、石宇奇がエースに成長していました。

石宇奇は今大会、2人の先輩と対戦しています。

かつてのエース、林丹を3回戦で圧倒

準決勝でシン龍を撃破し、不動のエースの実力を存分に見せつけていました。

 

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石宇奇は22歳で、桃田より2歳年下でありながら、世界3位を獲得しています。

桃田もかつて、世界2位まで上りましたが、闇カジノ店での違法賭博が発覚して無期限出場停止処分。

世界ランクを大きく落としていました。

その間に世界ランクを駆け上がっていく同世代の中国の若者に、桃田は日本でどんな視線を向けていたのでしょう。

そんな中国の不動のエースとなったはずの石宇奇を圧倒したということが、いかに凄いことかは、もうお分かりいただけたのではないでしょうか。

しかも試合会場は中国・南京と、完全にアウェー。

運ではなく、技術面、精神面でも完全に上回れなければこれだけの成果は出せなかったでしょう。

 

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桃田賢斗の強さは?

 

image:グッド!モーニングより

ヘアピンの精度の高さ、全体を通しての試合の流れを掴むことのうまさが光っていると感じます。

 

僕はとにかく彼のヘアピンが好きなので、前回も記事で説明しましたが、また別アングルで説明してしまいます。

コートに入ってきたシャトルを、このようにラケットで下から擦り上げるように打ち上げます。

 

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ラケットのスイングの速さに対して、シャトルが減速しているのがわかります。

対戦相手はこのギャップで対応が遅れます。

 

シャトルは回転しながら相手コートのラインそばにポトリと落ちます。

 

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しかし、こうした技術はそれは以前から持っていた彼の能力。

無期限出場停止から復帰していこう、さらにヘアピンの精度が高まり、コンディションも良くなったように感じました。

常に笑顔がはじけていて、世界選手権だというのに、バドミントンを心から楽しんでいるようでした。

無期限出場停止の間、NTT東日本でサラリーマンをしながら、ボランティアで子供たちにバドミントンを教えていました。

そして苦手な筋トレに励みました。

傲慢だった過去の自分と決別し、謙虚さとバドミントンへの一途さを得た桃田は、スポーツマンとしてさらに1段高いところへ登っていたようです。

 

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まとめ

 


image:au Webポータル

 

実は日本人として、オリンピックと世界選手権、どちらも日本人男子が世界一になったことはありませんでした。

桃田がその快挙を初めて成し遂げた男になったということです。

この優勝は、もっともっと評価されるべきだと思います。

 

2017年7月にカナダオープンで国際大会に復帰したころは、282位から再スタートしました。

かつては世界2位につけた男が、まさにここからバドミントン人生の再スタートを切ったのです。

そこから連戦連勝を重ね、2018年の世界選手権前には世界6位にまで上げていました。

上位ランカーに勝てば一気に上がるとはいえ、ブランクをものともせずたった1年で276位を駆け上がったことは、大きな挫折に負けないハートの強さ、バドミントンへの情熱、たゆまぬ努力のたまものです。

彼は天才なのかもしれません。

しかし天才でも挫折に負ければ、そこまで。

桃田は大きな挫折をものともせず、不死鳥のように舞い戻ってみせました。

スポーツの醍醐味のひとつは、この挫折から立ち上がるヒーローやヒロインたちに勇気を分けてもらえることでしょう。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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